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お知らせ 2011/04/11

ズービン・メータ氏のスピーチより


Photo: Rikimaru Hotta

音楽祭最終日の4月10日に行われました、~東北関東大震災 被災者支援チャリティー・コンサート~ズービン・メータ指揮/NHK交響楽団 特別演奏会」での、演奏前における指揮者ズービン・メータ氏のスピーチをご紹介します。

なお、公演の模様は、東京・春・音楽祭公式ホームページ「東京春祭オンデマンド」で配信するほか、4月17日(日)「N響アワー」、4月24日(日)BSプレミアムでも放送予定です。

皆様、本日の演奏会を始める前に(震災により)命を落とされた方々、そして未だ苦しんでいるたくさんの方々のために黙祷を捧げたいと思いますのでご起立願います。

平和と友愛のメッセージがこめられたベートーベンの作品を始める前に、亡くなった方々への追悼としてバッハの「G線上のアリア」を演奏します。

こうしてオーケストラと合唱の仲間たちに迎えられ、ここにいる皆様と、そしてこのような大きな困難に立ち向かう日本の方々の姿に深い感銘を受けた世界中の大勢の人たちと共に、この機会を共有できることを光栄に思います。まさに桜が満開となる今日、避難所でいまだ闘っている東北の被災者の方々が、一年後そしてそれ以降も一生、桜を楽しむことができるようになっていることを祈るばかりです。今日、私たちは被災者の方々、そしてそのご家族やペットのことを考え、彼らの無事を祈ります。

ではバッハの「G線上のアリア」から始めますが、被災者の方々への配慮として演奏後の拍手はお控え下さい。

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