PROGRAMプログラム

浅原由香 オーボエ・リサイタル 〜第12回 国際オーボエコンクール・東京 最高位受賞記念

浅原由香 オーボエ・リサイタル
〜第12回 国際オーボエコンクール・東京 最高位受賞記念

2018年に開催されたオーボエの登竜門「国際オーボエコンクール・東京」で最高位(1位なしの2位)を受賞した浅原由香による、東京春祭デビュー・リサイタル。

プログラム詳細

2019:04:10:19:00:00

■日時・会場
2019/4/10 [水] 19:00開演(18:30 開場)
上野学園 石橋メモリアルホール

■出演
オーボエ:浅原由香
オーボエ:荒木奏美
ファゴット:坂井由佳
コントラバス:北村一平
ピアノ:宇根美沙惠
チェンバロ:野澤知子

■曲目
クープラン:《趣味の融合 または新しいコンセール集》より コンセール 第5番 へ長調[試聴]
 I. Prelude
 II. Allemande
 III. Sarabande
 IV. Gavotte
 V. Muséte
ゴーベール:田園風間奏曲[試聴]
A.ドラティ:5つの小品 より[試聴]
 アリとセミ
 子守唄
 手品
ミヨー:オーボエとピアノのためのソナチネ op.337[試聴]
 I. Avec charme et vivacité (魅力的に、生き生きと)
 II. Souple et clair (しなやかに、明るく)
 III. Avec entrain et gaîté (陽気に、楽しく)
C.シューマン:3つのロマンス op.22[試聴]
 I. Andante molto
 II. Allegretto
 III. Leidenschaftlich schnell
ゼレンカ:6つのトリオ・ソナタ集 より ソナタ 第6番 ハ短調[試聴]
 I. Andante
 II. Allegro
 III. Adagio
 IV. Allegro
A.ドラティ:協奏的二重奏曲[試聴]
 I. Libero, rubatissimo
 II. Molto vivace

[アンコール]
シューマン:夕べの歌

【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。


Oboe_asahara.pdf

チケットについて チケットについて

■チケット料金(税込)

席種 S席 A席 U-25
料金 ¥3,600 ¥2,100 ¥1,500
■発売日
先行発売:2018年12月2日 (日) 10:00
(先行対象の席種:S席 A席)
※締切日:2018年12月10日 (月) 18:00

チケット予約・購入 お買い物カゴ トリオ・チケット 25

一般発売:2018年12月16日 (日) 10:00
※ U-25チケットは、2019年2月8日(金)12:00発売開始
(公式サイトのみでの取扱い)

■上野学園 石橋メモリアルホール

■曲目解説 PDFダウンロード

F.クープラン:《趣味の融合 または新しいコンセール集》 より 第5番

フランス・バロック音楽の巨匠フランソワ・クープランが、太陽王ルイ14世の晩年の憂鬱を慰めるために書いたと言われるのが1722年出版の《王宮のコンセール》(全4曲)。その続篇として1724年に出版されたのが、全10曲からなる《新しいコンセール》集である。楽器の編成は自由で、「あらゆる楽器で演奏可能」とある。「趣味の融合」には、イタリア様式とフランス様式との融合という意味があり、この第5番は副題に「愛の肖像」とイタリア語で付され、各楽章にはフランス語でタイトルが付けられている。全8楽章からなり、《新しいコンセール》のなかでも特に美しい魅力にあふれた作品である。

P.ゴーベール:田園風間奏曲

20世紀前半のパリで活躍したフィリップ・ゴーベールは、オペラ座の音楽監督やパリ音楽院のフルート科教授、パリ管の首席指揮者なども務めた人物。パリ音楽院の試験の課題曲として作曲されたこの曲は、牧歌的な雰囲気のなかにも、同時代のドビュッシーやラヴェルに通じる響きを感じさせてくれる。

A.ドラティ:5つの小品 より

今日、名指揮者として知られているアンタル・ドラティは、作曲家としても多くの作品を残した。独奏オーボエのための《5つの小品》は、1980年に作曲され、オーボエの名手ハインツ・ホリガーに捧げられている。そのなかから本日は、一聴してキャラクターの使い分けがわかる「アリとセミ」、どこか日本的な音階すら感じる「子守唄」、手品の早わざを模したような「手品」をお届けする。

ミヨー:オーボエとピアノのためのソナチネ

フランス6人組の一人、ダリウス・ミヨーは多産な作曲家で、ジャンルも多岐にわたる。「オーボエとピアノのためのソナチネ」は1954年の作。自在な跳躍、軽やかな旋律線、あふれる躍動感など、どこまでも明るい風景が広がっている。こうした特徴は、ミヨーの故郷である南プロヴァンスの風土とも関係があるのかもしれない。

C.シューマン:3つのロマンス

ロベルト・シューマンの妻であり、8人の子どもの母であり、ピアニストとしても一流だったクララ・シューマン。作曲家としても豊かな感性を持っていたが、時代がまだ女性作曲家を認めていなかったこともあり、37歳頃には作曲から手を引くことになる。全3楽章の本曲は、濃厚なロマンが香る1853年の作品。同年はブラームスが初めてシューマンのもとを訪れた年でもあった。

J.D.ゼレンカ:6つのトリオ・ソナタ より 第6番

18世紀前半ドイツのバロック音楽作曲家ヤン・ディスマス・ゼレンカは、20世紀半ばを過ぎて再評価された作曲家。《6つのトリオ・ソナタ》は、彼の代表作であり、最も多産だった1721~22年頃の作品と伝えられている。この第6番は、2つのオーボエとファゴット、および通奏低音という編成で、緩/急/緩/急の教会ソナタの形式になっている。

A.ドラティ:協奏的二重奏曲

本曲は、1983年に書かれたピアノとオーボエのための作品で、《5つの小品》同様にハインツ・ホリガーに捧げられた。第1楽章では民族色を感じさせる息の長い即興風の旋律を歌い、第2楽章では生き生きと音階を駆けめぐり、ピアノとオーボエが丁々発止のやり取りを繰り広げる。

主催:東京・春・音楽祭実行委員会/公益財団法人ソニー音楽財団 (Sony Music Foundation)
特別協力:上野学園 石橋メモリアルホール
協力:ビュッフェ・クランポン・ジャパン



※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※チケット代金お支払い後における、お客様の都合による変更・キャンセルは承りません。
※やむを得ぬ事情により内容に変更が生じる可能性がございますが、出演者・曲目変更による払い戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
※チケット金額はすべて消費税込みの価格を表示しています。
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(2018/12/27更新)

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