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お知らせ 2015/11/30

「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2016-」プレス懇親会レポート

2015.11.25_1.jpg11月25日、都内会場にて、2016年で12回目を数える「東京・春・音楽祭」のプレス懇親会が行われ、ドメニコ・ジョルジ駐日イタリア大使、二木忠男上野観光連盟会長、および実行委員長の鈴木幸一、事務局長の芦田尚子が出席しました。

冒頭で、音楽祭の12年を振り返った鈴木。かつて暗い時代のチェコで見た「プラハの春音楽祭」に刺激を受けたこと、小澤征爾氏と一緒に「日本も受容するだけではなく、世界に誇れるものを発信していきたい」と音楽祭を始めた経緯について語りました。当初はお客さんが入らず、苦労を重ねたが、リッカルド・ムーティ氏の「最初からうまくいった音楽祭は一つもない。長年我慢して積み重ねることでしか音楽祭はつくれない」という言葉にも励まされ、これまで続けることができたと言う。2009年には「東京のオペラの森」から「東京・春・音楽祭」として再スタートを切ったことや、2011年の震災時にズ―ビン・メータ氏の指揮で上演した思い出深い「第九」などのエピソードに触れ、改めて「世界の『東京・春・音楽祭』にしたい」と決意が語られました。

来年は、1866年8月25日に日本とイタリアの国交樹立の締結をされてから150年の記念の年にあたります。音楽祭は3月16日、17日にムーティ氏が約10年前に設立したルイージ・ケルビ-ニ・ジョヴァニーレ管弦楽団と東京春祭特別オーケストラの合同公演で開幕。ジョルジ駐日イタリア大使は「この特別な年に、ケルビ-ニ管弦楽団が日本で初演奏するだけではなく、日本の若手演奏家と特別オーケストラを編成し、一緒に演奏するのは、日本の音楽ファンの皆様にとって夢のような共演」と述べ、加えて、来年は日伊国交樹立150周年記念事業の一環として「ボッティチェリ展」や「カラヴァッジョ展」に因んだコンサートが開催されること、さらには特別オーケストラが3月に引き続き、7月にイタリアのラヴェンナ音楽祭でも共演することについても発表されました。

当日はムーティ氏からもビデオメッセージが到着。「両国の音楽家が一体となって合同で演奏ができることは友好関係の歴史の上でも大変意義のあること」と、開幕公演への思いが語られました。

二木忠男上野観光連盟会長は、これまでの上野の街と音楽祭との連携事業について説明。
「東京・春・音楽祭は、12年の月日を経てすっかり上野の街に定着したと思う。今後も歴史・伝統・文化、そして快適な上野の良いイメージを伝えられるように一緒に盛り上げていきたい」と抱負を語りました。

なお、芦田より日伊国交樹立150周年記念公演に付随して、来春ムーティ氏と氏が音楽祭で演奏するヴェルディとボイトが一緒にデザインされた切手が発売されることが発表されたほか、約130に及ぶ有料・無料公演のラインナップについて紹介されました。

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写真左より、二木忠男上野観光連盟会長、鈴木幸一(実行委員長)、ドメニコ・ジョルジ駐日イタリア大使


東京・春・音楽祭は2016年3月16日(水)~4月17日(日)の1ヵ月間に亘り開催。12年目を迎え、これから新たな展開を目指す音楽祭に、どうぞご注目ください!

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