PROGRAMプログラム

東京・春・音楽祭2019

ミュージアム・コンサート東博でバッハ vol.46 上野通明(チェロ)

ドイツに渡り、その活躍を嘱望される上野通明による無伴奏プログラム。ブリテンを間に挟んだ意欲的なプログラムは、力強く自由に羽ばたく才能の開花を宣言するものに。

プログラム詳細

2019:04:11:19:00:00

■日時・会場
2019/4/11 [木] 19:00開演(18:30 開場)
東京国立博物館 法隆寺宝物館エントランスホール

■出演
チェロ:上野通明

■曲目
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009
 I. Prélude
 II. Allemande
 III. Courante
 IV. Sarabande
 V. Bourrée I/II
 VI. Gigue
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 BWV1011
 I. Prélude
 II. Allemande
 III. Courante
 IV. Sarabande
 V. Gavotte I/II
 VI. Gigue
ブリテン:無伴奏チェロ組曲 第1番 op.72
 I. Canto primo: Sostenuto e largamente
 II. Fuga: Andante moderato
 III. Lamento: Lento rubato
 IV. Canto secondo: Sostenuto
 V. Serenata: Allegretto, pizzicato
 VI. Marcia: Alla marcia moderato
 VII. Canto terzo: Sostenuto
 VIII. Bordone: Moderato quasi recitativo
 IX. Moto perpetuo e Canto quarto: Presto
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第6番 ニ長調 BWV1012
 I. Prélude
 II. Allemande
 III. Courante
 IV. Sarabande
 V. Gavotte I/II
 VI. Gigue

[アンコール]
ヨゼフ・ダッラーバコ:チェロのための11の奇想曲より 第1番

チケットについて チケットについて

■チケット料金(税込)

席種 全席自由
料金 ¥3,600
■発売日

チケット予約・購入 お買い物カゴ トリオ・チケット

一般発売:2019年1月27日 (日) 10:00

■曲目解説 PDFダウンロード

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番、第5番

J.S.バッハの《無伴奏チェロ組曲》(全6曲)が書かれた年代は、ケーテンの宮廷楽長時代(1717~23)の前期と推定されている。各組曲は「アルマンド/クーラント/サラバンド/ジーグ」の4つの舞曲を基本としながら、第1曲に「プレリュード(前奏曲)」を、ジーグの前の第5曲に「メヌエット/ガヴォット/ブーレ」のいずれかの流行舞曲を置く構成になっている。
 第3番の第1曲プレリュードは、16分音符が淀みなく流れるスケールの大きな音楽。第2曲は、軽やかな愛らしさを感じさせるアルマンド。第3曲は、音階的な分散和音とスラーで奏されるイタリア型クーラント。第4曲は、典型的なサラバンドのリズムに旋律が勝っていく瞬間が美しい。第5曲ブーレは、演奏会用の小品として奏される機会も多い。第6曲は、終曲にふさわしい堂々としたジーグとなっている。
 第5番は、全編にわたりフランス風の性格を持っている。第1曲はフランス序曲形式のプレリュード。荘厳な雰囲気で始まる序奏部に速いテンポの主部が続く。第2曲もフランス風のゆったりとしたアルマンド。第3曲は、軽快に駆け抜けるイタリア型とは異なり、繊細なリズムを持つフランス型クーラント。第4曲は、8分音符の分散和音が深い瞑想へと誘うサラバンド、第5曲は躍動感ある第1ガヴォットに対し、第2ガヴォットの流れるような3連符が印象的。第6曲は、強拍部に付点リズムが置かれた特徴的なジーグで締めくくる。

ブリテン:無伴奏チェロ組曲 第1番

1960年にチェロの名手ムスティスラフ・ロストロポーヴィチと出会ったブリテンは、3つの無伴奏チェロ組曲を含む一連のチェロ作品を生みだした。全9曲からなる「無伴奏チェロ組曲 第1番」は、1964年に作曲され、翌年のオールドバラ音楽祭でロストロポーヴィチによって初演された。
 朗々と歌い上げる「第1のカント(歌)」に続く「フーガ」では、軽快にスタッカートを刻む第1主題と流麗なレガートの第2主題が交互に現れ、次の「ラメント」では、悲痛な旋律が響きわたる。厳かな「第2のカント」に、ピチカートのみで奏される「セレナータ(小夜曲)」が続き、「マルチア(行進曲)」では、どこか童心を思い起こさせるような音楽となる。「第3のカント」は、不協和音が多用され、不穏な空気のまま最後の音が、次の「ボルドーネ」へとつながっていく。ボルドーネの前半は即興風で、D音が持続したまま、後半は民謡風の旋律が乗せられる。終曲となる「無窮動と第4のカント」は、目まぐるしく動くフレーズが、カントによってしばしば遮られ、そのせめぎ合いが高揚感をもたらし、最後は決然と曲を閉じる。

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第6番

第6番は、本来5弦チェロ(高音側にE線が追加された)のために書かれており、通常のチェロでは演奏が困難とされるが、技巧的にも内容的にもスケールが大きく、充実した作品である。第1曲は、2本の弦にまたがって同音高を弾くなど、弦楽器ならではの技巧が凝らされた難度の高いプレリュード。第2曲は、美しい陽光が射し込むような抒情的なアルマンド。第3曲は、軽やかさが心地よいイタリア型クーラント。第4曲のサラバンドでは、重音の合間を縫うように紡ぎ出される旋律が美しい。第5曲は、素朴な舞曲的雰囲気を持つガヴォット。第6曲ジーグは、様々な音型が見事に組み合わされており、これをもって「無伴奏組曲」のフィナーレとなる。


主催:東京・春・音楽祭実行委員会
共催:東京国立博物館
協力:日本音響エンジニアリング株式会社



※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
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(2018/10/29更新)

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