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東京・春・音楽祭 2018

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宮松重紀 (合唱指揮) 1963年、横浜生まれ。横浜国立大学教育人間科学部を卒業後、東京藝術大学指揮科を1991年、首席にて卒業する。指揮を山田一雄、遠藤雅古の各氏に師事。1989年にはイタリアのキジアーナ音楽院に学び、ロジェストヴェンスキーに師事。東京二期会や日生劇場等のオペラ公演に副指揮として携わり、小澤征爾、若杉弘、外山雄三等のもとで研鑽を積む。1989年、新星日本交響楽団を指揮してデビュー。▼続きを見る1992年、東京オペラ・プロデュース公演《ドン・ジョヴァンニ》でオペラデビュー。以来、東京フィルハーモニー交響楽団・東京交響楽団・東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団・神奈川フィルハーモニー管弦楽団・仙台フィルハーモニー管弦楽団・群馬交響楽団・広島交響楽団・大阪センチュリー交響楽団等を数多く指揮し、いずれも高い評価を得た。特に東京フィルハーモニー交響楽団との関係は長く、新星日本交響楽団時代を含めると、指揮した演奏会は100を超えている。またオペラ公演では、新国立劇場や二期会を始め、横浜シティオペラ、関西二期会等、全国各地でのオペラ公演も数多く指揮。様々な演出家、歌手とともに多数の公演を上演し、多くの信頼を得ている。特に2001年、新国立劇場主催公演ロッセリーニ《花言葉》では「大きな流れと繊細さを併せ持つ指揮者」(「日本経済新聞」)「歌手を自由にさせながら、オーケストラを歌わせる能力に舌を巻く」(「音楽の友」)と絶賛される。知られざるオペラの発掘にも意欲的で、カールマン《サーカスの女王》、ペルゴレージ《やきもち亭主》を日本初演している。近年では2008年に渡伊、ミラノ・スカラ座にて研修。スカラ座公演、大野和士指揮《マクベス》に携わり、氏のアシスタントを務める。合唱指揮者としても絶大な信頼を得ており、日本における重要な公演に数多く携わっている。ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団の来日公演(2000年、小澤征爾指揮)、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団(2006年ユーリ・テミルカーノフ指揮)、東京のオペラの森管弦楽団(2006/07年リッカルド・ムーティ指揮)、その他NHK交響楽団、東京都交響楽団、読売日本交響楽団の定期演奏会等に客演する。サイトウ・キネン・フェスティバル松本では、2000年のバッハ《ロ短調ミサ》の公演以来、長年に渡り合唱指導の責任を担っている。また、東京オペラシンガーズとの関係も大変深く、東日本大震災チャリティー・コンサート《第九》(ズービン・メータ指揮NHK交響楽団)を始め、数多くの公演を成功へと導いている。東京混声合唱団のコンダクター・イン・レジデンスも務める。2015年には、フランス放送合唱団の音楽監督マティアス・ブラウアーの招聘により、同合唱団の定期演奏会への客演が予定されている。ピアニストとして、東京フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団のメンバーとサロンコンサートを行い、歌手リサイタルの伴奏を続けており、「劇的な表現にもかかわらず歌手と一つに溶け合う」(「神奈川新聞」)と評される。2008年、広島市民オーケストラと自身の弾き振りで、モーツァルト《ピアノ協奏曲ハ短調》を演奏し、絶賛された。また、編曲の活動も行っており、作品は自身の指揮で、新星日本交響楽団や東京交響楽団で演奏された。クラシック以外にも活動を広げており、小椋佳、小松亮太(バンドネオン)、藤原道山(尺八)とのコラボレーションや、東京フィルハーモニー交響楽団によるアニメ音楽のCDもエイベックスから発売されている。現在、母校である横浜国立大学の講師として、後進の育成に情熱を注いでいる。▲プロフィールを閉じる

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