PROGRAMプログラム

東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2014-

東京春祭チェンバー・オーケストラ
~トップ奏者たちが贈る《モーツァルト》

プログラム詳細

© 堀田力丸
■日時・会場
2014.3.21 [金・祝] 15:00開演(14:30開場)
※ この公演は終了いたしました。
東京文化会館 小ホール

■出演
東京春祭チェンバー・オーケストラ
 ヴァイオリン:堀 正文、伊藤亮太郎、漆原啓子 [インタビュー]、景山誠治、
        川田知子、小林美恵、島田真千子、瀬﨑明日香、玉井菜採
 ヴィオラ:大島 亮、篠﨑友美、馬渕昌子
 チェロ:上村 昇、上森祥平、遠藤真理
 コントラバス:池松 宏
 オーボエ:広田智之、鈴木純子
 ホルン:今井仁志、猶井正幸
ソプラノ:菅 英三子
合唱:東京オペラシンガーズ

■曲目
モーツァルト:
 カッサシオン ト長調 K.63 speaker.gif[試聴]
 モテット《踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ》K.165 speaker.gif[試聴]
 モテット《アヴェ・ヴェルム・コルプス》K.618 speaker.gif[試聴]
 モテット《天主の御母なるマリア》K.273 speaker.gif[試聴]
 ディヴェルティメント 第17番 ニ長調 K.334 speaker.gif[試聴]
[アンコール]
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第23番 K.590より

【試聴について】
speaker.gif[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、
プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。
ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。


出演者

ヴァイオリン:堀 正文 Masafumi Hori 1974年よりダルムシュタット国立歌劇場管弦楽団の第1コンサートマスターに就任。1979年NHK交響楽団にコンサートマスターとして入団。現在、ソロ・コンサートマスターとしての重責を果たすとともに、数多くのソロリサイタル、N響室内合奏団を始めとする室内楽に幅広く活躍している。またN響での功績に対して有馬賞を受賞している。演奏活動の傍ら、▼続きを見る ジュネーヴ国際音楽コンクール等の審査員を務め、また桐朋学園大学等で後進の指導にもあたっている。

© 青柳 聡 ▲プロフィールを閉じる

ヴァイオリン:堀 正文 Masafumi Hori

ヴァイオリン:伊藤亮太郎 Ryotaro Ito 桐朋学園ソリスト・ディプロマコース修了。1989年、高校1年生にして日本音楽コンクール・ヴァイオリン部門第1位、あわせて黒柳賞、レウカディア賞を受賞。奨学金を得てアスペン国際音楽祭でドロシー・ディレイ女史に師事。
1992年、第1回フォーバルスカラシップ・ストラディヴァリウス・コンクール優勝。▼続きを見る 1993年マリア・カナルス・バルセロナ国際音楽演奏コンクール第2位。1994年チャイコフスキー国際コンクールでディプロマ賞受賞。ロンドンに留学し、ロンドン、アムステルダム等でリサイタルを行う。日中文化交流コンサートのソリストとして中国にて公演。1997年ストリング・クァルテット「ARCO」を結成、第1ヴァイオリン奏者として室内楽の分野でも活躍。2000年秋には、ビクターエンタテインメントより『アンダンテ・カンタービレ』をリリース。2002年サントリーホールでリサイタルを開催し、国内外の高い評価を得る。
これまでにソリストとしてローザンヌ室内管弦楽団、東京交響楽団、札幌交響楽団と共演する他、JTアートホール室内楽シリーズ、宮崎国際音楽祭、北九州国際音楽祭、倉敷音楽祭、イシハラリリックアンサンブル、水戸室内管弦楽団等、多くの演奏会に出演し、多彩なアーティトと共演。1999年よりサイトウ・キネン・オーケストラに参加。ヴァイオリンを江藤俊哉、澤和樹、堀正文、ベラ・カトーナ、ジョルジュ・パウクの各氏に、室内楽をアイザック・スターン、東京クァルテット、山崎伸子、原田幸一郎、高関健の各氏に師事。
2005年6月、札幌交響楽団コンサートマスターに就任。これまでに札幌交響楽団演奏会で、メンデルスゾーン《ヴァイオリン協奏曲》、武満徹《ノスタルジア》のソリストも務め、2009年2月の定期演奏会ではプロコフィエフ《ヴァイオリン協奏曲第2番》を尾高忠明指揮で熱演。札幌交響楽団以外にも、ソロ、室内楽、ゲストコンサートマスター等、多方面で活躍を続けている。

© Masahide Sato ▲プロフィールを閉じる

ヴァイオリン:伊藤亮太郎 Ryotaro Ito

ヴァイオリン:漆原啓子 Keiko Urushihara 1981年、東京藝術大学附属高校在学中に、第8回ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールにおいて最年少18歳、日本人初の優勝と6つの副賞を受賞した。その翌年、東京藝術大学入学と同時に本格的演奏活動を開始。1986年ハレー・ストリング・クァルテットとして民音コンクール室内楽部門で優勝並びに齋藤秀雄賞を受賞。これまで、国内外での演奏旅行、TV出演、海外主要音楽祭、 ▼続きを見る マスタークラス等に多数出演。国内では特に木曽音楽祭、宮崎国際音楽祭等に毎年出演している。また、ウラディーミル・スピヴァコフ、エルヴィン・ルカーチ、イルジー・ビエロフラーヴェク、フェルディナント・ライトナー、ハインリヒ・シフ等の指揮者や、ハンガリー国立交響楽団、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン放送交響楽団等のオーケストラと共演し、賛辞を浴びた。日本国内の主要オーケストラとの共演の他、リサイタル、室内楽でも高い評価を得ている。2011年にデビュー30周年を迎え、自身初となるJ.S.バッハの無伴奏録音を日本アコースティックレコーズよりリリース。「レコード芸術」特選盤に選ばれた。各地で30周年を記念したリサイタルや室内楽の公演に出演し、10月に行われた浜離宮朝日ホールでのリサイタル(共演:小林道夫/オール・バッハ・プログラム)は特に高く評価された。2012年「東京・春・音楽祭」では、ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタを一日で全曲演奏。各方面より注目を浴びた。なお、新譜CDは、10月に『チャイコフスキー&アレンスキー:ピアノ三重奏曲』をリリースの予定。期待が高まっている。常に第一線で活躍を続け、安定した高水準の演奏は音楽ファンのみならず、指揮者、オーケストラ・メンバー等の音楽家の間でも非常に高い信頼を得ている。東京藝術大学を経て、現在は国立音楽大学客員教授、桐朋学園大学特任講師として後進の指導にも力を注いでいる。

© 篠原栄治 ▲プロフィールを閉じる

ヴァイオリン:漆原啓子 Keiko Urushihara

ヴァイオリン:景山誠治 Seiji Kageyama 東京藝術大学首席卒業。 全日本学生音楽コンクール小学校の部、中学校の部で、全国第1位。高校在学中に日本音楽コンクール入賞、松下賞受賞。1980年、霧島国際音楽祭賞受賞、民音コンクール室内楽部門第2位、斉藤秀雄賞受賞。1981年ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール入賞。1984年ロン=ティボー国際コンクール最高位受賞とともに3つの特別賞を獲得し、▼続きを見る以来ヨーロッパ各地で活躍。
1989年シャウシュピールハウス(ベルリン)でのリサイタルは絶賛され、ワイマール、アイゼナハ等、8都市のオーケストラと共演。1992年ベルリン・コーミッシェ・オーパー管弦楽団にソリストとして招聘され、ミュンヘン、ライプツィヒにてリサイタルを行った。1995年、国際交流基金の派遣により中南米諸国にてリサイタル、またベネズエラ国立シモン・ボリバル・ユース管弦楽団と共演。1996年『華麗なるポロネーズ』でCDデビュー。2009年6月、浜離宮朝日ホールでリサイタル開催。セカンド・アルバム『ガルシア・ロルカの思い出に』(フォンテック)リリース。2011年1月、韓国プサン・フィルハーモニー交響楽団と共演(釜山、福岡)。
ソリスト、室内楽奏者として活躍する他、霧島国際音楽祭マスターコース講師及び同音楽祭企画委員を務めた。桐朋学園大学教授。

© 尾形正茂 ▲プロフィールを閉じる

ヴァイオリン:景山誠治 Seiji Kageyama

ヴァイオリン:川田知子 Tomoko Kawada 東京都生まれ。4歳よりヴァイオリンを始め、東京藝術大学附属高等学校を経て、東京藝術大学に入学。在学中の1989年に奨学金を得て、アスペン音楽祭に参加。同年、第36回パガニーニ国際コンクール入賞。1990年、アラスカ・アンカレッジ音楽祭に東京チェンバー・ソロイスツのメンバーとして招かれる一方、イタリア、シエナのキジアーナ音楽院室内楽サマー・コースに参加。▼続きを見る ディプロマ名誉賞受賞。
1991年、東京藝術大学を首席で卒業。同年、第5回ルートヴィヒ・シュポア国際ヴァイオリン・コンクールで優勝。1992年1月、NHK交響楽団と共演。バルセロナ市立管弦楽団、サンクトペテルブルク交響楽団、モスクワ・フィルハーモニー交響楽団等の日本公演にソリストとして起用され、好評を博す。また1999年4月には、サンクトペテルブルク交響楽団の定期演奏会に招待され、大成功を収めて絶賛される。
2002年、デビュー10周年を迎え、札幌及びトッパンホール(東京)で演奏会を開く。徹頭徹尾一時も欠かさない集中力でイザイの《無伴奏ヴァイオリン・ソナタ》全6曲を見事に弾き切り、大絶賛を浴びる。2003年4月、永野英樹のピアノでCD『オペラ座のヴァイオリン弾き』がトライエムから発売。9、10月には、平成15年度国際交流基金・日本文化紹介派遣事業でトルコ及びエジプトでリサイタルを行う。また同年、第33回エクソンモービル音楽賞・洋楽部門奨励賞を受賞。毎年、宮崎国際音楽祭に招かれており、2006年5月は武満徹の室内楽演奏会にも出演。チェンバロの中野振一郎とのデュオも好評を博している。2007年、ブダペストでピアノのイェヌー・ヤンドゥーとデュオ演奏会を行い、大成功を収めた。
マイスター・ミュージックより『小林道夫の芸術Ⅲ~モーツァルトのピアノとヴァイオリンのためのソナタ』、『ヴィターリ:シャコンヌ』(ヴァイオリン作品集)、中野振一郎とのデュオを含め4 枚のCDが発売されている。 音楽的にもますます円熟味を増し、幅広い分野での活躍が注目を集めている。
これまでに、小林武史、澤和樹、田中千香士、原田幸一郎、堀正文、ヴォルフガング・マーシュナーの各氏に師事。

© Junichi Ohno ▲プロフィールを閉じる

ヴァイオリン:川田知子 Tomoko Kawada

ヴァイオリン:小林美恵 Mie Kobayashi 東京藝術大学附属高校を経て、同大学を首席で卒業。在学中に安宅賞、福島賞を受賞。1983年第52回日本音楽コンクール第2位。1984年海外派遣コンクール河合賞受賞。1988年にはシュポア国際ヴァイオリン・コンクール第2位、あわせてソナタ賞を受賞。
1990年、ロン=ティボー国際コンクールヴァイオリン部門で日本人として初めて優勝。▼続きを見る 以来、国内外で本格的な活動を開始する。これまでに、NHK交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、読売日本交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、アンサンブル金沢等の国内の主要オーケストラ、ハンガリー国立交響楽団、プラハ交響楽団のソリスト として、充実した演奏を高く評価される。また、静岡のAOI・レジデンス・クヮルテットのメンバーをはじめ、数多くの共演者と室内楽の分野においても活動 を広げ、軽井沢国際音楽祭に毎年出演するなど音楽祭にも積極的に参加している。
CDは『プレイズ・クライスラー』、パスカル・ロジェとのデュオ『フォーレ』『ラヴェル&エネスコ ヴァイオリン・ソナタ集』、ツィゴイネルワイゼンなどを収録した『ヴァイオリン名曲集』など多数リリース。
2010年、デビュー20周年をむかえ、紀尾井ホールで記念リサイタルを好演、同年ロン=ティボー国際コンクールのヴァイオリン部門の審査員として招かれた。2012年には、パキスタンで行われたパキスタン国交樹立60年の記念演奏会に出演。そのほか、フランス、イギリス、タイ、中国、韓国、ニュージーランド 等でも公演を行い、洗練され、しかもダイナミックに奏でられる重厚な演奏は、多くの聴衆を魅了した。 今後も、日本を代表するヴァイオリニストとしてリサイタル・室内楽、オーケストラとの共演など全国各地で公演が予定されている。現在、昭和音楽大学教授。

© 武藤 章 ▲プロフィールを閉じる

ヴァイオリン:小林美恵 Mie Kobayashi

ヴァイオリン:島田真千子 Machiko Shimada 東京藝術大学附属音楽高等学校を経て1998年東京藝術大学を首席で卒業、安宅賞受賞。2002年デトモルト音楽大学を最優秀の成績で卒業後、2005年には同大学院にてドイツ国家演奏家資格を取得。6年間ドイツに在住し、ヨーロッパ各地で研鑽を積む。第44回全日本学生音楽コンクール全国大会中学校の部第1位、第7回日本モーツァルト音楽コンクール第1位、第66回日本音楽コンクール▼続きを見る第2位、第45回パガニーニ国際コンクールで特別賞、第15回J.S.バッハ国際コンクール第5位。これまでに、アメリカ・アスペン音楽祭や宮崎国際音楽祭に参加、1998年から毎年サイトウ・キネン・フェスティバル松本に参加しており、2001/02年にはバッハ・プログラムにソリストとして出演、録音CDが発売されている。2000年東京文化会館、名古屋しらかわホールに於いて初リサイタルを開催し好評を博す。海外ではアムステルダム・コンセルトへボウホールやベルリン・コンツェルトハウスの室内楽シリーズ出演、ドイツやベルギーでのリサイタル、南米チリでの室内楽ツアー等に参加する等、様々な活動を続けている。2005年にドイツ留学から帰国後、国内ではソリストとしてリサイタル開催やオーケストラとの共演を重ねており、特に出身地の愛知県での活躍が認められ、2006年に愛知県芸術文化選奨文化賞、2009年には名古屋市芸術奨励賞を受賞した。2013年4月からセントラル愛知交響楽団客演ソロ・コンサートマスター、7月より水戸室内管弦楽団のメンバー。これまでに、久保田良作、山岡耕筰、田中千香士、マルコ・リッチの各氏等に師事、室内楽をアイザック・スターン、今井信子の両氏に師事。現在NPO法人イエロー・エンジェルより、G.B.ガダニーニが1769年に製作したヴァイオリンを貸与されている。

公式サイト http://www.machikoshimada.com

© Ai Ueda ▲プロフィールを閉じる

ヴァイオリン:島田真千子 Machiko Shimada

ヴァイオリン:瀬﨑明日香 Asuka Sezaki 東京藝術大学附属音楽高等学校を経て同大学を首席卒業。福島賞、NTTドコモ賞受賞。安田生命クオリティオブライフ文化財団の奨学生、文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリ国立高等音楽院大学院で研鑽を積む。これまでに富川歓、三上徹、田中千香士、景山誠治、堀正文、レジス・パスキエ、ジャン・ジャック・カントロフ、クリスティアン・イヴァルディ各氏に師事。
▼続きを見る 1993年宝塚ベガ音楽コンクール第1位及び特別賞、1995年日本音楽コンクール第1位、レウカディア賞、黒柳賞、鷲見賞受賞。レオポルド・モーツァルト国際コンクール第3位、1996年ヴィエニアフスキ国際コンクール第4位、千葉市文化功労賞受賞。2003年トリエステ国際室内楽コンクール最高位受賞、バルドヴィーノ賞受賞。ラヴェル賞。2005年フォーバルスカラシップ・ストラディヴァリウスコンクール優勝、1697年製“レインヴィル”を2年間貸与。2007年青山音楽財団よりバロックザール賞受賞。
1992年日本演奏連盟主催「演連コンサート」にてパガニーニの24のカプリース全曲初リサイタル。アメックス主催のリサイタルをサントリー、カザルスホールで開催。これまでに東京都交響楽団、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、セントラル愛知愛知、大阪シンフォニカー交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、N響室内合奏団、ミュンヘン放送響、ポズナン響、パリ音楽院新管弦楽団、ブルターニュ管弦楽団等と共演。アメリカ、ヨーロッパ各地でコンサートを行う。フランスの音楽祭にてジャン・クロード・ペヌティエ、タッソ・アダモプロス、レジス・パスキエ氏と共演。Radio Classique(フランス)、SRG SSR(スイス)、Mezzo(ヨーロッパケーブルTV)、RAI(イタリア)等に出演。
2005年末日本に帰国し、意欲的にソロ、室内楽、オーケストラとの共演等で活動を再開する。2006年都民芸術フェスティバルに出演、トッパンホール・エスポワールシリーズリサイタルイザイ無伴奏ヴァイオリンソナタ全曲、東京文化会館労音主催Do One’s Bestリサイタル等を開催。NHK-FM名曲リサイタル、FM軽井沢、FM川崎、千葉TV、TUF福島、NHK名古屋等に出演。
ALMコジマ録音よりイザイ無伴奏ソナタ全曲のCDを2007年4月に初リリース(レコード芸術特選)。スペシャルオリンピックスのコバケン(小林研一郎)とその仲間達オーケストラのコンサートミストレスを務めるなど、チャリティー、アウトリーチ等の活動も積極的に行う。 ▲プロフィールを閉じる

ヴァイオリン:瀬﨑明日香 Asuka Sezaki

ヴァイオリン:玉井菜採 Natsumi Tamai 京都府生まれ。4歳よりヴァイオリンを始め、東儀祐二、小国英樹、久保田良作、立田あづさの各氏に師事。
桐朋学園大学在学中にプラハの春国際コンクール・ヴァイオリン部門で優勝。卒業後、アムステルダム・スヴェーリンク音楽院でH.クレバース、ミュンヘン音楽大学マイスタークラスにて▼続きを見る A.チュマチェンコに師事。この間、J.S.バッハ国際コンクール最高位をはじめ、エリザベート王妃国際音楽コンクール、シベリウス国際ヴァイオリン・コンクール等、数々のコンクールに優勝、入賞。2002年(平成14年度)文化庁芸術祭新人賞、2008年(平成20年度)京都府文化賞奨励賞を受賞。
これまでに、ロシア・ナショナル管弦楽団、ベルギー放送交響楽団、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団、NHK交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団等、国内外のオーケストラと共演。ヨーロッパ各地や国内でソリスト、室内楽奏者として活躍している。紀尾井シンフォニエッタ東京、東京クライス・アンサンブル、アンサンブルofトウキョウ等のメンバー。「古典の日」イメージキャラクター、びわこミュージックハーベスト・コーディネーター。
現在、東京藝術大学准教授。使用楽器は東京藝術大学所蔵Stradivarius「Ex Park」(1717年)。

© 尾形正茂 ▲プロフィールを閉じる

ヴァイオリン:玉井菜採 Natsumi Tamai

ヴィオラ:大島 亮 Ryo Oshima 桐朋学園大学研究科修了。岡田伸夫氏に師事。
第11回コンセール・マロニエ21第1位、第7回東京音楽コンクール第1位、第42回マルクノイキルヘン国際コンクールディプロマ賞受賞。
ヴィオラスペース、水戸室内管弦楽団、サイトウ・キネン・オーケストラなどに出演。
▼続きを見る 室内楽では今井信子、原田禎夫、各氏等と、ソリストとして東京都交響楽団、九州交響楽団と共演。 読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団等に首席奏者として客演するほか、室内楽奏者としても積極的に活動している。

© 大窪道治 ▲プロフィールを閉じる

ヴィオラ:大島 亮 Ryo Oshima

ヴィオラ:篠﨑友美 Viola:Tomomi Shinozaki 桐朋女子高等学校音楽科を経て、1995年、桐朋学園大学を首席で卒業。1992年、東京国際音楽コンクール室内楽部門で齋藤秀雄賞を受賞。1994年ライオネル・ターティス国際ヴィオラ・コンクールで特別賞を受賞。1997年ミュンヘン国際音楽コンクール第3位入賞。ソリスト、室内楽奏者として幅広く活躍し、霧島国際音楽祭、宮崎国際音楽祭、木曽音楽祭、北九州国際音楽祭等、▼続きを見る 国内外のフェスティバルに数多く出演。紀尾井シンフォニエッタ東京、サイトウ・キネン・オーケストラ、ジャパン・チェンバー・オーケストラ等のメンバーとしても活躍している。
新日本フィルハーモニー交響楽団首席ヴィオラ奏者。
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ヴィオラ:篠﨑友美 Viola:Tomomi Shinozaki

ヴィオラ:馬渕昌子 Shoko Mabuchi 桐朋学園大学及び、パリ国立高等音楽院の大学院、卒業。第2回パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール第3位及び特別賞受賞。第3回国民文化祭inひょうご新人音楽コンクール第1位。松尾学術振興財団室内楽コンクール第1位。第5回宝塚ベガホール音楽コンクール弦楽器部門入賞。1992年、東京国際音楽コンクール室内楽部門第2位及びアサヒビール賞受賞。1993年、▼続きを見る ミュンヘン国際音楽コンクールヴィオラ部門第3位(1位なし)。これまでに霧島音楽祭、倉敷音楽祭、フィンランド・クフモ音楽祭、イタリア・ドロミテ音楽祭等に出演。現在、国内外でソロ、室内楽を中心に主要オーケストラの客演首席としても活躍中。紀尾井シンフォニエッタ東京、トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ(首席)、いずみシンフォニエッタ大阪、アンサンブル・ベガ、サイトウ・キネン・オーケストラ、ヴィルタス・クァルテットのメンバー。『馬渕昌子ヴィオラリサイタル』ソロCDがロンドミュージックレーベルよりリリースされている。 ▲プロフィールを閉じる

ヴィオラ:馬渕昌子 Shoko Mabuchi

チェロ:上村 昇 Noboru Kamimura 1975年、京都市立芸術大学卒業。黒沼俊夫氏に師事。1976年、第23回文化放送音楽賞受賞。1977年、第2回京都市芸術新人賞受賞。第46回日本音楽コンクール第1位入賞。海外派遣コンクール松下賞受賞。1979年、京都・東京においてデビュー・リサイタルを行う。ジュリアード音楽院のハーヴィー・シャピロ教授に師事。第6回カサド国際チェロ・コンクール第1位(イタリア)。▼続きを見るジュネーブにて、巨匠ピエール・フルニエ氏に師事するかたわら、スイス、イタリア、フランスの諸都市でオーケストラとの共演のほか、室内楽でも活躍。1981年、帰国。リサイタル、協奏曲、室内楽に本格的な演奏活動を開始する。83年、第1回京都府文化賞新人賞受賞。1986年、清水和音のピアノによる『フランクのチェロソナタ』(RVC)でレコード・デビュー。東京・京都においてバッハ無伴奏チェロ組曲全曲演奏会を開催。90年、ウィーン・カンマー・フィルの日本公演ソリストとして出演。1991年、ノイマン指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団と、ドヴォルザークのチェロ協奏曲を共演。1992年、CD『バッハ・無伴奏チェロ組曲(全6曲)』(フォンテック)を発表。1993年、第5回飛騨古川町音楽大賞奨励賞受賞。プラハ交響楽団とドヴォルザークのチェロ協奏曲を共演。1994年、本名徹次指揮、新日本フィルハーモニー交響楽団との共演によるドヴォルザーク、シューマンのチェロ協奏曲のCD(フォンテック)を発表。1995年、ヤン・バネンカのピアノで、チェロ小品集のCD『ノータイトル』(フォンテック)を発表。97年、11月にCD『ブラームス/チェロソナタ』(フォンテック)を発表。1998年ABC国際音楽賞受賞。同年、京都府民ホール・アルティの開館10周年を記念し弦楽四重奏団(ヴァイオリン豊嶋泰嗣・矢部達哉・ヴィオラ川本嘉子)を結成。定期的に公演を行っている。2001年、第19回京都府文化賞功労賞受賞。
この間、NHK交響楽団はじめ、国内のほとんどのオーケストラからソリストとして招かれ共演している。又、各地でのリサイタルの他、室内楽の分野においても、ヴァイオリンのヨセフ・スーク、ピアノのヤン・パネンカ、クラリネットのペーター・シュミードル、メロス弦楽四重奏団、東京クヮルテットとの共演など、多彩な演奏活動を行い、ソリストとしての活躍はもちろん室内楽の分野においても国内外の著名なアーティストたちからの信頼も厚い。
現在、母校の京都市立芸術大学教授、桐朋学園大学特任教授として後進の指導にもあたっている。 ▲プロフィールを閉じる

チェロ:上村 昇 Noboru Kamimura

チェロ:上森祥平 Shohei Uwamori 東京藝術大学在学中に日本音楽コンクール第1位、及び「松下賞」受賞。「安宅賞」受賞。各地で開催されたデビューリサイタルでは、その高い表現力や表情豊かな包容力が誌上で高く評価された。1999年の宮崎国際室内楽音楽祭でアイザック・スターン、エマニュエル・アックス、ジュリアード・クァルテット等に師事。スターン自身の招きによって2000年に再び同音楽祭に出演。 ▼続きを見る この模様はNHK総合、BS他で繰り返し放送された。東京藝術大学でヨーヨー・マのマスタークラスを受講。2001年にベルリン芸術大学留学。2004年、J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲連続演奏会に出演し成功を収め、誌上では「無駄な音は一つもない。その響きは無類」と絶賛される。パブロ・カザルス国際チェロコンクール、エマニュエル・フォイアマン・グランプリ、セミファイナリスト。ベルリン・フィル定期演奏会にオーケストラの一員として出演の他、欧州各地で演奏活動の後、2005年ドイツ国家演奏家資格を取得し、ベルリン芸術大学を卒業。帰国後はソロ、室内楽、主要オーケストラの客演首席等で活躍する他、東京藝術大学において後進の育成に力を注ぐ。ドイツ三大Bチェロ作品全曲リサイタルシリーズでは、ベートーヴェン(2005年)、ブラームス(2006年)のソナタ、及びバッハ無伴奏チェロ組曲(2008年)を一夜で演奏し、成功を収めた。2008年「熱狂の日」音楽祭、東京のオペラの森、NHK-FM名曲リサイタル等に出演。また全国でバッハ無伴奏チェロ組曲全曲リサイタル(+6つの小品)を開催、大成功を収めた。この年よりバッハ無伴奏チェロ組曲全曲リサイタルをシリーズ化し、毎年開催する。小林研一郎、下野竜也らの指揮のもと、東京交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団、神戸市室内合奏団、藝大フィルハーモニア等と共演。アナ・チュマチェンコ、安永徹、玉井菜採、篠崎史紀、清水和音らと室内楽を共演。上村昇、河野文昭、藤森亮一、林裕らとチェロアンサンブルを結成。ヴォルフガング・ベッチャー、河野文昭、山崎伸子の各氏に師事。東京藝術大学非常勤講師。京都市芸術文化特別奨励者。

公式サイト http://www.uwamori.jp/

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チェロ:上森祥平 Shohei Uwamori

チェロ:遠藤真理 Mari Endo 2003年第72回日本音楽コンクールで第1位、2006年「プラハの春」国際コンクールにて第3位(1位なし)、2008年エンリコ・マイナルディ国際コンクールにて第2位。
神奈川県出身。東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学を首席にて卒業。臼井洋治、河野文昭、山崎伸子、藤森亮一、クレメンス・ハーゲンの各氏に師事。2005年より▼続きを見る明治安田クオリティオブライフ文化財団、2006年よりロームミュージックファンデーションの助成を得て、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽大学に留学。2007年マギスター課程を満場一致の最高点で卒業した。同年神奈川県より文化賞未来賞を受賞。2009年12月には齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞した。
2006年9月、紀尾井ホール、青葉台フィリアホールにてリサイタルデビュー。2007年、オーケストラ・アンサンブル金沢の国内ツアー、都民芸術フェスティバルに参加。これまでに、オーケストラ・アンサンブル金沢、大阪センチュリー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、札幌交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京都交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、山形交響楽団、広島交響楽団など国内の主要オーケストラに招かれ、円光寺雅彦、現田茂夫、小林研一郎、井上道義、金聖響、小松長生、飯森範親、ゲルハルト・ボッセ、ジャン・ピエール・ヴァレーズ、ルドヴィーク・モルローなど国内外で活躍する指揮者と共演。ドイツで行われたキームガウ春の音楽祭、神戸国際芸術祭では世界で活躍中の若手奏者を集めたアンサンブル・ラロとの共演、ザルツブルグにてザルツブルク・ゾリステンとも共演するなど、室内楽奏者としても活躍中。また、2009/10シーズンにはウィーン室内管弦楽団、プラハ交響楽団とも共演し、国内外のアーティストから高い評価を得る。
10年、NHK大河ドラマ「龍馬伝」の「龍馬伝紀行」(第三部)での音楽演奏を担当。同曲が収録された『Cello Melodies 龍馬伝紀行Ⅲ』(2010年9月)をはじめ3枚のソロ・アルバム、と川久保賜紀(ヴァイオリン)、三浦友理枝(ピアノ)とのトリオ・アルバム『RAVEL』がエイベックス・クラシックスよりリリースされている。
12年4月より、NHK-FMのクラシック音楽番組「きらクラ!」(毎週日曜日/全国放送)でパーソナリティを務めるなど活動の幅を広げ、その朗らかな語り口で、子供向けのコンサートにも力を注いでいる。

公式サイト http://endomari.com

© 中山かつみ ▲プロフィールを閉じる

チェロ:遠藤真理 Mari Endo

コントラバス:池松 宏 Hiroshi Ikematsu 1964年ブラジルに生まれる。19歳よりコントラバスを始め、故堤俊作氏に師事。桐朋学園大学卒業後、カナダの音楽祭に度々参加、ゲーリー・カー氏に師事。1989年NHK交響楽団に入団、1994年より同団首席奏者を務める傍ら、ソロや室内楽などでも幅広く活躍。またライブ活動も積極的に行い、ソロ・コントラバス、アンサンブル、サイレントベース5台による公演等、▼続きを見るクラシックの枠にとらわれない柔軟なアイディアとパフォーマンスで数多くの聴衆を魅了した。その他、倉敷音楽祭、宮崎国際音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、ドレスデン音楽祭、サイトウ・キネン・フェスティバル松本への参加、JTアートホール室内楽シリーズ、水戸室内管弦楽団などへの出演等、国内外の一流演奏家からの信頼も厚く、共演を希望する声は後を絶たない。レコーディングも活発に行っており、これまでに6枚(『オーパ、コントラバス!』『ノーヴァ、コントラバス!』『5つのアヴェマリア』『ラフマニノフ・ソナタ』『日本の詩』『ショパン・ソナタ』)のソロ・アルバムをリリース。平原綾香の『明日』や『アヴェ・マリア』のCDでもソロで共演している。
2006年NHK交響楽団を退団。拠点をニュージーランドに移し、同年5月にニュージーランド交響楽団首席コントラバス奏者に就任。現在、紀尾井シンフォニエッタ東京、東京アンサンブル、水戸室内管弦楽団、サイトウ・キネン・オーケストラのメンバー。世界のトップ・コントラバス奏者の一人として一層の注目を集めている。 ▲プロフィールを閉じる

コントラバス:池松 宏 Hiroshi Ikematsu

オーボエ:広田智之 Tomoyuki Hirota 国立音楽大学在学中に、日本フィルハーモニー交響楽団に入団。
日本フィルハーモニー交響楽団の首席オーボエ奏者、ソロ・オーボエを経て、現在東京都交響楽団の首席オーボエ奏者を務める。また、紀尾井シンフォニエッタ東京、オイロス・アンサンブルのメンバーとしても活躍する。
▼続きを見る オーボエ・リサイタルや室内楽でも精力的に活動を行い、近年は映像音楽の分野でも目覚しい活躍を続けており、クラシックにとどまらず、ポップス、ジャズなどのジャンルレスな活動が注目を集める。
これまでに、日本フィルをはじめ、都響、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、ミラノ・スカラ座弦楽合奏団、チェコ・チェンバーソロイスツ、ザルツブルグ室内オーケストラ、モスクワソロイスツ、ベトナム国立交響楽団、国内外のオーケストラ、室内楽団とコンチェルトを多数協演。NHKの芸術劇場やFMリサイタルにも度々出演する。
CDは毎年リリースされており、最新のCDは、自身と教え子たちによる『オーボエ・アンサンブル HAIM』がオクタヴィア・レコードより今年3月にリリースされた。
日本音楽コンクール、日本管打楽器コンクールなど主要コンクールの審査員を務める。
上野学園大学教授を務め、東京音楽大学においても後進の指導にあたっている。
日本オーボエ協会常任理事。

公式サイト  http://hirotatomoyuki.com/

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オーボエ:広田智之 Tomoyuki Hirota

オーボエ:鈴木純子 Junko Suzuki 東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。東京藝大同声会主催新人演奏会に出演。卒業後、神奈川フィルハーモニー管弦楽団に入団。現在、同楽団首席奏者。
1997年から98年にかけてアフィニス文化財団海外研修員としてフランスに留学。神奈川フィルハーモニー管弦楽団において、J.Sバッハ:ヴァイオリンとオーボエのための二重協奏曲、▼続きを見るW.A.モーツァルト:オーボエ協奏曲、協奏交響曲、J.ハイドン:協奏交響曲などのソリストをつとめる。
溝入由美子、井口博之、河野剛、北島章、小島葉子、ジャン・ルイ・カペッツァリの各氏に、また京都フランスアカデミーにてモーリス・ブルグ氏に師事。 ▲プロフィールを閉じる

オーボエ:鈴木純子 Junko Suzuki

ホルン:今井仁志 Hitoshi Imai 愛媛県松山市出身。
1989年東京学芸大学音楽科卒業。1988年オーケストラ・アンサンブル金沢入団。1993年アフィニス夏期セミナー参加。D.クレヴェンジャー氏に師事。1994年ドイツに於いてKonzertarbeitwochen in Goslarに参加。期間中演奏会に出演。1996年アフィニス文化財団▼続きを見る海外派遣制度により、ミュンヘン、R・シュトラウス音楽院に留学。1997年東京交響楽団首席奏者として入団。1999年NHK交響楽団に移籍。現在に至る。
ホルンを千葉馨、伊藤栄一、原田祝晃、E.ティルヴィリガーの各氏に師事。トウキョウ・ブラス・シンフォニー、金管5重奏団n-craft メンバー。桐朋学園音楽学部、武蔵野音楽大学非常勤講師。▲プロフィールを閉じる

ホルン:今井仁志 Hitoshi Imai

ホルン:猶井正幸 Masayuki Naoi 桐朋学園大学で学ぶ。1973年、東京交響楽団に入団の後、1975年よりドイツ国立ケルン音楽大学に留学。ニーダーライン交響楽団、ビーレフェルト・フィルハーモニー管弦楽団を経て、1981年からボン・ベートーヴェンハレ管弦楽団のホルン奏者を務める。1988年の帰国を機に、1999年まで大阪フィルハーモニー交響楽団の首席ホルン奏者を務め、現在、桐朋学園大学教授として▼続きを見る後進の指導にあたる。また、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団、いずみシンフォニエッタ大阪等のメンバーとして活動を続けている。 ▲プロフィールを閉じる

ホルン:猶井正幸 Masayuki Naoi

菅 英三子 Emiko Suga 京都市立芸術大学・ウィーン国立音楽大学をいずれも首席卒業。佐々木成子、木下武久、小室彰子、長谷川美津子、中村浩子、R.ハンスマン、R.オルトナー、W.モーアの各氏に師事。現在も佐々木成子氏の下で研鑽を積み、常に真摯な姿勢でたゆまぬ努力を続けている。
フランシスコ・ビニャス国際声楽コンクール“コロラトゥーラ・ソプラノ賞”、▼続きを見る A.クラウス国際声楽コンクール第2位、ウィーン国際新進オペラ歌手コンクール第1位、藤沢オペラコンクール第1位及び福永陽一郎賞、オーストリア共和国学術褒章、ザルツブルク市音楽奨励賞、宮城県芸術選奨、出光音楽賞、青山音楽賞、芸術祭賞新人賞、新日鉄音楽賞等受賞多数。1991年、現プラハ国立歌劇場《後宮からの逃走》でオペラ・デビュー以来、同歌劇場、ブレーマーハーフェン市立劇場、ブルノ国立歌劇場、パームビーチ・オペラ、夏季音楽祭等のオペラ公演の他、マドリード、ウィーン、フランクフルト放送交響楽団、ボストン交響楽団等のソリスト、また、日本国内でのオペラ公演やオーケストラ定期演奏会等、国内外で幅広く活躍。卓越したコントロール・テクニックと安定した歌唱は、共演指揮者からの信頼も厚く常に高い評価を得ており、ソリストとして欠かせない存在である。
レパートリーも幅広く、オラトリオでは、ヘンデル、バッハを始めとする宗教曲、オペラでは、モーツァルト、ドニゼッティ、ベッリーニ、ヴェルディ、オッフェンバックのコロラトゥーラのほとんどをカバー。
東京藝術大学准教授。▲プロフィールを閉じる

菅 英三子 Emiko Suga

合唱:東京オペラシンガーズ 1992年、小澤征爾指揮、蜷川幸雄演出で話題を呼んだ《さまよえるオランダ人》の公演に際して、世界的水準のコーラスをという小澤氏の要望により、東京を中心に活躍する中堅、若手の声楽家によって組織された。当公演の合唱は圧倒的な成果を上げ、各方面から絶賛を受けた。その評価により同年、第1回サイトウ・キネン・フェスティバル松本《エディプス王》、バイエルン国立歌劇場▼続きを見る 日本公演《さまよえるオランダ人》(ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮)に招かれ、再び高い評価を得た。翌1993年から活動は本格化し、サイトウ・キネン・フェスティバル松本(2009年まで連続出演)、東京フィルハーモニー交響楽団主催コンサート(出演したオペラコンチェルタンテ・シリーズ「ヒンデミット3部作:大野和士指揮」は文化庁芸術祭大賞受賞)、東京・春・音楽祭等を活動の中心に置く他、ベルリン・コーミッシェ・オーパー、キーロフ歌劇場管弦楽団(ヴァレリー・ゲルギエフ指揮)、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団(ユーリ・テミルカーノフ指揮)、イタリア国立放送交響楽団等の来日公演に出演、音楽界の活性化に大きく貢献することとなった。1998年には長野冬季オリンピック開会式において、世界6ヵ国を結ぶ《第九》合唱で、中心となる日本側の演奏を担当した。1999年にはヨーロッパの代表的音楽祭の一つであるエディンバラ音楽祭に出演(東急文化村制作《トゥーランドット》)、最大級の賞賛を得た。2000/01年ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と共演(小澤征爾、サイモン・ラトル指揮)、同楽団からも高い評価を得た。東京・春・音楽祭には、東京のオペラの森合唱団として第1回から連続出演。2006/07/10年に共演したリッカルド・ムーティ(ヴェルディ《レクイエム》、オルフ《カルミナ・ブラーナ》他)からも高い評価を得ている。2010年からスタートした東京春祭ワーグナー・シリーズ《パルジファル》にも出演、好評を得た。2011年には主要メンバーによる「にほんのうた」シリーズを開始。また急きょ開催されたズービン・メータ指揮《第九》(東日本大震災被災者支援チャリティーコンサート)にも出演、当公演は大きな感動を呼んだ。▲プロフィールを閉じる

■曲目解説

モーツァルト:
カッサシオン ト長調 K.63

 作曲は1769年夏とされている。「行進曲」が第1楽章に置かれ、主楽章は第2楽章アレグロに始まる。第3楽章は弦のみのアンダンテ、そして2つの活気溢れるメヌエットに挟まれた第5楽章アダージョが唯一の協奏曲楽章となっており、独奏ヴァイオリンによる美しい旋律が奏される。終楽章アレグロ・アッサイで快活に幕が閉じられる。

モテット《踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ》K.165
 1773年ミラノ滞在中に、17歳の若きモーツァルトがカストラート歌手ヴェナンツィオ・ラウッツィーニのために書いたモテット。喜びに満ちた雰囲気を持ち、華麗な技巧を駆使したコロラトゥーラには、オペラのアリアに匹敵する聴き所がある。なかでも第4楽章の「アレルヤ」は独立して演奏される機会も多い。

モテット《アヴェ・ヴェルム・コルプス》K.618
 1791年6月、妻コンスタンツェはウィーン近郊のバーデンに湯治のために滞在していた。そして、仕事の合間を縫って同地を訪れたモーツァルトがこのモテットを作曲した。小品ながら清澄な敬虔さに包まれており、困窮の中にあった晩年のモーツァルトを知るにつけ、そのシンプルな表現に込められた祈りに心を打たれる。

昇階唱《天主の御母なるマリア》K.273
 聖母マリアに捧げられたこの昇階唱には「ザルツブルク、1777年9月9日」の日付がある。ちなみに、同年9月23日、モーツァルトは大司教コロレドのもとを辞して、母とともにマンハイムを経てパリへと至る旅に出ている。ホモフォニックな合唱旋律に乗せて歌われる、聖母マリアの加護を讃える音楽は、旅の無事を祈念して書かれたものかもしれない。

ディヴェルティメント 第17番 ニ長調 K.334
 1779年1月、モーツァルトはマンハイム・パリ旅行からザルツブルクへと帰郷した。その夏に書かれた本作には、旅で得られた音楽的成果が、まさに天上の美しさをもつ軽やかな旋律として表れている。全6楽章構成となっており、第3楽章に置かれた1つめのメヌエットは、「モーツァルトのメヌエット」として特に親しまれている。


主催:東京・春・音楽祭実行委員会

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