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東京・春・音楽祭 2019

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リチャード・エガー (チェンバロ) リチャード・エガーは、指揮、弾き振り、ソロ・リサイタル、室内楽、またあらゆる機会に音楽について語る、それらすべての音楽活動に対して、歓びに満ちた冒険心と熱心な探究心を持ちあわせている。 2006年からエンシェント室内管弦楽団(AAM)音楽監督を務め、19年からはハーグ・レジデンティ管弦楽団の首席客演指揮者に就任する。11~17年はスコットランド室内管弦楽団のアソシエイト・アーティストを務めた。▼続きを見るロンドン交響楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団等の主要オーケストラを指揮し、フィルハーモニア・バロック・オーケストラ、ヘンデル&ハイドン・ソサエティといった代表的なバロック・アンサンブルにたびたび客演している。また、ウィグモア・ホール、カーネギー・ホール他で、定期的にチェンバロのソロ・リサイタルを行なっている。 18/19シーズンは、ハーグ・レジデンティ管弦楽団とブルックナーの交響曲「第0番」とベートーヴェンの交響曲第5番、ユタ交響楽団とシューマンの交響曲第2番、ヘンデル&ハイドン・ソサエティとシューベルトの交響曲第9番を振る予定。また、バッハとヴィヴァルディでシンシナティ交響楽団にデビューする。そしてシアトル交響楽団に戻り、セントポール室内管弦楽団とヘンデルやパーセル、スコットランド室内管弦楽団とヘンデル、ソウル・フィルハーモニックとモーツァルトを演奏する。チェンバロのソロ・リサイタルは、ウィグモア・ホール、マドリード・アウディトリ等で行なわれる。今シーズンのハイライトは、バービカン・センターでエンシェント室内管弦楽団と演奏会形式でのパーセル《ディドとエネアス》、演奏機会も稀なヘンデル《ブロッケス受難曲》、また演奏会形式の《フィガロの結婚》でグランジ・フェスティバルに初登場する。 エンシェント室内管弦楽団の在任初期に楽団付属の合唱団を設立し、オペラや、とりわけヘンデルのオラトリオをレパートリーの中心に据えた。07年に演奏会形式の《マタイ受難曲》指揮でグラインドボーン音楽祭にデビュー。モーツァルト《偽の女庭師》、モンテヴェルディのツィクルス、パーセルのオペラをエンシェント室内管弦楽団とバービカン・センターで、演奏会形式の《皇帝ティートの慈悲》、《フィガロの結婚》、ロッシーニ《ブルスキーノ氏》をオランダ国立オペラ・アカデミーで指揮した。長くアムステルダム音楽院の教職にあり、ニューヨーク・ジュリアード音楽院の客員教授も務めている。 ハルモニア・ムンディから多くのディスクを出しており、J.S.バッハ、ヘンデル、モーツァルト、ルイ・クープラン等のソロ鍵盤作品がある。エンシェント室内管弦楽団と収録したものも多数あり、7枚のヘンデルのディスク(2007年グラモフォン賞、2009年ミデム賞・エディソン賞受賞)の他、エンシェント室内管弦楽団の独自レーベルからリリースされたJ.S.バッハ《ヨハネ受難曲》《マタイ受難曲》等が挙げられる。直近のリサイタルを収録したバードとスウェーリンクのディスクは、18年5月にリン・レコーズからリリース。15年エディンバラ国際音楽祭でのギルバート・アンド・サリヴァンの《軍艦ピナフォア》をライヴ収録したディスクも同レーベルよりリリースされている。 ヨーク大聖堂の少年合唱隊、マンチェスターのチータム音楽学校を経て、ケンブリッジ大学クレア・カレッジではオルガン奨学生として学んだ。グスタフ・レオンハルトとその夫人マリー・レオンハルトに師事、古楽演奏の分野で影響を受けている。▲プロフィールを閉じる

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