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東京・春・音楽祭 2016

アーティスト

トマス・コニエチュニー (バス・バリトン) ウィーン国立劇場でのアルベリヒ役でセンセーショナルな成功を収め、今やヨカナーン役、ヴォータン・さすらい人役においても、当代きっての素晴らしいドラマティック・バス・バリトンとして第一線で活躍している。《ニーベルングの指環》のアルベリヒ、ヴォータンに加え、《アラベッラ》マンドリーカ、《西部の娘》ジャック・ランス、《パルジファル》アンフォルタス、《さまよえるオランダ人》オランダ人、《カルディヤック》カルディヤック、▼続きを見る《フィデリオ》ドン・ピツァロを同劇場にて務める。1972年ポーランドのウッチに生まれ、まず映画・テレビでの演技や、演劇を学んだ。オスカーを獲得した映画監督アンジェイ・ワイダの『鷲の指環』でスクリーンデビュー。俳優、ディレクターとして、ポーランドの多くのテレビ映画や劇場作品に関わる。ワルシャワのフレデリック・ショパン音楽アカデミーで声楽を学び、その後ドレスデンの音楽大学でクリスティアン・エルスナー教授に指導を受けた。98年カールスバートの第33回ドヴォルザーク国際声楽コンクールで優勝。97年ポーランドのポズナン・オペラにて《フィガロの結婚》フィガロ役でオペラデビューし、ライプツィヒ、ザンクト・ガレン、ケムニッツ、マンハイムのオペラに出演。2002年にはマンハイム国立劇場のアンサンブルで出演。《エレクトラ》オレスト、《ボリス・ゴドゥノフ》ピーメン、《パルジファル》アンフォルタス、《サロメ》ヨカナーン、《アラベッラ》マンドリーカ、《ラインの黄金》《ジークフリート》《神々の黄昏》のアルベリヒ、《ラインの黄金》《ワルキューレ》のヴォータン、《ジークフリート》さすらい人、《さまよえるオランダ人》オランダ人、《トリスタンとイゾルデ》クルヴェナール、《フィデリオ》ドン・ピツァロ等を主要なレパートリーとしており、ミュンヘン、ベルリン、ウィーン、デュッセルドルフ、ワシントン、プラハ、ワルシャワの劇場で活躍している。ザルツブルク音楽祭では12年に《兵士たち》シュトルツィウス、14年に《ドン・ジョヴァンニ》騎士長、15年に《フィデリオ》ドン・ピツァロで大きな成功を収めた。今後はシカゴでの《ヴォツェック》、ドレスデン、パリでの《ローエングリン》、ミュンヘンでの《フィデリオ》、ザルツブルクでの《ダナエの愛》等への出演が予定されている。その声質と存在感で、素晴らしいコンサートをつくりあげるとして、出演依頼も多い。今後は、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、BBC交響楽団等と共演予定。バッハ《マタイ受難曲》《クリスマス・オラトリオ》、ヘンデル《メサイア》、メンデルスゾーン《エリヤ》、モーツァルト、ヴェルディの《レクイエム》、ベートーヴェン《第9》、ドヴォルザーク《レクイエム》《スターバト・マーテル》、ペンデレツキ《コスモゴニア》《ルカ受難曲》《エルサレムの7つの門》、そしてマチエイェフスキ《レクイエム》他も、レパートリーに加わっている。▲プロフィールを閉じる

出演公演

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