PROGRAMプログラム

東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2017-

ミュージアム・コンサートコハーン・イシュトヴァーン クラリネット・リサイタル

ハンガリーと日本を拠点に活躍するクラリネット奏者による待望のリサイタル。12歳でバルトーク音楽院英才教育コースに入学後、数々のコンクールで優勝を重ね、日本でもソリストとして活躍、奏者自身による編曲も交えた名曲をお楽しみください。

プログラム詳細

2017:04:06:19:00:00

■日時・会場
2017.4.6 [木] 19:00開演(18:30開場)
国立科学博物館 日本館講堂

■出演
クラリネット:コハーン・イシュトヴァーン
ピアノ:村田千佳

■曲目
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 《F.A.E.》 より 第3楽章 スケルツォ [試聴]
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ 《F.A.E.》 より 第2楽章 間奏曲 [試聴]
ホロヴィッツ:クラリネット・ソナチネ
バーンスタイン:クラリネット・ソナタ
F.ジャンジャン:ギスガンドリー [試聴]
バルトーク:ルーマニア民族舞曲 [試聴]
ブラームス(コハーン編):ハンガリー舞曲集 より
 第1番 ト短調 [試聴]
 第5番 嬰ヘ短調 [試聴]
コハーン:ハンガリー幻想曲 第1番
ピアソラ:
 忘却 [試聴]
 リベルタンゴ [試聴]
モンティ:チャールダーシュ [試聴]

* 当初発表の曲順より一部変更となりました。

[アンコール]
コヴァーチ:ショーレム・アレイヘム
ピアソラ(コハーン編):リベルタンゴ

【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。


チケットについて

■チケット料金(税込)

席種 全席自由
料金 ¥3,600

 ■発売日
  一般発売:2016年12月8日(木)10:00

■曲目解説

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 《F.A.E.》 より 第3楽章

「F.A.E.ソナタ」は、シューマンが、弟子のアルベルト・ディートリヒとブラームスと3人で共作して、友人の名ヴァイオリン奏者ヨーゼフ・ヨアヒムに作品を贈ろうという企画から生まれた。第3楽章スケルツォはブラームスが担当。各楽章とも、ヨアヒムのモットー「自由だが孤独に(Frei aber einsam)」の頭文字をとった「F(ファ)・A(ラ)・E(ミ)」がモチーフとして使われており、この楽章では中間部に変形した形で用いられている。

シューマン:ヴァイオリン・ソナタ 《F.A.E.》 より 第2楽章

「F.A.E.ソナタ」では、シューマンは第2・第4楽章を受け持った。のちにシューマンはこれらの楽章を転用し、さらに2つの楽章を追加して「ヴァイオリン・ソナタ第3番」を完成させた。

バーンスタイン:クラリネット・ソナタ

指揮者・作曲家として活躍したレナード・バーンスタインが、カーティス音楽院を出たばかりの1942年、24歳のときに書いた全2楽章のソナタ。バーンスタインにとって初めて出版された作品で、愛着を持っていたという。第1楽章では20世紀前半に主流となった新古典主義的な語法が用いられ、緩急が繰り返される第2楽章では、速い部分にジャズの影響がみられる。

F.ジャンジャン:ギスガンドリー

フォスタン・ジャンジャンは、フランスのトランペット奏者で、20世紀前半のスウィング・ジャズ全盛期に活躍した。本曲は兄弟モーリスとの共作で、軽やかなスウィングが心地よい小品である。

バルトーク:ルーマニア民俗舞曲

全6曲からなるピアノ組曲《ルーマニア民俗舞曲》は、1915年の作品。各曲は非常に短いが、それぞれ性格の異なる濃厚な民俗性が感じられる。1917年には作曲家自身により管弦楽用にも編曲された。

ブラームス(コハーン編):ハンガリー舞曲集 より

ブラームス編曲によるハンガリーの舞曲(チャールダーシュ)集と言ってよい作品。オリジナルは4手ピアノ用に書かれ、4集・全21曲にまとめられた。のちにはブラームス自身や他の作曲家により管弦楽用などにも編曲された。第1番は憂愁を帯びた重厚なチャールダーシュ。第5番は全曲のなかでも最も有名で、ヴァイオリン編曲等でもよく演奏される。

コハーン:ハンガリー幻想曲 第1番

2015年に完成した、ハンガリー出身のコハーンによるクラリネットとピアノのための作品。自身の音楽的ルーツを辿るような、種々のハンガリー舞曲風の曲想のなかにコハーンならではの技巧が織り込まれている。

ピアソラ:「忘却」「リベルタンゴ」

「忘却」は、マストロヤンニ主演のイタリア映画「エンリコ4世」(1984)のテーマ曲。「リベルタンゴ」は1974年の作品で、イタリアに渡ったピアソラの第1作。日本におけるピアソラ・ブームの火付け役ともなった曲である。

モンティ:チャールダーシュ

ヴィットリオ・モンティは、ナポリ生まれのヴァイオリン奏者・作曲家で、この1曲によってのみ知られている。「チャールダ」とはハンガリー語で「酒場」という意味。ハンガリー音楽同様に、遅い部分のラッサンと速い部分のフリスカからなり、ラッサンはかなりゆったりと深い哀愁を込めて奏される。

主催:東京・春・音楽祭実行委員会 共催:国立科学博物館 協力:タカギクラヴィア株式会社


※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※やむを得ぬ事情により内容に変更が生じる可能性がございますが、出演者・曲目変更による払い戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
※チケット金額はすべて消費税込みの価格を表示しています。
※ネットオークションなどによるチケットの転売はお断りいたします。

(2017/05/12更新)

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