1999年より東京に拠点を移し、「アンサンブル コルディエ」「バッハ・コレギウム・ジャパン」などのアンサンブルにおける通奏低音奏者として、またチェンバロ、オルガン、クラヴィコードのソリストとして活躍。神奈川県民ホールのシリーズ「チェンバロの魅力」「C×（シーバイ）Baroque」、彩の国さいたま芸術劇場「大塚直哉レクチャーコンサートシリーズ」、姫路パルナソスホール「バロックin姫路」、宮崎県立芸術劇場「オルガンと仲間たち」「ひなたのバロック」など、チェンバロやオルガンを用いた息の長い企画を各地で担当している。また、こうした鍵盤楽器に初めて触れる人のためのワークショップを全国各地で行なっているほか、《メサイア》（ヘンデル）、《ロ短調ミサ曲》（バッハ）など、バロック期の声楽作品を中心とする指揮活動でも高い評価を得ている。ソロCD『J.S.バッハ：イタリア協奏曲』 (ALM RECORDS)、『平均律クラヴィ―ア第1巻』『同第2巻』（Waon Records）をはじめ、多くの録音に参加。現在、東京藝術大学教授、国立音楽大学講師、東京音楽大学特任教授、宮崎県立芸術劇場および彩の国さいたま芸術劇場のオルガン事業アドヴァイザーを務める。日本チェンバロ協会会長、日本オルガニスト協会、日本オルガン研究会会員。NHK・FM「古楽の楽しみ」に案内役として出演中。