PROGRAMプログラム

都響メンバーによる室内楽 ~ソロ・コンサートマスター、矢部達哉とともに

都響メンバーによる室内楽
~ソロ・コンサートマスター、矢部達哉とともに

四半世紀にわたり都響を牽引するソロ・コンサートマスター矢部達哉を中心に、
室内楽の名手たちによる重厚なプログラム。

プログラム詳細

2019:03:16:19:00:00

■日時・会場
2019/3/16 [土] 19:00開演(18:30 開場)
東京文化会館 小ホール

■出演
ヴァイオリン:矢部達哉双紙正哉
ヴィオラ:村田恵子
チェロ:清水詩織森山涼介
フルート:小池郁江
クラリネット:三界秀実

■曲目
モーツァルト:フルート四重奏曲 第1番 ニ長調 K.285[試聴]
 I. Allegro
 II. Adagio
 III. Rondeau
ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 op.115[試聴]
 I. Allegro
 II. Adagio
 III. Andantino
 IV. Con moto
シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D956[試聴]
 I. Allegro ma non troppo
 II. Adagio
 III. Scherzo. Presto - Trio. Andante sostenuto
 IV. Allegretto

【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。


0316東文・都響メンバー・曲解.pdf0316東文・都響メンバー・曲解.pdf

チケットについて チケットについて

■チケット料金(税込)

席種 S席 A席 U-25
料金 ¥5,200 ¥4,100 ¥1,500
■発売日
先行発売:2018年12月2日 (日) 10:00
(先行対象の席種:S席 A席)
※締切日:2018年12月10日 (月) 18:00

チケット予約・購入 チケットれすQ お買い物カゴ トリオ・チケット 25

一般発売:2018年12月16日 (日) 10:00
※ U-25チケットは、2019年2月8日(金)12:00発売開始
(公式サイトのみでの取扱い)

■東京文化会館 小ホール

■曲目解説 PDFダウンロード

モーツァルト:フルート四重奏曲 第1番

21歳のモーツァルトがマンハイムに滞在中、裕福なアマチュアのフルート奏者フェルディナント・ドジャンの依頼を受けて、1777年12月に完成。古今を通じて傑作と名高い作品である。急・緩・急とバランスのとれた3楽章構成で、フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロという編成。
 第1楽章アレグロはソナタ形式。冒頭からフルートが、清新かつ流麗な第1主題を紡ぎだす。展開部ではイ短調に転じ、陰影を添える。第2楽章アダージョは、短い三部形式。弦のピチカートに乗ってフルートが憂いを含んだ旋律を歌い、アタッカで切れ目なく終楽章へと続く。第3楽章は、軽快なロンド形式。目くるめく主題が息をつく間もなくつながって、愉悦のフィナーレをむかえる。

ブラームス:クラリネット五重奏曲

1891年夏に避暑地バート・イシュルで書かれた。本曲を含むブラームス晩年のクラリネット作品は、クラリネットの名手リヒャルト・ミュールフェルトとの出会いから生まれた。
 第1楽章アレグロはソナタ形式。冒頭の弦の導入から、クラリネットが主題を受け継いでいくその悲愴な美しさが、曲全体を貫いている。クラリネットが広い音域にわたる技巧を見せつつも、旋律の柔らかさを失わないのは、「あたたかみを感じさせる」と評されたミュールフェルトの音色を念頭に書かれているからだろうか。第2楽章アダージョは三部形式。夢見るような繊細さをもつ緩徐楽章だが、クラリネットによる濃密な情感が加味されている。第3楽章アンダンティーノは、冒頭に示されるクラリネットの民謡風の主題が、弦のリズミカルなトリオとコントラストをなし、短いながらもスケルツォのような役割を果たす。第4楽章コン・モートは、ロンド風の変奏曲形式。憂愁を帯びた主題と5つの変奏からなり、最後は第1楽章の第1主題が回想されて終曲する。

シューベルト:弦楽五重奏曲

1828年夏に作曲されたシューベルト唯一の弦楽五重奏曲で、同年11月の作曲者の死により最後の室内楽曲となった。ヴァイオリン2、ヴィオラ1、チェロ2というモーツァルトの弦楽五重奏曲とは異なる編成を採用し、低音域の充実が図られている。シューベルトならではの謹直な音楽性とロマンティックな気分が交錯する本曲は、若々しい感性に満ち、作品に対する並々ならぬ意欲が感じられる。
 長大な第1楽章アレグロ・マ・ノン・トロッポはソナタ形式。美しい抒情性を帯びた主題と、緊張を高める鋭い主題とがドラマティックな和声とともに進行する。三部形式による第2楽章アダージョは、ホ長調の息の長い旋律が繰り返されたのち、中間部で突如、ヘ短調の慟哭するような旋律が現れて転調するが、再び平穏を取り戻す。第3楽章スケルツォは、力強くバイタリティあふれるプレストの主部と、アンダンテ・ソステヌートの緩やかで内省的なトリオとの対比が印象的。第4楽章アレグレットは、自由なロンド・ソナタ形式による華やかなフィナーレ。舞曲的な性格を強く感じさせる2つの主題が交互に現れ、コーダでは次第にテンポを増し、エネルギッシュに曲を閉じる。

主催:東京・春・音楽祭実行委員会



※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※チケット代金お支払い後における、お客様の都合による変更・キャンセルは承りません。
※やむを得ぬ事情により内容に変更が生じる可能性がございますが、出演者・曲目変更による払い戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
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(2018/10/29更新)

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