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東京・春・音楽祭 2017

アーティスト

リディア・バイチ (ヴァイオリン) サンクトペテルブルクに生まれ、オーストリアで育つ。4歳になったばかりの時に祖父からヴァイオリンのレッスンを受け、その後、ウィーンのボリス・クシュニールのもとで学ぶ。8歳で初めて国際コンクールで優勝し、その後も数々のコンクールで優勝している。16歳の時、その卓越した演奏によりユーロヴィジョン・グランプリ1998で第1位、「ヨーロピアン・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー」のタイトルを獲得した。 リサイタルや、▼続きを見るオーケストラと共演するソリストとして世界一流のホールに登場しており、コンサート・ツアーでは日本、中国、ロシア、アメリカ、韓国、南アフリカ、アルゼンチン、ブラジル、英国等をまわっている。これまでにロリン・マゼール、ウラジーミル・フェドセーエフ、ユーリ・テミルカーノフ、エサ=ペッカ・サロネン、クリスチャン・ヤルヴィ、ベルトラン・ド・ビリー、ヤコフ・クライツベルク等の著名な指揮者、またニューヨーク・フィルハーモニック、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、NHK交響楽団、マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン交響楽団、バイエルン放送交響楽団、ウィーン交響楽団、フランス国立管弦楽団、アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団、カメラータ・ザルツブルク等の世界的なオーケストラと共演している。 情熱的な室内楽奏者として、今井信子、アレクセイ・イグデスマン、ヒョンギ・ジョー、ボリス・ギルトブルク、マティアス・フレッツベルガー、ウィーン・フィルやウィーン・ブラームス・トリオのメンバー等と共演。数々の音楽祭にも招かれており、ウィーン芸術週間、ザルツブルク音楽祭、ドゥブロヴニク・サマーフェスティバル、モーリッツブルク音楽祭、ヨハネスブルクのモーツァルト音楽祭等で演奏する他、モデナの「パヴァロッティ&フレンズ」10周年記念にも参加している。 2008年、初めてのCD(メンデルスゾーンとプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲)を、ベルトラン・ド・ビリー指揮ウィーン放送交響楽団との共演で、ドイツ・グラモフォン/ユニバーサル・レーベルからリリースした。09年にはハイドン・イヤーの公式アンバサダーを務めた。11年には2枚目となるCD/DVD『ヴァイオリン・イン・モーション』をドイツ・グラモフォンからリリース。ピアニストのマティアス・フレッツベルガーとともに、交響バレエ音楽を自分たちでアレンジして収録している。 14年からウィーン国立音楽大学で教鞭を執っている。また、若い才能の紹介にも力を入れており、マスタークラスや子どものための特別コンサート等を開催する他、ユーロヴィジョン・ソング・コンテストやユーディ・メニューイン国際コンクール等、名高いコンクールで審査員を務めている。 14年6月、ベルリン国立バレエの新制作《ドン・ファン》に招かれ、編曲を担当し、さらにソリストとしてステージに立った。 近年は、ツアーを拡大してヨーロッパ中、中東、極東までまわり、3枚目のCDとなるリヒャルト・シュトラウスとヨーゼフ・マルクスのヴァイオリン・ソナタを録音した。 使用楽器は、ジュゼッペ・グァルネリ(フィリウス・アンドレア)・クレモナ1732年製ヴァイオリン「エクス・ギレ」で、オーストリア国立銀行から貸与されている。▲プロフィールを閉じる

出演公演

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