PROGRAMプログラム

東京・春・音楽祭2019

吉井瑞穂(オーボエ)& 鈴木大介(ギター)
~300年を経たロマンティックな調べ

バロックの名曲から細川まで。アバドに認められ、世界の最前線で活躍する吉井瑞穂が、鈴木大介をパートナーに迎えロマンティックに奏でます。

プログラム詳細

2019:03:25:19:00:00

■日時・会場
2019/3/25 [月] 19:00開演(18:30 開場)
上野学園 石橋メモリアルホール

■出演
オーボエ:吉井瑞穂
ギター:鈴木大介

■曲目
テレマン:  オーボエ・ソナタ イ短調 TWV41:a3[試聴]
  I. Siciliana
  II. Spirituoso
  III. Andante
  IV. Vivace
 オーボエ・ソナタ ホ短調 TWV41:e6[試聴]
  I. Largo
  II. Allegro
  III. Grave
  IV. Vivace
 《無伴奏オーボエのための12の幻想曲》 より 第2番 イ短調 TWV40:3[試聴]
細川俊夫:セレナーデ
細川俊夫:スペル・ソング ―呪文のうた―[試聴]
日本古謡(細川俊夫編):さくら
宮城道雄:春の海[試聴]
C.P.E.バッハ:オーボエ・ソナタ ト短調 Wq.135
  I. Adagio
  II. Allegro
  III. Vivace

※当初発表の曲目より、一部変更が生じております。

[アンコール]
テレマン:オーボエ・ソナタ イ短調 TWV41:a3よりⅢ. Andante(ボサノヴァ風アレンジ)
エンニオ・モリコーネ:ガブリエルのオーボエ

【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。


チケットについて チケットについて

■チケット料金(税込)

席種 S席 A席 U-25
料金 ¥4,100 ¥3,100 ¥1,500
■発売日
先行発売:2018年12月2日 (日) 10:00
(先行対象の席種:S席 A席)
※締切日:2018年12月10日 (月) 18:00

チケット予約・購入 お買い物カゴ トリオ・チケット 25

一般発売:2018年12月16日 (日) 10:00
※ U-25チケットは、2019年2月8日(金)12:00発売開始
(公式サイトのみでの取扱い)

■上野学園 石橋メモリアルホール

■曲目解説 PDFダウンロード

テレマン:オーボエ・ソナタ イ短調 TWV41:a3、オーボエ・ソナタ ホ短調 TWV41:e6

テレマンの作品はTWV(Telemann-Werke-Verzeichnis:テレマン作品目録)に従って整理されている。その40番台の前半には室内楽曲が並び、この2曲に付けられた「TWV41」は、1つの独奏楽器と通奏低音という括りを表している(ちなみに、無伴奏作品[通奏低音なし]には「TWV40」、2つの独奏楽器と通奏低音には「TWV42」、3つの独奏楽器と通奏低音には「TWV43」、4つ以上の独奏楽器と通奏低音には「TWV44」という番号が与えられている)。

「オーボエ・ソナタ イ短調 TWV41:a3」が含まれる《忠実な音楽の師》という曲集は、ハンブルクで1728~29年にかけて2週間ごとに新作の楽譜が出版された、言わば市民のための音楽雑誌(楽譜集)で、その内容も器楽曲から声楽曲まで多岐にわたっていた。本曲は4楽章構成で、緩やかなシチリアーナに、躍動感のあるスピリトゥオーソが続き、第3楽章のアンダンテは伸びやかな旋律が美しい。最後は軽やかな技巧を見せるヴィヴァーチェで締めくくる。

「オーボエ・ソナタ ホ短調 TWV41:e6」が含まれる《音楽の練習帳》は1739~40年の出版。これもまた様々な器楽曲の組み合わせで、ソロ・ソナタ12曲、トリオ・ソナタ12曲、計24曲の作品集となっている。本曲は4楽章構成で、荘重なラルゴ、畳みかけるようなアレグロを経て、第3楽章グラーヴェでは、多彩な旋律が披露される。最後のヴィヴァーチェは、通奏低音を引き受けるギターの超絶技巧が聴きどころ。

テレマン:《無伴奏オーボエのための12の幻想曲》 より 第2番 イ短調 TWV40:3

原曲は、ハンブルクで出版された《無伴奏フルートのための12の幻想曲》所収。作曲時期は諸説あるが、おおよそ1730年前後とされている。ここでの「幻想曲」とは、ロマン派的な意味での「幻想」とは異なり、バッハのそれに見られるある種の厳格さと即興性を持った音楽を指す。この第2番は、緩/急/緩/急という教会ソナタのスタイルを採っている。第1楽章は荘重なグラーヴェ。半音階的な和声からなる第2楽章のヴィヴァーチェ、ゆるやかに歌われる第3楽章のアダージョを経て、最終楽章のアレグロへと至る。

細川俊夫:セレナーデ

スウェーデン放送局の委嘱作品。2003年3月7日、ティモ・コルホーネンのギター独奏により、音楽祭「ムジカ・ノヴァ・ヘルシンキ」で初演された。2つの楽章からなり、第1楽章は「月光」。日本の伝統音楽を念頭においた作風で、ゆったりしたテンポで爪弾かれる音楽は、邦楽器の響きを彷彿とさせる。第2楽章は「夢路」。さらにゆっくりと奏でられるアルペジオは、いにしえの英国の香りを湛えている。音の切れ切れに、遠くダウランドのリュートの響きが聴こえてくる。

細川俊夫:スペル・ソング ―呪文のうた―

若手オーボエ奏者にとってはお馴染みとなった5分ほどの小品。2015年10月に催された「第11回 国際オーボエコンクール・軽井沢」の第2次予選の課題曲として、公益財団法人ソニー音楽財団の委嘱により作曲され、審査委員長を務めたベルリン・フィルの元オーボエ奏者、ハンスイェルク・シェレンベルガーに献呈された。無伴奏オーボエによる難度の高い奏法が、聴く者を釘付けにする。

細川俊夫編:日本古謡「さくら」

日本の民謡をギターのために編曲した《日本民謡集より》の1曲。細川自身が音楽監督を務める武生国際音楽祭で、フィンランドのギタリスト、マルクス・ホックリによって、2004年に初演された。

宮城道雄:春の海

盲目の箏曲家、宮城道雄が昭和5(1930)年の歌会始の勅題「海辺の巖」にちなみ、前年末に作曲した尺八と箏のための二重奏曲。作曲者自身も訪れたことのある春の瀬戸内海の印象をもとにした、のどかな旋律が奏でられる。なお、この曲がポピュラリティを得たのは、フランスの女流ヴァイオリニスト、ルネ・シュメーと宮城の共演が話題を呼んだ1932年頃からで、二人が共演したレコードも発売された。

カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ:オーボエ・ソナタ ト短調 Wq.135

ヨハン・セバスティアン・バッハと最初の妻マリア・バルバラとの間に生まれた次男カール・フィリップ・エマヌエルの名付け親は、父のライバルとも言えるゲオルク・フィリップ・テレマン。前古典派の人気作曲家だったエマヌエルがハイドンやベートーヴェンに影響を与えたのと同様に、エマヌエルは父よりも時の人であったテレマンの影響を強く受けている。複雑で難解になり過ぎたバロックの様式から、ホモフォニックで歌謡的なギャラント様式へと舵を切ったのである。

オーボエと通奏低音のために書かれた本作の詳しい創作過程はわかっていないが、オーボエのためのオリジナル作品であり、エマヌエルが残した唯一のオーボエ・ソナタである。短く序奏的な扱いのアダージョ楽章は、哀愁ただようメロディが魅力的。第2楽章は推進力あふれるアレグロ。終楽章のヴィヴァーチェは、メヌエット主題と3つの変奏からなるシャコンヌが置かれており、変奏の最後に主題を再現して曲を閉じる。

主催:東京・春・音楽祭実行委員会
特別協力:上野学園 石橋メモリアルホール



※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※チケット代金お支払い後における、お客様の都合による変更・キャンセルは承りません。
※やむを得ぬ事情により内容に変更が生じる可能性がございますが、出演者・曲目変更による払い戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
※チケット金額はすべて消費税込みの価格を表示しています。
※営利目的のチケットの転売はいかなる場合でも固くお断りします。正規の方法以外でご購入いただいたチケットのトラブルに関して、当実行委員会はいかなる責任も負いません。

(2018/10/29更新)

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