PROGRAMプログラム

東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2013-

ミュージアム・コンサート「エル・グレコ」展 記念コンサート
vol.2 16~17世紀のスペイン世俗音楽 ~西山まりえ(チェンバロ&バロック・ハープ)

スペイン三大画家のひとりとして人気の高いエル・グレコ展に因んで、ヴァイオリンや同時代の楽器と唄による、スペイン音楽をお届けします。エル・グレコが生きた時代やスペインの空気を彷彿とさせる音楽をお楽しみください。

プログラム詳細

2013:03:31:14:00:00

© 堀田力丸
■日時・会場
2013.3.31 [日] 14:00開演(13:30開場)[約60分]
東京都美術館 講堂

■出演
チェンバロ&バロック・ハープ:西山まりえ
唄&ダンス:島田道生

■曲目
エルナンド・デ・カベソン編:甘き思い出
作者不詳:エスパニョレタス
アントニオ・デ・カベソン:パバーナ
作者不詳:クラロス伯爵
ディエゴ・ピサドール:ロマンセ「聖ホアン祭の朝」speaker.gif[試聴]
ルイス・デ・ナルバエス:ロマンセ「モーロの王は散策していた」speaker.gif[試聴]
作者不詳:「ラス・フォリアス」speaker.gif[試聴]
作者不詳(セファルディ民謡):花咲ける薔薇

【試聴について】
speaker.gif[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、
プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。
ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。


~「エル・グレコ」展 記念コンサート~

出演者

チェンバロ&バロック・ハープ:西山まりえ Marie Nishiyama 東京音楽大学ピアノ科卒業。同大学研究科チェンバロ科修了。渡邊順生に師事。大学在学中、17世紀イタリアのフレスコバルディやピッキ等のチェンバロ作品に接し、深く内省的でありながら音楽の喜びに満ちていることに魅せられ、チェンバロの道に進む。研究科終了後、ミラノ市立音楽院、スイス、バーゼルのスコラ・カントールムに留学。中世及びルネサンス音楽を学び、▼続きを見る ヒストリカル・ハープをM.ガラッシ、H.ローゼンツヴァイクに師事。また、イタリアのチェンバリスト、R.アレッサンドリーニにも師事。卒業後、「コンチェルト・ヴォカーレ」や「アントネッロ」のメンバーとして活躍、チェンバロとハープ両方を操るソリストでもある。栃木[蔵の街]音楽祭、大分・長湯ルカス音楽祭、目白バ・ロック音楽祭に招かれ、霊感に満ちた演奏で聴衆を魅了する。また海外でも評価が高く、2008年オランダ・ユトレヒト音楽祭よりソロ・リサイタルに招聘され好評を博した。古楽器を奏でる上では、バッハやそれ以前の作曲家たちがそうであったように、即興演奏を音楽の重要な要素としてとらえ、山下洋輔等ジャズ・ミュージシャンとの共演を通じて、内面から溢れ出るさまざまな感情の一期一会の表現を追求している。邦人としては類のないヒストリカル・ハープ奏者として演奏、録音活動や後進の指導にあたっている。第11回国際古楽コンクール〈山梨〉・チェンバロ部門第1位。第23回では同コンクール審査員を務めた。上原賞及び栃木[蔵の街]音楽祭賞受賞。レコード芸術「読者が選ぶピープル2007」、HMV「2008年度期待のアーティスト5名」に選出。国内外レーベルへの録音も多数。J.S.バッハ・シリーズCD『インヴェンション&シンフォニア』『イタリア協奏曲&フランス風序曲』『フランス組曲』最新アルバム『ドメニコ・スカルラッティ ソナタ集』以上すべて「レコード芸術」誌、特選盤。『バロック・ハープとの出会い』準特選盤/朝日新聞推薦盤。『ファンタシーアの奏法 イベリア半島の鍵盤音楽』スペイン「リトゥモ」誌、最優秀推薦盤等、CDへの評価がすべて高い実力派である。古楽アンサンブル「アントネッロ」メンバー。信州アーリー・ミュージック音楽村芸術監督。 ▲プロフィールを閉じる

チェンバロ&バロック・ハープ:西山まりえ Marie Nishiyama

唄&ダンス:島田道生 Michio Shimada 東京都出身。武蔵野音楽大学大学院声楽専攻修了。国際ロータリー財団奨学生としてスペインに留学。マドリード王立音楽院スペイン音楽特別完成コース修了。アルフォンソ8世国際大学スペイン歌曲マスタークラス修了。帰国後、本格的に演奏活動を開始。オペラではドニゼッティ《愛の妙薬》のネモリーノ役を主なレパートリーとし、▼続きを見る コミカルなキャラクターテノールとしても定評がある。東京オペラ・プロデュース公演『当惑した家庭教師』のピッペット役では、クラシック公演では珍しいほど会場の爆笑を誘い、新国立劇場制作『イタリアのモーツァルト』では俳優として主役モーツァルトを熱演、“見事な歌役者ぶり”と好評を得た。また、スペイン版オペレッタ《サルスエラ》の分野では数多くの日本語版初演に主役として出演。その後、劇団四季『オペラ座の怪人』にアンドレ、宝石商役をレパートリーとしてロングラン公演に出演。一方、宗教曲の分野では、バッハ《ヨハネ受難曲》福音史家や《マタイ受難曲》、ヘンデル《メサイア》、モーツァルト《レクイエム》のテノールソロでは、透明感のあるレチタティーヴォと情熱的な高音を駆使しての柔軟な歌唱で高い評価を得ている。コンサート活動としては、主にスペイン歌曲やラテンポピュラーでプログラムを構成し、日本の懐かしい歌や歌謡曲を織り交ぜながら、親しみやすく楽しい演奏を展開。最近では芸能界にも活動の場を広げ、新感覚夫婦漫才師“島田夫妻”として、日本テレビ『エンタの神様』、TBS『はなまるマーケット』他、多数のテレビ番組に出演。現在、Natural Voice Training《Shimada-式》(ナチュラルボイストレーニング島田式)を開校し、自然な声で歌う喜びによって癒されるボイスセラピー、Shimada式歌声診療所を展開するべく、研究・指導に励んでいる。二期会、東京室内歌劇場所属、総合学院テクノスカレッジ芸術科講師。飯能市・プリムラコーラス、八王子市・杉の沢合唱団、茂原市女性コーラスVoci d’angeli 常任指揮者。 ▲プロフィールを閉じる

唄&ダンス:島田道生 Michio Shimada

主催:東京・春・音楽祭実行委員会 共催:東京都美術館 後援:朝日新聞社

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