HARUSAI JOURNAL春祭ジャーナル

春祭ジャーナル 2013/03/29

「ストラヴィンスキー・ザ・バレエ」に寄せて
~ウィーン国立バレエ団 芸術監督よりメッセージ

© Kiyonori Hasegawa
これは本当に素晴らしく美しいオマージュだ...
ストラヴィンスキーの《春の祭典》のモーリス・ベジャール版は、既にバレエの歴史においては「宝」となっています。
世界中で上演されてきたこのバレエが、東京バレエ団のダンサーによって上演されることには、既に成功と絶賛を受ける予感があります。
ド・バナ氏にとって、巨匠であるモーリス・ベジャールの作品と共にこの夕べをすごせること、またストラヴィンスキーのバレエ音楽《アポロ》に新たな視点を与えたことは、誇らしいことでしょう。
おそらくこの新しい《アポロ》は、バランシンの振付けとはまた違ったものであり、私にとっては、異なる言葉で紡がれる新しい物語を見るように、新たな方向性へと誘うことが必然的と感じられます。
ド・バナ氏とディモ・キリロフ・ミレフ氏、秋山珠子氏、そしてウィーン国立バレエ団から出演する橋本清香氏とアレーナ・クロシュコワ氏の共演は、ストラヴィンスキーの音楽への振付を、新鮮で独自のものにしてくれるでしょう。
全てのアーティストにとって、美しく忘れられない夕べになることを願っています。

ウィーン国立バレエ団
芸術監督
マニュエル・ルグリ


~公演情報~

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