PROGRAMプログラム

東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2017-

名手たちによる室内楽の極(きわみ)
~モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト

意欲的なプログラムと完成度の高さで、期待と人気が高まるシリーズ。今回はデュオ、トリオ、クインテットで名手の聴かせどころが満載。この春も多彩なラインナップでお楽しみください。

プログラム詳細

2017:03:26:15:00:00

■日時・会場
2017.3.26 [日] 15:00開演(14:30開場)
東京文化会館 小ホール

■出演
ヴァイオリン:長原幸太岡本誠司
ヴィオラ:鈴木康浩
チェロ:上森祥平富岡廉太郎

■曲目
モーツァルト:

ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 第1番 ト長調 K.423 [試聴]

ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 第3番 ニ長調 op.9-2 [試聴]
シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956 [試聴]

【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。


チケットについて

■チケット料金(税込)

席種 S席 A席 U-25
料金 ¥4,600 ¥3,100 ¥1,500

 ■発売日
  一般発売:2016年11月27日(日)10:00

  ※ U-25チケットは、2017年2月10日(金)12:00発売開始
   (公式サイトのみでの取扱い)


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■曲目解説

モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 第1番

本作は1783年7~10月にかけてつくられた。モーツァルトの友人ミヒャエル・ハイドンはザルツブルクの大司教から6曲の二重奏曲の作曲を依頼されていたが、4曲完成させたところで病に伏してしまう。モーツァルトは妻とともに帰省した際、友人の代わりに急きょ2曲を作曲した。

ヴァイオリンとヴィオラという最小編成を用い、ヴァイオリンが旋律、ヴィオラが伴奏を受け持つ場面も少なくないが、2つの楽器の掛け合いは非常に魅力的である。第1楽章の快活なアレグロは弾むように進み、第2楽章のアダージョでは馥郁たる旋律が聴かれる。第3楽章のロンドはカノンになっており、ヴィオラはヴァイオリンが提示した旋律を追いかけるが、それ以外は従属的な役割を担う。

ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 第3番

ベートーヴェンはウィーンでの楽壇デビュー後、5曲の弦楽三重奏曲を書いている。最初の2曲(op.3とop.8)は多楽章構成だが、1798年に完成した本作を含む3曲の弦楽三重奏曲(op.9)はいずれも4楽章形式をとっている。これらは後の弦楽四重奏曲群と比べて深みに欠けるという指摘もあるが、若きベートーヴェンの覇気と情熱が感じられる作品群である。

第1楽章のアレグレットはソナタ形式で、大らかに歌うヴァイオリンの旋律がヴィオラ、チェロを鼓舞する。第2楽章のアンダンテでは一転して物悲しい旋律が現れるが、それを慰めるかのように第3楽章の内省的なメヌエットが続く。第4楽章はロンド・ソナタ形式。再現部では主題がチェロに引き継がれ、低音部の存在感が際立つ。

シューベルト:弦楽五重奏曲

1828年夏につくられた本作は、同年11月の作曲者の死により最後の室内楽曲となった。シューベルト唯一の弦楽五重奏曲であり、モーツァルトに倣ったヴァイオリン2、ヴィオラ2、チェロ1という編成とは異なる、ヴァイオリン2、ヴィオラ1、チェロ2という編成を採用することで、低音域の充実が図られている。また各楽章は大規模で様々な要素が盛り込まれており、彼の本作にかける並々ならぬ意欲が感じられる。

第1楽章のアレグロは古典的なソナタ形式で、提示部の抒情的な主題と展開部の鋭く悲しみを帯びた主題がドラマティックな和声とともに推移していく。第2楽章のアダージョではホ長調の息の長い旋律が繰り返されたのち、突如、ヘ短調の慟哭するような旋律が現れて不安定に転調するが、徐々に静けさを取り戻す。この楽章は瞑想的な曲想ゆえに人気が高く、映像作品などにしばしば用いられている。第3楽章はバイタリティーあふれるスケルツォと、緩やかなテンポで奏される内省的なトリオの対比が特徴的である。第4楽章のアレグレットは自由なソナタ形式。牧歌的で優美な2つの主題がやや不規則に現れるが、終盤に向けて徐々にテンポを増し、エネルギッシュに曲を閉じる。シューベルトならではの謹直な音楽性とロマンティックな気分が交錯する本作は、若々しい感性に満ち、聴く者を彼自身の見果てぬ夢へと誘うかのようである。


主催:東京・春・音楽祭実行委員会


※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※やむを得ぬ事情により内容に変更が生じる可能性がございますが、出演者・曲目変更による払い戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
※チケット金額はすべて消費税込みの価格を表示しています。
※ネットオークションなどによるチケットの転売はお断りいたします。

(2017/03/25更新)

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