ARTISTアーティスト

東京・春・音楽祭 2016

アーティスト

藤木大地 (カウンターテナー) 2012年、日本音楽コンクール声楽部門第1位。権威ある同コンクールにおいて、史上初めてカウンターテナーが優勝したことは、大きな話題となった。 13年5月にボローニャ歌劇場に開場250周年記念として上演されたグルック《クレーリアの勝利》マンニオ役に抜擢されてデビュー。続いて6月には同劇場でバッティステッリ《イタリア式離婚狂想曲》カルメロ役で出演、11月には日生劇場でのライマン「リア」エドガー役(下野竜也氏指揮・読売日本交響楽団)を▼続きを見る好演。2014/15シーズンにはウィーン国立歌劇場と日本人カウンターテナーとして初めて客演契約を結び、続けて2015/16シーズンの契約も結ばれるなど、バロックからコンテンポラリーまで幅広いレパートリーで国際的な活動を展開する、現在最も注目を集めるアーティストのひとりである。 02年東京藝術大学卒業。05年新国立劇場オペラ研修所修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリア・ボローニャ、ロームミュージックファンデーション奨学生としてウィーンに留学。03 年に新国立劇場公演《フィガロの結婚》(U.シルマー氏指揮)クルツィオ役でテノール歌手としてデビュー後、テノール歌手としての国内外での演奏活動の一方で、コンサートプロデュース、ウィーン国立歌劇場におけるオペラ制作についての研修、ウィーン国立音楽大学大学院での文化経営学の研究など、多彩に活動する。11 年に歌手活動をカウンターテナーに転向。同年ローマ国際宗教音楽コンクールのファイナリスト。12 年、第31回国際ハンス・ガボア・ベルヴェデーレ声楽コンクールにてオーストリア代表として2年連続で選出され、世界大会でファイナリストとなり、ハンス・ガボア賞を受賞した。同年秋、アイルランドにて2都市でのソロ・リサイタルに招聘されたほか、13年にはダブリンでヘンデル作曲《メサイア》、ペルゴレージ作曲 《スターバト・マーテル》のアルトソロ、九州交響楽団(黒岩英臣氏指揮)、東京フィル(小林研一郎氏指揮)との「第九」アルトソロ、14年にはオーケストラ・アンサンブル金沢のニューイヤーコンサート(井上道義氏指揮/全国4公演)、日本フィルハーモニー交響楽団(藤岡幸夫氏指揮)との《第九》アルトソロ、京都芸術センター主催のモノオペラ《ひとでなしの恋》(世界初演)に主演。15年に行われた第58回NHKニューイヤーオペラコンサートに2年連続出演するなど活躍の場を広げている。15年第19回松方ホール音楽賞受賞。 声楽を鈴木寛一、マイケル・チャンスなどの各氏に師事。宮崎県出身。ウィーン在住。▲プロフィールを閉じる

出演公演

ページの先頭へ戻る