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東京・春・音楽祭 2016

アーティスト

ロクサーナ・コンスタンティネスク (メゾ・ソプラノ) ルーマニア出身。ティート・スキーパ国際コンクール(イタリア)、ヴェルヴィエ国際声楽コンクール(ベルギー)、ヘルガ・ウント・パウル・ホーエン・コンクール(ドイツ)等、数々の国際コンクールで賞を獲得。そして有名なミュンヘン国際音楽コンクールに入賞して、国際的なキャリアをスタートさせた。当初は打楽器とピアノを専攻していたが、その後ブカレスト、ウィーン、ミュンヘンの大学で声楽を学ぶ。ミュンヘンでの修士課程リサイタル後▼続きを見るすぐにウィーン国立歌劇場のアンサンブルに加わり、2007~10年まで在籍。ここでの主な役としてはロジーナ、ケルビーノ、ツェルリーナ、ニクラウス、ジーベル、ステファノ、ローラ、フョードル等が挙げられ、小澤征爾、ベルトラン・ド・ビリー、マルコ・アルミリャート、ダン・エッティンガー、アッシャー・フィッシュ、グレーム・ジェンキンス、キリル・ペトレンコ、フランツ・ウェルザー=メストといった指揮者と共演した。2010年以降は、数多くのオペラハウスに客演しており、ロサンゼルス・オペラではツェルリーナとデスピーナ、ベルリン・ドイツ・オペラではロジーナ、ダラス・オペラでステファノ、ミネソタ・オペラでロッシーニ《チェネレントラ》タイトルロールと《ウェルテル》シャルロッテ、トゥールーズ・キャピトル劇場でファティメとドラベッラ、アン・デア・ウィーン劇場でニクラウス、ブカレスト国立歌劇場で《セビリアの理髪師》《チェネレントラ》、そして東京の新国立劇場でロジーナを演じ、絶賛を博している。また、古巣のウィーン国立歌劇場にドンナ・エルヴィーラ、ロジーナで出演した。13/14シーズンは、再びベルリン・ドイツ・オペラでロジーナを演じた他、リッカルド・ムーティ指揮でローマ歌劇場にデビュー。また、グスターボ・ドゥダメル指揮ロサンゼルス・フィルハーモニックで、新制作の《コジ・ファン・トゥッテ》に初登場した。14/15シーズンは、ハッセの歌劇《シロエ》で幕を開け、ヴェルサイユの王立オペラ、ブダペスト、ウィーンに出演。続いて《ノルマ》をファビオ・ルイージ指揮でチューリヒ歌劇場、ガエタノ・デスピノーザ指揮でフェニーチェ劇場、またテルアビブでは《ナブッコ》に出演。さらにベートーヴェン《ミサ曲 ハ長調》でカルガリー・フィルハーモニー管弦楽団と共演した後、ユージーンのオレゴン・バッハ音楽祭に出演した。直近の活動では、再び《シロエ》でクラクフ、モスクワ、アムステルダム、ブカレストのアテネ音楽堂コンサートシリーズに出演した他、カリャリでベートーヴェン《第九》に出演。加えて《フィガロの結婚》でオビエド・オペラにデビューした。今後は、《セビリアの理髪師》で北京の国家大劇院にデビューし、フェニーチェ劇場で再び《ノルマ》に出演予定。コンサートでは、モーツァルト《レクイエム》でロサンゼルス・フィルハーモニックと共演する他、ベルリン・コンツェルトハウスでバッハ《ヨハネ受難曲》、グラーフェンエッグでヘンデル《メサイア》に出演予定。また、ヴェルビエ音楽祭、ジョルジェ・エネスク音楽祭のステージにも立つ予定がある。コンサート歌手としての活動には意欲的であり、オレゴン・バッハ音楽祭の常連としてヘルムート・リリングと頻繁に共演している。南アフリカ、アジア、北アメリカ、ヨーロッパ等をツアーで回り、バッハ、モーツァルト、メンデルスゾーン、ベートーヴェンを歌っている他、カーネギー・ホールやシカゴのシンフォニー・ホールでピエール・ブーレーズと共演しており、この時に収録されたCDは、2011年のグラミー賞にノミネートされている。その他、サー・ネヴィル・マリナー、グスタフ・クーン、ペーター・シュナイダー、ジェフリー・テイト、ヤニック・ネゼ=セガンといった著名な指揮者とも共演。カーネギー・ホール、ヴィグモア・ホール、ウィーンの楽友協会、ワイマールのゲーテ・ハウス、ブカレスト、フランクフルト、パリ、ブリュッセル、ワシントン等、世界中でリサイタルを行なっている。▲プロフィールを閉じる

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