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東京・春・音楽祭 2018

アーティスト

レナート・バルサドンナ (指揮) すでに同世代では最も尊敬される合唱指揮者のひとりとして知られていたが、オーケストラやオペラの指揮者としても急速に高い評価を受けるようになった。ヴェネツィアに生まれ、まずコレペティトールとしてヴェネツィアのフェニーチェ劇場やトリエステのヴェルディ劇場で働いた後、バーゼルで合唱指揮アシスタントの職に就いた。バイロイト音楽祭(1999/2000)では、▼続きを見るノルベルト・バラッチのアシスタントを務めた。それから1997年にモネ劇場の合唱指揮者に指名してくれたサー・アントニオ・パッパーノとも、長年にわたって良い関係を築いている。のちにはパッパーノ率いるロイヤル・オペラ・ハウスに加わり、2004~16年まで合唱指揮者を務めた。 オーケストラ指揮者として相当な才能を持つだけでなく、ロイヤル・オペラ・ハウスでは《2人のフォスカリ》《ミノタウロス》《ナブッコ》等、多くの主要な舞台作品を指揮している。また同歌劇場以外でも、グランジ・パーク・オペラ(2013/14)での《ドン・キホーテ》をはじめ、客演指揮者として数え切れぬほどのオペラ・ハウスやオーケストラと共演し、成功を収めている。特に密接な関係を築いてきた合唱団には、フランクフルト歌劇場合唱団、BBCシンガーズ、オランダ放送合唱団、サンタ・チェチーリア国立アカデミー室内合唱団等が挙げられる。オーケストラの指揮者としては、定期的にロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団と共演しており、16年9月には同管弦楽団とのCDをリリースしている。 15/16シーズンは、《ドン・カルロ》《ランメルモールのルチア》(フランクフルト歌劇場)、《ラ・ボエーム》(ヴェルディ劇場)、《ナブッコ》(ロイヤル・オペラ・ハウス)等、数多くの舞台を指揮して成功を収めた。16/17シーズンには、《トスカ》(ニース・オペラ座)、《蝶々夫人》(ロイヤル・オペラ・ハウス)、ロンドンでロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団との共演、サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場で《ナブッコ》や《ルクレツィア・ボルジア》の舞台等がある。今後は、マリインスキー劇場へのさらなる出演、シンシナティ・オペラで《椿姫》、ニース・オペラ座で《ノルマ》の他、ヨーロッパやアメリカでの様々なコンサート等が予定されている。 さらに、EMI、ドイツ・グラモフォン、ワーナー・クラシックス、オペラ・ラーラ、シャンドスといったレーベルで、数多くの収録に参加している。▲プロフィールを閉じる

出演公演

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