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公演情報 2013/03/19

東京春祭ワーグナー・シリーズvol.4《ニュルンベルクのマイスタージンガー》
出演者変更のお知らせ

エファ役で出演を予定しておりましたガル・ジェイムズは、妊娠初期であるため、医師から今後一ヶ 月の飛行機での移動を禁止され、来日ができず出演ができなくなりました。
代わりまして、今回の公演はアンナ・ガブラーが出演いたします。
お客様には出演者変更に至りましたことを、心よりお詫び申し上げます。何卒ご了承賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。

東京春祭ワーグナー・シリーズvol.4
《ニュルンベルクのマイスタージンガー》(演奏会形式・映像付)
【日時】2013年4月4日(木)/4月7日(日)15:00開演
【会場】東京文化会館 大ホール

アンナ・ガブラー(ソプラノ) Anna Gabler
ミュンヘン生まれ。ミュンヘン音楽大学でヤン=ヘンドリック・ロータリングから声楽を学び、歌曲解釈のマスタークラスではヘルムート・ドイチュやフリッツ・シュヴァイングハマーに師事する。さらに、セーナ・ユリナッチ、ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウに師事して修士課程を修了。同大学在学中にバイエルン国立歌劇場のヤング・アーティスト・プログラムであるヤング・アンサンブルのメンバーに選ばれた。

ライン・ドイツ・オペラでプロとしての仕事を開始。2001~05年までの4シーズン、同歌劇場に籍を置き、デュッセルドルフ、デュイスブルクの歌劇場でアンサンブルのメンバーとして歌っていた。レパートリーは、《魔笛》パミーナと侍女、《魔弾の射手》アガーテ、《カルメン》ミカエラ、《ラ・ボエーム》ムゼッタ、《ラインの黄金》フライア、《神々の黄昏》グートルーネ等。

デュッセルドルフを離れた後、ニュルンベルク歌劇場で4シーズン歌う。同歌劇場へのデビューは、05年の《メリー・ウィドウ》で初めて歌ったハンナ・グラヴァリ役だった。06年にルカ・ロンバルディのオペラ《プロスペロ》の世界初演で、女性の主役ミランダを見事に演じた。この他のレパートリーには、《偽の女庭師》アルミンダ、《魔弾の射手》アガーテ、《道化師》ネッダ、《ラ・ボエーム》ミミ、《ほほえみの国》リーザ、《ラインの黄金》フライア、《神々の黄昏》グートルーネと第3のノルン等がある。ニュルンベルクとの契約は《ローエングリン》のエルザ役でロール・デビューをした08年に終了した。

デュッセルドルフとニュルンベルクでの仕事と並行して、ミュンヘンのバイエルン国立歌劇場にも繰り返し招かれ、アイヴァー・ボルトン指揮の《魔笛》侍女、ファビオ・ルイージ指揮の《ヘンゼルとグレーテル》グレーテル、ペーター・シュナイダー指揮の《影のない女》敷居の護衛者、下女、鷹の声、《エレクトラ》第4の侍女等を歌った。また、06年12月にはドレスデンに招かれ、カタリーナ・タールバッハによる新作《ヘンゼルとグレーテル》のグレーテル役でゼンパー・オーパーにデビューした(ZDF/Arteでテレビ放映)。

07年の夏からは、バイロイト音楽祭に4シーズンに渡って出演し、クリスティアン・ティーレマン指揮の《ワルキューレ》でオルトリンデ役を歌った。さらに09年にはバイロイト音楽祭初の子供向けのオペラ公演《さまよえるオランダ人》のゼンタ役に抜擢される。08年12月にペーター・シュナイダーとのアガーテ役でドレスデンに戻り、09年3月にファビオ・ルイージとの共演で、パウル・ヒンデミット《カルディヤック》の1927年オリジナル版の新演出作品に、カルディヤックの娘役でロール・デビューした。2008年11月には、パリ・シャトレ座でスティーヴ・ナイーヴの《Welcome to the Voice》(ノルマの亡霊役)に出演、09年4月にはゴルトマルク《マーリン》の初のレコーディングでヴィヴィアンという重要な役を歌っている(Edition Hänssler)。09年9月、ミンデン・リヒャルト・ワーグナー協会のためにジョン・デュウが演出し、フランク・ベールマンが指揮した一連の公演にエルザ役で出演した。

10/11年のシーズンのプロジェクトは、10年1月に《エレクトラ》第5の侍女役でブリュッセルのモネ劇場へのデビュー、ハンブルク国立歌劇場でシモーネ・ヤング指揮による《神々の黄昏》(グートルーネ役)の再演、5月、6月のウラディーミル・ユロフスキ指揮《ニュルンベルクのマイスタージンガー》エファ役でのロール・デビュー及びグラインドボーン音楽祭へのデビュー、ワイマール芸術祭でヨス・ファン・インマゼールが指揮するアニマ・エテルナとの共演、モデスタス・ピトレナス指揮のザンクト・ガレン交響楽団と共演した『イゾルデの愛の死』のコンサート等、多岐に渡る。11年の締めくくりは、東京の新国立劇場での《こうもり》ロザリンデ役でのロール・デビューで、これは東アジアへのデビューでもあった。

11/12年のシーズンには、ハンブルクとミュンヘンでの《神々の黄昏》グートルーネ、フランクフルトでの《恋愛禁制》マリアンナ、佐渡裕指揮ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団と共演したヴェルディ《レクイエム》、サー・サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と共演した《ワルキューレ》のコンサートでのオルトリンデ等を歌った。さらに最近では、《さまよえるオランダ人》ゼンタでボローニャ歌劇場にデビューし、《ラインの黄金》フライアでネザーランド・オペラへのデビュー、さらにバイエルン国立歌劇場での《神々の黄昏》グートルーネ、ノルンや、東京の新国立劇場でリヒャルト・シュトラウスの《アラベラ》等も歌っている。
13年のザルツブルク音楽祭では、シュテファン・ヘアハイム演出による《ニュルンベルクのマイスタージンガー》の新作でエファ役を歌うことになっている。
これまでに共演したことのある指揮者には、フランク・ベールマン、アイヴァー・ボルトン、ジョン・フィオーレ、アレクサンダー・ジョエル、ウラディーミル・ユロフスキ、ローター・ケーニヒス、ファビオ・ルイージ、クリストフ・ペリック、ペーター・シュナイダー、クリスティアン・ティーレマン、シモーネ・ヤング等がいる。共演したことのある演出家は、ジョン・デュウ、タンクレート・ドルスト、クラウス・グート、ギイ・ヨーステン、クリストフ・ロイ、デイヴィッド・マクヴィカー、カタリーナ・タールバッハ等である。


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