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東京・春・音楽祭 2017

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クリストフ・ベルナー (ピアノ) クリストフ・ベルナーの様々なスタイルの方向性、その音楽的な多才ぶりは、ここ数年の印象的なディスクの数々に表れていると同じく、聴衆や評論家にも示されている。 ブラームスの「クラリネットとピアノのための全作品」を収めたラウラ・ルイス・フェレーレスとの録音、名テノールであるヴェルナー・ギューラとの録音も高い評価を受けている(最新CDはベートーヴェンのバガテルと歌曲)。そして有望なメゾ・ソプラノである▼続きを見る アンケ・フォンドゥングとのCD「世紀末の歌」は、BBCクラシック・アワード、エコー賞、ドイツ・レコード批評家賞(四半期毎に選考が行われる批評家賞)、ディアパソン・ドール賞等、輝かしい賞を受賞した。 世界的に人気のある室内楽奏者や歌手たちとの共演、ピアノフォルテのような歴史的ピアノの徹底した研究は、バッハから現代音楽に至るまで、鍵盤音楽のレパートリーに関する幅広い知識を得ることにつながった。 クリストフ・ベルナーはウィーンに生まれ、ウィーン国立音楽大学でイモラ・ヨー、ハンス・グラーフ、ハンス・ペーターマンデルに師事。1997年に満場一致の優秀な成績で卒業し、その後イタリアのフィエーゾレ音楽学校でマリア・ティーポのマスター・クラスを受講した。 95年ベーゼンドルファー・ピアノコンクールで優勝、97年ウィーンのベートーヴェン国際ピアノコンクールで第2位、2003年にはチューリッヒのゲザ・アンダ国際ピアノコンクールでモーツァルト賞とシューマン賞を受賞し、オーストリア出身の一流ピアニストとして、その名声を確立した。 ソリストとして、チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ(旧モスクワ放送交響楽団)、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団、ノーザン・シンフォニア、ノイエ・フィルハーモニー・ヴェストファーレン、マーラー室内管弦楽団等と共演。また指揮者とは、ネーメ・ヤルヴィ、ミシェル・プラッソン、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス、アンドルー・リットン、ヨハネス・ヴィルトナー、ウラディーミル・フェドセーエフ、トマス・ツェートマイアー等と共演している。 室内楽では、ユリア・シュレーダー(ヴァイオリン)、マルコ・ユロネン(チェロ)、ロエル・ディールティエンス(チェロ)、ラウラ・ルイス・フェレーレス(クラリネット)、フーゴ・ヴォルフ四重奏団等とステージをともにしている。 1999年からテノール歌手ヴェルナー・ギューラと共演を重ねており、このデュオは、ウィグモア・ホール(ロンドン)、ウィーン楽友協会、カタルーニャ音楽堂(バルセロナ)、音楽博物館(パリ)等にしばしばゲストとして招かれている。またシューベルティアーデ(シュヴァルツェンベルク)、ラインガウ音楽祭、エディンバラ・フェスティバル、「キッシンゲンの夏」音楽祭、音楽の日(リスボン)等といった音楽祭にも登場している。 さらに、マルリス・ペーターゼン、アンケ・フォンドゥング、ベルナルダ・フィンク、ゲニア・キューマイアー、マルクス・ヴェルバ、マルクス・アイヒェ、フローリアン・ベッシュ等、歌手との共演も多い。 2014年より、チューリッヒ芸術大学で声楽伴奏と歌曲演奏の教授を務めている。▲プロフィールを閉じる

出演公演

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