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東京・春・音楽祭 2018

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アイリーン・ペレス (ソプラノ) ニューヨークタイムズ紙に「舞台を支配する美しい女性」「一流のソプラノ」と認められたアイリーン・ペレスは、世界の主要なオペラハウスや芸術文化の首都で引く手あまたとなっている。2012年に2つの賞、リチャード・タッカー賞(35年目にして初のヒスパニック系受賞者となった)と第15回プラシド・ドミンゴ賞を受賞した。オペラ・ニューズ誌は「『当惑するほどの豊かさ』という文句は、▼続きを見るアイリーン・ペレスの持っている才能の組み合わせを表わすために考えられたに違いない――実際、彼女は全部持っているようだ」と評している。 これまでに、《椿姫》ヴィオレッタで、チューリヒ歌劇場、ハンブルク国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場、サンフランシスコ・オペラ、ミラノ・スカラ座を回り、コヴェント・ガーデンのロイヤル・オペラ・ハウスでは、「理想的なヴィオレッタ」(英オブザーバー紙)と認められた。同シーズンには、同じくコヴェント・ガーデンでマスネ《マノン》タイトルロールを務め、《トゥーランドット》リュー役のデビューをした。その他、メトロポリタン歌劇場で《ラ・ボエーム》ムゼッタ、バイエルン国立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ウィーン国立歌劇場、ワシントン・ナショナル・オペラで《愛の妙薬》アディーナ、ヒューストン・グランド・オペラで《フィガロの結婚》伯爵夫人(同オペラハウスには2015年に《オテロ》デズデーモナでデビューしている)、ロイヤル・オペラ・ハウスとの日本ツアーで《椿姫》ヴィオレッタと《マノン》タイトルロール、ダラス・オペラでジェイク・ヘギーの世界初演作品《グレート・スコット》タチアナ・バクストと《マノン》マノン、ボリショイ劇場に《ラ・ボエーム》ミミでデビュー、グラインドボーン音楽祭で《ファルスタッフ》アリーチェ・フォード、ハンブルク国立歌劇場で《フィガロの結婚》伯爵夫人と《ファウスト》マルグリート、サンタフェ劇場で《ファウスト》マルグリート、ミラノ・スカラ座とベルリン国立歌劇場で《シモン・ボッカネグラ》アメーリア・グリマルディ、チューリヒ歌劇場ではレオ・ヌッチの相手役を務めた。 コンサートでは、ヤニック・ネゼ=セガン指揮モントリオール・メトロポリタン管弦楽団とのヴェルディ《レクイエム》、アントニオ・パッパーノ指揮ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団によるモーツァルト《レクイエム》とエッセン・フィルハーモニー管弦楽団によるマーラー「交響曲第2番」に出演している。近年のシーズンでは、カレーラスやボチェッリの相手役を務めたり、ロイヤル・オペラ・ハウスのガラ・コンサートでプラシド・ドミンゴと共演したり、メトロポリタン歌劇場のいくつかのガラ・コンサートにゲスト出演したりしている。またリサイタルでは、ロンドンのローゼンブラット・リサイタル・シリーズ、フィラデルフィアのキンメル舞台芸術センター、サンタフェ・デザート合唱団のリサイタルに出演している。デビューアルバム『ある一日の詩』(オーパス・アルテ・レーベルからのフランス・イタリア歌曲集)は絶賛を博し、英インデペンデント紙は五つ星をつけ、インターナショナル・レコード・レビュー誌は「時々、我々を完全にノックアウトするような歌手が現れる」と認めた。 昨シーズンは、《ラ・ボエーム》ミミでメトロポリタン歌劇場に凱旋し、ミラノ・スカラ座とベルリン国立歌劇場で《椿姫》ヴィオレッタを務めた他、マルタのスリー・パレス・フェスティバル、アメリカのウルフ・トラップ財団、ブダペストのマルギット島の野外オペラ・ガラ等でリサイタル公演を行なった。 2017/18シーズンは、メトロポリタン歌劇場に戻って《タイス》タイトルロールを始めとして、絶賛された《フィガロの結婚》伯爵夫人の他、シーズン後半には《ロメオとジュリエット》ジュリエットで出演する予定。また、シカゴ・リリック・オペラで《ファウスト》マルグリート、ベルリン国立歌劇場とチューリヒ歌劇場で《椿姫》ヴィオレッタに出演の予定。 フィラデルフィアのアカデミー・オブ・ボーカル・アーツ及びインディアナ大学卒。ジョージ・ロンドン財団のレオニー・リザネク賞、ショシャナ財団のキャリア・グラント2007、プラシド・ドミンゴ国際オペラコンクール「オペラリア」2006第2位等を受賞。さらには、ローレン・L・ザカリー財団、オペラ・インデックス、リチア・アルバネーゼ・プッチーニ財団等、受賞歴多数。▲プロフィールを閉じる

出演公演

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