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東京・春・音楽祭 2017

アーティスト

マティアス・フレッツベルガー (指揮) ウィーンに生まれ、飛び抜けた音楽の才能を見出されて、5歳という若さでウィーン国立音楽大学の生徒となる。12歳の時、ユース・コンクール「ユーゲント・ムジツィーアト」で優勝。ハンス・グラーフの演奏学科で学んでいる間に、ブゾーニ国際ピアノ・コンクール(銀メダル、ボルツァーノ:1984年)、ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクール(金メダル、テルアビブ:1986年)、ベーゼンドルファー・コンクール(第1位、ウィーン:1988年)等、▼続きを見る数々の輝かしい成績を収めた。 結果として、世界をまたぐキャリアをスタートさせ、リサイタルの他、ソリストとしてメジャーなオーケストラ(イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、ボルドー管弦楽団、スペイン国立管弦楽団等)、あるいはヘスス・ロペス=コボス、フェルディナント・ライトナー、カール・メレスのような指揮者たちと共演。また室内楽ピアニストとして、著名な歌手の伴奏者としても活躍した。 エリーザベト・シュヴァルツコップやロルフ・リーバーマンの助言を受け、フェルディナント・ライトナーやカール・メレスの指導を受けて、指揮者として第2の活動を始めた。 指揮者として、1990年代にはザルツブルク・モーツァルテウムで《フィガロの結婚》(ピーター・ユスティノフ監督)、プラハ国立歌劇場、ザンクト・ガレン劇場(スイス)、そしてウィーン芸術週間では《魔笛》(1991年)や《美しきエレーヌ》(1993年)等で活躍した。この2つの演目はオーストリア放送協会(ORF)によって録画され、ユーロヴィジョンを通じて放映された。フレッツベルガー自身の制作によるペルゴレージ《奥様女中》はウィーンの日刊新聞「ディー・プレッセ」によって「オペラ・オブ・ザ・イヤー1991」5作中の1つに選ばれた。 その後10年の充電期間を経て、2011年から指揮者、ピアニスト(ソリスト・室内楽・伴奏)としての活動を再開する。11年には、ヴァイオリニストのリディア・バイチと録音した『ヴァイオリン・イン・モーション』のCD/DVDをドイツ・グラモフォンから発売した。 ダニエラ・ファリー、エリーナ・ガランチャ、アンドレアス・シャーガー、トーマス・ハンプソン、レイモン・ヴァルガス、ベンジャミン・ブルンス等、歌手陣とのコンサートやオペラでの共演も、非常に高い評価を受けている。また、ウィーン・アンバサーデ・オーケストラ、ウィーン・カンマーシンフォニー、ブラティスラヴァ国立歌劇場、プラハ国立歌劇場、国立トビリシ交響楽団、ザンクト・ガレン交響楽団、アメリカ・シュトラウス交響楽団、バンクーバー交響楽団、オタワ交響楽団等とも共演している。 15/16年の折り返しには、ニューヨークのリンカーン・センターや、ワシントン、フィラデルフィアでニューイヤー・コンサートの指揮に招かれた。来たるシーズンはオーストリア、ドイツ、トロント、マイアミ、上海、東京(春祭)での出演が予定されている。▲プロフィールを閉じる

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