PROGRAMプログラム

東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2017-

ミュージアム・コンサート東博でバッハ vol.33 イェンス=ペーター・マインツ(チェロ)

1994年、ミュンヘン国際コンクールでチェロ部門では17年ぶりとなる優勝を飾ったドイツ生まれのマインツ。ベルリン・ドイツ響第1ソロ・チェロ奏者を経て、アバドの招きでルツェルン祝祭管ソロ・チェロ奏者として活躍する、至高のチェリストによるバッハの世界。

プログラム詳細

2017:03:25:14:00:00

■日時・会場
2017.3.25 [土] 14:00開演(13:30開場)
東京国立博物館 平成館ラウンジ

■出演
チェロ:イェンス=ペーター・マインツ

■曲目
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007 [試聴]
リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ [試聴]
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第2番 二短調 BWV1008 [試聴]
デュティユー:ザッハーの名による3つのストローフェ [試聴]
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第6番 二長調 BWV1012 [試聴]

* 当初発表の曲順より一部変更となりました。

【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。


チケットについて

■チケット料金(税込)

席種 全席自由
料金 ¥3,600
  コンサート当日、総合文化展をご覧いただけます。

 ■発売日
  一般発売:2016年12月8日(木)10:00

チケット予約・購入 お買い物カゴ トリオ・チケット

■曲目解説

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番

《無伴奏チェロ組曲》(全6曲)が書かれた年代については、ケーテンの宮廷楽長時代(1717~23)の前期と推定されている。組曲の構造は、定型である「アルマンド/クーラント/サラバンド/ジーグ」の4つの舞曲を基本としながら、第1曲に「プレリュード(前奏曲)」を、最後のジーグの前の第5曲には「メヌエット/ガヴォット/ブーレ」のなかからいずれかの流行舞曲を加えた形に統一されている。第1番は、ト長調というチェロの運指に合った調性が伸びやかな響きを生み出す。第1曲プレリュードは本組曲中もっとも有名な楽章で、間断なく続く16分音符の流れがその背後で進む和声を浮き彫りにする。第2曲は安らぎに満ちたアルマンド、第3曲はイタリア型の急速な3拍子によるクーラント、第4曲は優雅なサラバンド、第5曲には2つのメヌエットが用いられている。そして第6曲の軽快な短いジーグで曲を閉じる。

リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ

ハンガリーの作曲家ジェルジュ・リゲティが若い頃に書いた作品で、共産主義政権下のハンガリーでは長らく出版・演奏不可の憂き目をみていたが、30年ほど経て世界に広まると、たちまち演奏機会の多い作品となった。第1楽章の「ディアローゴ」とは「対話」という意味。作曲者によれば「男女の会話」とのことである。これについては興味深い逸話が残されており、第1楽章は元々知人の女性チェリストのために1948年に書かれた単独の小品だった。しかし、その小品は当の女性に顧みられることもなく、やがて1953年に有名な女性チェリストのヴェラ・デーネシュから作曲依頼を受けた際に、第2楽章の技巧的な「カプリッチョ」を加えて、全2楽章の本曲が完成したのである。

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第2番

ニ短調という調性は、音楽を内省的な方向へと誘う。第1曲プレリュードは、和声よりも旋律そのものに重点が置かれている。第2曲は高度な技巧が要求されるアルマンド、第3曲のシンプルなイタリア型クーラントを経て、第4曲は引き伸ばされた旋律に和音が重なる典雅なサラバンド。第5曲の2つのメヌエットでは、主調の第1メヌエットがニ短調、第2メヌエットがニ長調となり、古風な響きを醸す。終曲のフランス風ジーグは、規則正しい8小節の楽節構成。

デュティユー:ザッハーの名による3つのストローフェ

1976年、スイスの音楽家パウル・ザッハーの満70歳を記念して、ロストロポーヴィチの提案により、ブーレーズ、ベリオ、ヘンツェ、ブリテン、そしてデュティユーら現代音楽界を代表する12人の作曲家が独奏チェロのための作品を作曲した。そして、一連の作品には全て、音名に置き換えたザッハー(Sacher)の名にもとづくモチーフが用いられている。

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第6番

本来5弦チェロ(高音側にE線が追加された)のために書かれており、通常のチェロでは演奏が困難とされるが、技巧的にも内容的にもスケールが大きく、充実した作品である。第1曲は、2本の弦にまたがって同音高を弾くなど、弦楽器ならではの可能性が試された難度の高いプレリュード。第2曲は、美しい陽光が射し込むような抒情的なアルマンド。第3曲は、軽やかさが心地よいイタリア型クーラント。第4曲のサラバンドでは、重音の合間を縫うようにして紡ぎ出される旋律が美しい。第5曲は、素朴な舞曲的雰囲気を持つガヴォットで、ヴァイオリン編曲でもよく弾かれる。第6曲ジーグは、様々な音型が見事に組み合わされており、これをもって本組曲のフィナーレとなる。

主催:東京・春・音楽祭実行委員会 共催:東京国立博物館 協力:日本音響エンジニアリング株式会社


※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※やむを得ぬ事情により内容に変更が生じる可能性がございますが、出演者・曲目変更による払い戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
※チケット金額はすべて消費税込みの価格を表示しています。
※ネットオークションなどによるチケットの転売はお断りいたします。

(2017/03/24更新)

ページの先頭へ戻る