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東京・春・音楽祭-東京のオペラの森 2018 -

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トマス・コニエチュニー (バス・バリトン) ウィーン国立歌劇場でのアルベリヒ役でセンセーショナルな成功を収め、今やヨカナーン、ヴォータン/さすらい人、テルラムント役としても、当代きっての優れたドラマティック・バス・バリトンとして第一線で活躍している。同歌劇場では、『リング』ヴォータンに加えて、マンドリーカ、ジャック・ランス、アムフォルタス、オランダ人、スカルピア、カルディヤック、ドン・ピツァロ、クルヴェナール等を務めた。▼続きを見る今後は、バイエルン国立歌劇場、パリ・オペラ座、カナディアン・オペラ・カンパニー、ポーランド国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座、CAM(プエルトリコ)に出演予定。 1972年ポーランドのウッチに生まれ、まず映画・テレビ・演劇での芝居を学んだ。オスカーを獲得した映画監督アンジェイ・ワイダの『鷲の指環』という作品でスクリーン・デビューし、俳優・ディレクターとして、ポーランドの多くのテレビ映画や劇場作品に携わった。そしてワルシャワのフレデリック・ショパン音楽アカデミーで声楽を学んだ後、ドレスデン音楽大学でクリスティアン・エルスナー教授の薫陶を受けた。98年にはカールスバートの第33回ドヴォルザーク国際声楽コンクールで優勝している。 97年ポーランドのポズナン・オペラにて《フィガロの結婚》フィガロでオペラデビューし、ライプツィヒ、ザンクト・ガレン、ケムニッツ、マンハイム等のオペラに出演。2002年にマンハイム国民劇場のアンサンブルに加わり、オレスト、ピーメン、マルケ王、アムフォルタス、ヴォータン、ドン・ピツァロ、ヨカナーン、《ドン・カルロ》宗教裁判長等の様々な役を務めた。04年には同劇場から優れた若い才能に贈られる「アーノルド・ペーターセン賞」を授与された。06~14年まではデュッセルドルフ/デュイスブルクにあるライン・ドイツ・オペラのアンサンブル・メンバーとして、ヴォータン、オスミン、《ペレアスとメリザンド》ゴロー、クルヴェナール、オランダ人、バラク、《ピーター・グライムズ》バルストロード、《イタリアのトルコ人》セリム、ファルスタッフ、エスカミーリョ等の重要な役をレパートリーに加えた。「ワーグナー・イン・ブダペスト」オペラ・フェスティバルには定期的に客演しており、アダム・フィッシャー指揮のもと、06年アムフォルタス、07/09年《ワルキューレ》ヴォータン、10年さすらい人、10/11年にはクルヴェナールを演じた。 08年ドレスデンのゼンパー・オーパーにデビューし、ペーター・シュナイダー指揮で《ラインの黄金》《ジークフリート》アルベリヒを演じて高い評価を得た。同年マドリードのテアトロ・レアルに初めて出演し、《マクロプーロス事件》コレナティ博士を歌った。10年には、アルベリヒ役でベルリン・ドイツ・オペラにデビューし、大成功を収めた。11年プラハの国民劇場にアムフォルタスで出演。これはコニエチュニーにとって非常に思い入れのある成功だった。11年にはまた、《タンホイザー》ビーテロルフでパリ・オペラ座、12年ドン・ピツァロでワシントン・ナショナル交響楽団とバイエルン国立歌劇場にもデビューした。ザルツブルク音楽祭には、ツィンマーマンの《兵士たち》シュトルツィウス(12年夏)でデビューし、R.シュトラウスの《ダナエの愛》ユピテル(16年夏)に至るまで成功を収めている。15年11月にはベルクの《ヴォツェック》タイトルロールでシカゴ・リリック・オペラにデビューし、大成功を収めている。 13年に録音した重要な《ニーベルングの指環》のCDが2つある。1つはマレク・ヤノフスキ指揮でヴォータンを歌ったもの(ペンタトーン・クラシックス)、もう1つはクリスティアン・ティーレマン指揮でアルベリヒを歌ったもの(ドイツ・グラモフォン)である。14年には《サロメ》ヨカナーンでカーネギー・ホールにデビューし、その後ザルツブルク音楽祭に戻って《ドン・ジョヴァンニ》騎士長を歌った。 ウィーン国立歌劇場には09年から今なお出演しており、ジャック・ランス、アルベリヒ、ヴォータン、アムフォルタス、オランダ人、スカルピア、マンドリーカ、ヨカナーン、テルラムント等を歌い、ウィーンの聴衆に揺らぐことのない愛を届けている。その声質と舞台上の存在感が結びついた素晴らしいコンサートには、出演依頼も多い。今後は、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、プラハのチェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドンのBBC交響楽団等と共演する予定。レパートリーには、バッハ《マタイ受難曲》《クリスマス・オラトリオ》、ヘンデル《メサイア》、メンデルスゾーン《エリヤ》、モーツァルト、ヴェルディ、ドヴォルザークの《レクイエム》、ベートーヴェン《交響曲第9番》、ドヴォルザーク《スターバト・マーテル》、ペンデレツキ《コスモゴニア》《ルカ受難曲》《エルサレムの7つの門》、そしてマチエイェフスキ《レクイエム》他、ラフマニノフ、R. シュトラウス、トファルドフスキ、ベートーヴェン、ペンデレツキの歌曲等が挙げられる。▲プロフィールを閉じる

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