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東京・春・音楽祭 2018

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マシュー・クラン (バス) 「スムースでリッチなサウンド」「スタイリッシュなパワー」とボルチモア・サン紙で激賞されたバス歌手マシュー・クランは、知的な音楽家としての技量と力強くドラマチックな本能とを併せ持ち、多彩な役どころに挑戦している。チューリヒ歌劇場、シアトル、アトランタ、メンフィス、その他多くの地域のオペラハウスで歌い、頭角を現している。オペラのレパートリーには、▼続きを見るヴェルディ《ドン・カルロ》フィリッポ、モーツァルト《魔笛》ザラストロ、ベッリーニ《ノルマ》オロヴェーゾ、グノー《ロメオとジュリエット》ローラン神父、プッチーニ《ラ・ボエーム》コッリーネ等がある。コンサートの舞台には、ベートーヴェン「交響曲第9番」、ヘンデル《メサイア》、モーツァルト、ヴェルディ、ブラームス《レクイエム》、大バッハのオラトリオ等に出演。今シーズンは、オペラ・カロライナ、オペラ・グランド・ラピッズ、トレド・オペラで《リゴレット》スパラフチーレを演じた後、オペラ・デラウェアに戻って《ジャンニ・スキッキ》シモーネとブオーゾの幽霊、ボルチモア・コンサート・オペラで《スウィーニー・トッド》ターピン判事に出演する。また、ロングアイランド合唱協会との《メサイア》でバス・ソロ、カンタベリー合唱協会とのブラームス《ドイツ・レクイエム》でバリトン・ソロを務める。 昨シーズンは、ボルチモア・コンサート・オペラとオペラ・サウスウェストでロッシーニ《タンクレーディ》オルバッツァーノ、オデッセイ・オペラへのデビューでローウェル・リーバーマン《ドリアン・グレイの肖像》バジル、プロトタイプ・フェスティバルでニューヨーク初演となるミッシー・マッツォーリとロイス・ヴァヴレクの新作オペラ《奇跡の海》テリー、ニューヨーク・リトル・オペラ・シアターでニューヨーク初演となるカーライル・フロイドの新作オペラ《プリンス・オブ・プレーヤーズ》トーマス・ベッタートン、プレスコットとアリゾナでヘンデル《メサイア》、デューク大学教会に戻ってJ.S.バッハ《ヨハネ受難曲》イエスを演じた。2015/16シーズンは、オペラ・サウスウェストとボルチモア・コンサート・オペラで《アイーダ》ラムフィス、オペラ・メンフィスで《スペインの時》ドン・イニーゴ・ゴメス、オペラ・デラウェアで《ファルスタッフ》ピストーラを務めた。 14/15シーズンは、《トゥーランドット》ティムールでサンクトペテルブルク・オペラにデビューし、CL Tampaのレビューでは「揺るぎなく感動的」と賞賛された。また、オペラ・サウスウェストでフランコ・ファッチョ《ハムレット》現代版初演のポローニアス、ボルチモア・コンサート・オペラで《イル・トロヴァトーレ》フェルランドを演じた。ニュージャージー・マスター・コーラスのヴェルディ《レクイエム》バス・ソリストを務めた他、17世紀ローマの宗教音楽プログラムでマラルメ室内アンサンブル、ワシントン・コルネット&サックバット・アンサンブルと共演、J.S.バッハ「ミサ曲 ロ短調」では彼がアーティスト・イン・レジデンスでもあったロングアイランド合唱協会と共演した。加えて、マーティン・ヘネシーの新作コミック・オペラ《ガウェイン卿とラグネルの結婚》初演、ジュリアン・グラントとピュリッツァー賞作家マーク・キャンベルによる新作《ザ・ウィング・ウェアウィズ》(抜粋)初演に出演した。 その他、オペラ・ロアノークで《魔笛》ザラストロ、《さまよえるオランダ人》ダラント船長ではワーグナー作品にデビュー。アトランタ・オペラで《ラ・ボエーム》コッリーネ、シアトル・オペラで《エフゲニー・オネーギン》ザレーツキー、ハワイ・オペラ・シアターで《トスカ》アンジェロッティ、オペラ・メンフィスで《ルクレティアの陵辱》コラティヌス、ボルチモア・コンサート・オペラで《ランメルモールのルチア》ライモンドを務めた。オペラ・ニュージャージーでは《ロメオとジュリエット》ローラン神父、《ファルスタッフ》ピストーラ、《コジ・ファン・トゥッテ》ドン・アルフォンソを演じた。 また、セントルイス交響楽団と《魔笛》(縮約版)ザラストロ、ワシントン・イースト・オペラで《フィガロの結婚》フィガロ、ヴァーティカル・プレイヤー・レパートリーで《ラ・カリスト》ジョーヴェ、エル・パソ・オペラで《フィガロの結婚》バルトロ、オペラ・メンフィスとオペラ・グランド・ラピッズで《ラ・ボエーム》コッリーネに出演している。チューリヒ歌劇場インターナショナル・オペラ・スタジオのメンバーとして、《試金石》マクロービオをはじめ、チューリヒ歌劇場の主な舞台でいくつかの役を務めた。 新しい音楽に精通した演奏者として作曲家ダロン・ハーゲンに選ばれ、彼の歌劇《シャイニング・ブロウ》エドウィン・チェイニー役で、バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団と共演したライブ録音が、ナクソス・レーベルから発売されている。また、センター・シティー・オペラ・シアターでローウェル・リーバーマン《ドリアン・グレイの肖像》バジルにも出演した。アメリカン・オペラ・プロジェクトに長年関わっており、所属する作曲家及びボイス・ワークショップのためのレジデント歌手として、例えばハーシェル・ガーファイン《ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ》、タリク・オレーガン《闇の奥》、クリストファー・バーグ《シンベリン》、スティーヴン・シュワルツ《雨の午後の降霊祭》等、いくつかの新しい作品のワークショップに携わっている。ニューヨーク・シティ・オペラ制作《降霊会》では、ワッツ警部のカバーキャストを務めた。 これまでに、ロリン・マゼール、フランツ・ウェルザー=メスト、クリストフ・フォン・ドホナーニ、ニコラ・ルイゾッティ、スティーブ・オスグッド、スティーブン・ホワイト、ジェイムズ・ミーナ、アンソニー・バレス他、素晴らしい指揮者たちと共演しており、さらにマーク・モリス、ケン・カザン、リンダ・ブロフスキー、クリスタル・マニック等の舞台監督とも仕事をしている。いくつかの有名なヤング・アーティスト・プログラムにも参加しており、チューリヒ国際オペラ・スタジオ、シアトル・オペラ、セントラル・シティ・オペラ、シャトークア・オペラ等が挙げられる。また、インディアナ大学音楽学部で音楽学の修士号、ロヨラ大学音楽学部で音楽学の学士号を取得している。▲プロフィールを閉じる

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