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東京・春・音楽祭 2018

アーティスト

エヴァ・メイ (ソプラノ) イタリアの音楽一家に生まれ、フィレンツェのルイージ・ケルビーニ音楽院を卒業。1990年ウィーンのモーツァルト国際コンクールで、モーツァルト《後宮からの逃走》コンスタンツェ役によりカテリーナ・カヴァリエーリ賞を受賞した。その後まもなくウィーン国立歌劇場に同役でデビューし、国際的なキャリアを積み始めた。そしてこの20年間にわたり、世界の主要な歌劇場に出演している。▼続きを見る ベッリーニ、ロッシーニ、ドニゼッティ、ヴェルディ等、イタリア・ベルカントの洗練された歌唱のみならず、モーツァルトから決して離れることなく、そのオペラにおけるほぼすべての主要なソプラノ役を歌っている。他にも、ミラノ・スカラ座で《ドン・パスクワーレ》ノリーナ、《タンクレーディ》アメナイーデ、ロンドンのコヴェント・ガーデンにあるロイヤル・オペラ・ハウスで《魔笛》夜の女王、ベルリン国立歌劇場で《椿姫》ヴィオレッタ等を歌った。チューリッヒ歌劇場とは強い絆で結ばれており、同劇場ではヘンデル《アルチーナ》アルチーナ、モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》ドンナ・アンナ、《フィガロの結婚》伯爵夫人、ドニゼッティ《アンナ・ボレーナ》アンナ・ボレーナ、ビゼー《カルメン》ミカエラ、ロッシーニ《ウィリアム・テル》マティルデ等を歌っている。2012年のザルツブルク音楽祭では、モーツァルト《羊飼いの王様》エリーザを務めた。その2年後に、アントニオ・パッパーノ指揮によるロッシーニ《小荘厳ミサ曲》で再びザルツブルク音楽祭に出演した。 多くの著名な指揮者と共演しており、ニコラウス・アーノンクール、ヴォルフガング・サヴァリッシュ、クラウディオ・アバド、ズービン・メータ、リッカルド・ムーティ、コリン・デイヴィス、ダニエル・バレンボイム、ロリン・マゼール、ネルロ・サンティ、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス、フランツ・ウェルザー=メスト、ウィリアム・クリスティ、ダニエレ・ガッティ、ファビオ・ルイージ、チョン・ミョンフン、アントニオ・パッパーノ、ペーター・マーク等が挙げられる。 オペラのキャリアに加えて、室内楽や交響楽のレパートリーにもつねに積極的であり、ウィーン学友協会、パリのサル・プレイエル、東京のサントリーホールといった主要なコンサート・ホールでのコンサートやリサイタルに出演している。さらに、イタリアと東京ではマスタークラスを開講している。 ヴェルディ《ファルスタッフ》アリーチェ・フォードはお気に入りの役のひとつとなり、先シーズンにはトリエステのヴェルディ劇場でその役を務めた。続いてバンベルク、それから15年夏のルツェルン音楽祭で、バンベルク交響楽団とのコンサートに出演。加えて、フィレンツェ歌劇場で《椿姫》ヴィオレッタ、トリエステのヴェルディ劇場で《羊飼いの王様》エリーザ、日本でのいくつかのコンサートにも出演した。 今後は、ミラノ・スカラ座でダニエレ・ガッティ指揮の《ファルスタッフ》アリーチェ、フィレンツェ歌劇場で《真珠採り》レイラ、そしてナポリのサン・カルロ劇場で《ファルスタッフ》アリーチェを再び歌う。コンサートでは、ルツェルン、ブレゲンツ、ルガーノ、東京に出演する予定。▲プロフィールを閉じる

出演公演

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