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東京・春・音楽祭 2016

アーティスト

オハッド・ベン=アリ (ピアノ) イスラエルに生まれ、12歳でイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団と共演。その後、テルアビブ大学にて高名なプニーナ・ザルツマンにピアノ、ヨゼフ・ドーフマンに作曲を学ぶ。ミュンヘン国際音楽コンクール、有望なアルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノマスターコンクールを始めとする数々の国際コンクールで受賞歴があり、ソリストとして世界中のオーケストラから招待を受けている。1996年アメリカに渡り、ポップスやアーバンミュージックに▼続きを見る特化した音楽プロデューサーとして活動を開始する。その後、数年はアメリカのポップアーティストとともに、テレビ番組や録音で、クラシックからジャズ・ポップスに至るあらゆるジャンルの音楽を手掛ける。また、姉でヴァイオリニストのミリ・ベン=アリとの共演は大きな成功を収め、オハッドが参加した彼女のソロ・アルバム(ユニバーサル・レコード)はグラミー賞を受賞した。2010年よりベルリンに居を移し、ピアニスト・作曲家として広範な活動を続けている。ベルリンを拠点にしているヴァイオリニスト、ガイ・ブラウンシュタインとの長年の友情も復活して、二人で頻繁に収録や演奏を行なうようになった。ガイによって、「バーンホフ・ローランズエック」室内楽フェスティバルの芸術監督に指名される。14年からベルリン・IDフェスティバルのディレクターを務める。ドイツ政府のサポートを受けているこのフェスティバルの目的は、在ドイツのイスラエル人アーティストの活動を紹介することである。オハッドのオリジナル作品であるピアノとオーケストラのための《Tips》は、13年にハンブルク交響楽団との共演で初演された。14年には、《マリンバ協奏曲》が日本フィルハーモニー交響楽団によって東京で初演。最近の新作《希望のヴァイオリン》は15年にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で初演された。ピアニストとしてのツアーを、定期的にヨーロッパ、アメリカ、アジア圏で行なっている。14年には彼のキャリアのなかでも特筆すべき出来事があった。それはサイモン・ラトル指揮によりハンス・ヴェルナー・ヘンツェの叙事詩的作品《レクイエム》(9つの聖なる協奏曲)を、ロンドンのウィグモア・ホールとベルリン・フィルハーモニーにおいて、それぞれ初披露したことである。▲プロフィールを閉じる

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