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東京・春・音楽祭 2019

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ノア・ベンディックス=バルグリー (ヴァイオリン) 彼が人生をかけて追求してきたところを見ると、彼は意味のあるやり方で聴衆と繋がる独自のサウンドを見つけたようだ。第1コンサートマスターとしてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を率いても、室内楽を演奏しても、ソリストとしてオーケストラの前に立つときも、彼の音楽を通じたコミュニケーションの才能は、世界中で聴衆に届いている。ソリストとしては、定期的に世界の主要なオーケストラと共演し、▼続きを見るリサイタルで世界中の素晴らしいホールに出演している。最近では、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と協奏曲デビュー(弾き振り)、香港シンフォニエッタとの初共演、ブレバード音楽祭への再演の他、アジア・ヨーロッパ圏にまたがる広範なリサイタル・ツアーにおいて、ベルリン・フィルハーモニー、ボンのベートーヴェン・ハウス、ヴロツワフや台北の国立コンサートホールで演奏を行なった。近年のシーズンでは、自身が作曲したクレズマー(東欧系のユダヤ音楽)のヴァイオリン協奏曲《フィドル・ファンタジー》を、マンフレート・ホーネック指揮ピッツバーグ交響楽団と初演した。この作品は、中国フィルハーモニー管弦楽団とも演奏している。さらに、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、ベルギー国立管弦楽団、ユタ交響楽団、オークランド・フィルハーモニー管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団と共演した他、ピリオド楽器で演奏するオーケストラ「アポロズ・ファイア」とのツアーや、アスペン音楽祭オーケストラとアリサ・ワイラースタインとともにブラームスの二重協奏曲を共演している。情熱的な室内楽演奏家である彼は、ロバート・レヴィン(ピアノ)とピーター・ウィレイ(チェロ)とのトリオや、ベルリン・フィルとウィーン・フィルのメンバーによる多ジャンルの七重奏団「フィルハーモニクス」等、いくつかの常設アンサンブルでも活動している。室内楽における主な予定としては、シアトル音楽祭、サラソータ・フェスティバル、クリーヴランド室内楽祭、ツェルマット・フェスティバル、日本でのル・ポン国際音楽祭、そして「フィルハーモニクス」のワールドツアーとウィーン・コンツェルトハウスの数年にわたる常設アーティストとしての演奏がある。伝統的なクレズマーの演奏者としてもよく知られており、その音楽スタイルは幼少の頃から彼の人生の一部だった。ブレイヴ・オールド・ワールドといった世界的に有名なクレズマーのグループと共演したり、全ヨーロッパおよびアメリカでクレズマーのワークショップも開催してきた。 ノースカロライナ州アシュビル生まれ。4歳でヴァイオリンを始め、9歳でユーディ・メニューインのために演奏した。インディアナ大学のジェイコブズ音楽院とミュンヘン音楽・演劇大学を卒業、マウリツィオ・フックス、クリストフ・ポッペン、アナ・チュマチェンコに学んでいる。今や教育者としての才能も見せ、ベルリン・フィルのカラヤン・アカデミーで教鞭を執る他、母校インディアナ大学、モーニングサイド・ミュージック・ブリッジ、ドメーヌ・フォルジェ、上海オーケストラ・アカデミー等で、頻繁にマスタークラスを開催している。使用楽器は、クレモナのカルロ・ベルゴンツィによる1732年製ヴァイオリン。▲プロフィールを閉じる

出演公演

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