PROGRAMプログラム

東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2013-

東京春祭マラソン・コンサート vol.3ワーグナーとヴェルディ ~生誕200年に寄せて

東京春祭恒例の人気シリーズ、マラソン・コンサートでは、生誕200年の2人の偉大な作曲家ワーグナーとヴェルディを取り上げます。隠れた名曲から、編曲によりまた違った魅力を伴った曲などを、若い世代を中心とした魅力ある演奏者のラインナップでお届けします。

プログラム詳細

2013:03:23:19:00:00

© 堀田力丸
■日時・会場
2013.3.23 [土]
東京文化会館 小ホール

~関連コラム~


第Ⅰ部 11:00開演(10:45開場)
朝《リング》~ヴァイオリンとピアノによる《ニーベルングの指環》

■出演
ヴァイオリン:佐藤久成
ピアノ:田中良茂

■曲目
ワーグナー:
 ジークフリート・パラフレーズ(ウィルヘルミ編)
 楽劇《ラインの黄金》より「ラインの乙女たち」(マイヤー編)
 楽劇《ワルキューレ》より「愛の歌」(シンディング編)
 楽劇《ワルキューレ》より「死の予告」
 (ブラントシュテットナー&シュルツェ=ビーザンツ編)
 楽劇《ジークフリート》より「小鳥たちは歌った」(クリントヴォルト編)
 楽劇《神々の黄昏》より「葬送行進曲」(ゲルトナー&佐藤久成編)
 楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》より「優勝の歌」(ウィルヘルミ編)
[アンコール]
ワーグナー(オットー・ジンガー編)
《マイスタージンガー》より「冬の静かな炉端で」


第Ⅱ部 13:00開演(12:45開場)
ピアニストたちが奏でるワーグナー&ヴェルディ

■出演者
ピアノ:高田匡隆、田村 響、山本貴志

■曲目
リスト-ワーグナー:
 歌劇《タンホイザー》より「優しい夕星よ」レチタティーヴォとロマンス S.444 speaker.gif[試聴]
リスト-ワーグナー:歌劇《タンホイザー》より「巡礼の合唱」 S.443 speaker.gif[試聴]
リスト-ヴェルディ:歌劇《リゴレット》演奏会用パラフレーズ S.434 speaker.gif[試聴]
リスト-ワーグナー:
 歌劇《タンホイザー》と《ローエングリン》からの 2つの小品より「エルザの結婚の行進」 S.445-2 speaker.gif[試聴]
リスト-ヴェルディ:
 歌劇《トロヴァトーレ》のミゼレーレ S.433 speaker.gif[試聴]
 歌劇《エルナーニ》演奏会用パラフレーズ S.432 speaker.gif[試聴]
※当初発表の曲順より変更になりました



第Ⅲ部 15:00開演(14:45開場)
ワグネリアン~ワーグナーの影響を受けた人々

■出演
チェロ:古川展生
ピアノ:佐藤卓史、高橋いつき

■曲目
フォーレーメサジェ:バイロイトの思い出 speaker.gif[試聴]
ブルックナー:
 回想
 秋の夕べの静かな物思い
ニーチェ:
 序奏
 プスタの月の光の中で
 我らが祖先の記憶(2つのポーランド舞曲)
   1.マズルカ 
   2.居酒屋より
リスト-ワーグナー:
 歌劇《タンホイザー》より「夕星の歌」レチタティーヴォとロマンス S.380
マーラー(デレヴィヤンコ編):《亡き子をしのぶ歌》より
   1. いま晴れやかに陽が昇る
   2. なぜそんに暗い眼差しだったのか、今てよくわかる
ブルックナー:交響曲 第3番 ニ短調《ワーグナー》より 第2楽章



第Ⅳ部 17:00開演(16:45開場)
ヴェルディの歌曲&室内楽~ロマンツァ

■出演
ソプラノ:大隅智佳子
テノール:山田精一
バリトン:与那城 敬
ピアノ:森島英子
ウェールズ弦楽四重奏団
  ヴァイオリン:﨑谷直人、三原久遠 
  ヴィオラ:横溝耕一 チェロ:富岡廉太郎

■曲目
ヴェルディ:
 歌のないロマンツァ speaker.gif[試聴]
 《6つのロマンツァ》(1838年)
   1.墓に近寄らないでほしい
   2.エリーザよ、疲れた詩人は死ぬ
   3.寂しい部屋で
   4.暗い夜の恐怖の中で
   5.私はやすらぎを失い
   6.ああ悲しみの聖母様
 逃亡者
 誘惑 speaker.gif[試聴]
 弦楽四重奏曲 ホ短調 speaker.gif[試聴]
 《6つのロマンツァ》(1845年)
   1.日没
   2.ジプシーの女
   3.ひとつの星に
   4.煙突掃除夫
   5.神秘
   6.乾杯
 哀れな男 speaker.gif[試聴]
 ストルネッロ speaker.gif[試聴]



第Ⅴ部 19:00開演(18:45開場)
ヴェネツィア――ワーグナーの死~悲しみのゴンドラ

■出演
ピアノ:青柳 晋、迫 昭嘉
チェロ:古川展生
ウェールズ弦楽四重奏団

■曲目
リスト-ワーグナー:
 楽劇《トリスタンとイゾルデ》より「イゾルデの愛の死」S.447 speaker.gif[試聴]
リスト:
 リヒャルト・ワーグナーの墓に S.135 speaker.gif[試聴]
 悲しみのゴンドラ S.134 speaker.gif[試聴]
 R.W.(リヒャルト・ワーグナー)- ヴェネツィア S.201 speaker.gif[試聴]
 リヒャルト・ワーグナーの墓に S.202 speaker.gif[試聴]
リスト-ワーグナー:
 舞台神聖祝典劇《パルジファル》より「聖杯への厳かな行進曲」S.450 speaker.gif[試聴]



【試聴について】
speaker.gif[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、
プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。
ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。


出演者

ヴァイオリン:佐藤久成 Hisaya Sato 東京藝術大学附属音楽高校を経て、東京藝術大学卒業後、渡欧。ロームミュージックファンデーション奨学生や特別奨学生として、ザールラント音楽大学、ブリュッセル王立音楽院、スタウファー音楽院、ベルリン芸術大学で研鑽を積む。日本演奏連盟賞受賞。リッチ、ルガーノ、ルイス・シガル、ベオグラード、ヴィオッティ等の国際コンクールで優勝、入賞。 ▼続きを見る 1994年ベルリン交響楽団定期公演のソリストとしてヨーロッパデビュー。「ターゲスシュピーゲル」紙、「ベルリナー・モルゲンポスト」紙を始めとする主要各紙に絶賛される。ベルリン交響楽団、ベオグラード・フィルハーモニー管弦楽団、ルーマニア国立交響楽団、ベルリン室内管弦楽団、サンティアゴ交響楽団、南米の主要オーケストラ等と共演。ドイツ国営放送、ラジオ・フランス、イタリア国営ラジオ、NHK-FMにソリストとして出演。その演奏は欧州各新聞紙上で称賛される。また、ピアノトリオを組み、ドイツ各地で公演を行う傍ら、アジア、中近東、オセアニア、アメリカに演奏旅行する等、その演奏活動はソロに留まることなく幅広い。また、ライフワークとして、数万曲に及ぶ数々の未知の絶版楽譜を世界中で収集、それらの知られざる作曲家や忘れられた作品の発掘に力を注ぎ、紹介・初演・レコーディングを積極的に行う。2001年、知られざるドイツ・ロマン派の作曲家であるハンス・ケスラーのソナタを始め、数々の埋もれたロマン派作品を本邦初演し注目される。02年、カザルスホールにてデビューリサイタルを開催。以降、03年(浜離宮朝日ホール)、04~12年(東京文化会館)リサイタル開催。「音楽の友」誌にて「年間コンサートベストテン」に選出されている。その画期的なプログラミングには、今まで日の目を見ることのなかった往年の知られざるヴィルトゥオーゾ作品やソナタの本邦初演が多数含まれる。また、近年はワインガルトナーのソナタ集や伊福部 昭の協奏曲集を始めとするCDをリリースした他、各メディアへの執筆活動も精力的に行っている。10年、『哀傷のラメント』『トリスタンとイゾルデ』の2枚のソロ・アルバムをリリース。「レコード芸術」誌・特選盤、「音楽の友」誌・注目盤、「CDジャーナル」誌・推薦盤、「音楽現代」誌・推薦盤、「Stereo」誌・特選盤、「モーストリー・クラシック」誌・究極の1枚等に選出。各誌、各新聞紙上で高い評価を得る。「日本経済新聞」朝刊文化欄に「よみがえれ埋もれた名曲」の見出しで独自の活動が取り上げられ、大きな反響を呼ぶ。また、音楽評論家・宇野功芳氏「樂に寄す」(「レコード芸術」11年2月号及び7月号)に「この世のものとは思えない雰囲気と色……佐藤久成のリサイタル」「“鬼才”佐藤久成 至福をもたらすリサイタルへ、再び」と絶賛され、「モーストリー・クラシック」誌12年5月号「最新格付け! 世界の名ヴァイオリニスト」総合ランキングと現役ランキングの両方に選出される。ソロCD『ニーベルングの指輪』を12年5月にリリース。同年8月にはソロ・アルバム『オード・エロティーク』をリリース(「レコード芸術」誌特選盤)。

公式サイト http://www.hisayasato.com/ ▲プロフィールを閉じる

ヴァイオリン:佐藤久成 Hisaya Sato

ピアノ:田中良茂 Yoshishige Tanaka 「スケール感と楽想の緻密な表現の両方を満足させる」(「音楽の友」誌)と評価される。1973年東京生まれ。桐朋学園大学、同大学院大学、ケルン音楽大学、同大学大学院現代音楽室内楽科で学ぶ。2001年にはイタリア・キジアーナ音楽院にてマウリツィオ・ポリーニのセミナー・オーディションに挑み、ポリーニに称賛され合格。▼続きを見る 梅田俊明指揮による桐朋オーケストラ・アカデミー、イオネッシュ・ギャラティ指揮によるルーマニア・オルテニア・フィルハーモニー管弦楽団等とソリスト共演。日本フィルハーモニー交響楽団にはピアノ、チェレスタ奏者として100回を超える客演。06年、雲南芸術学院より客員教授として招かれ、昆明ラジオ局主催による中国デビュー・コンサートは大成功を収める。NHK-FM「現代の音楽」、「名曲リサイタル」等に出演。05年からはベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏に挑み、10~11年には日本室内楽振興財団等の助成を受け、世界初といわれるベートーヴェン・ピアノ協奏曲室内楽版の全曲演奏をクァルテット・エクセルシオ、赤池光治、三浦克之とともに行う。11年にはピアノ・パートを校訂したベートーヴェン・ピアノ協奏曲第2、3、5番の室内楽版楽譜を、ヤマハミュージックメディアより出版。また同3、5番のCDアルバムは、2012年冬にAltusより発売。近年には文化庁派遣事業等を通じ、離島や遠隔地の子どもに室内楽版でピアノ協奏曲を届ける活動に熱心に取り組む。ピアノを岩崎 淑、小川典子、駒沢とみ子、権藤譲子、チェン・ピ=シェン、野島 稔、橋本正子、林 秀光、藤井一興、星野安彦、三上桂子、ギュンター・ルートヴィヒの各氏に、現代音楽をペーター・エトヴェシュ、デビット・スマイヤースの各氏に、室内楽を岩崎 洸、藤原浜雄の各氏に、指揮法を高関 健氏に師事。

公式サイト http://www.pf-tanaka.com/ ▲プロフィールを閉じる

ピアノ:田中良茂 Yoshishige Tanaka

ピアノ:高田匡隆 Masataka Takada 1977年、神奈川県生まれ。5歳よりピアノを始める。桐朋女子高等学校音楽科を経て、2000年、桐朋学園大学卒業。同大学在学中に、1996年、吹田音楽コンクール・ピアノ部門第1位、99年に第68回日本音楽コンクール第1位、併せて増沢賞、野村賞、井口賞、河合賞を受賞。同大学卒業後、マンネス音楽院(ニューヨーク)、ハンガリー国立リスト音楽院に留学。 ▼続きを見る 2009年イタリア国立サンタ・チェチーリア音楽院を首席で卒業。最も優秀な卒業生に与えられる「イタリア共和国大統領賞・シノーポリ賞」を受賞。大統領官邸での授賞式に出席し、大統領からメダルと賞金を授与される。これまでの留学期間中に、明治安田クオリティオブライフ文化財団、ロームミュージックファンデーション、文化庁新進芸術家海外留学制度から助成を受ける。04年、第2回仙台国際音楽コンクール第2位。05年4月ハエン国際ピアノコンクール(スペイン)第3位、5月A.M.Aカラブリア国際ピアノコンクール(イタリア)第1位。06年マリア・カラス・グランプリ・ピアノ部門(ギリシャ)最高位。11月、フランツ・リスト国際ピアノコンクール(ドイツ)第2位。08年モントリオール国際音楽コンクール・ピアノ部門(カナダ)第2位等、数々の国際コンクールで入賞、優勝を果たす。また、第53回神奈川文化賞未来賞、第18回京都・青山音楽賞を受賞。日本はもとよりイタリア、オランダ、ポルトガル、ドイツ等、ヨーロッパ各地でリサイタル、音楽祭等に出演。05年ポルトガル・コインブラ国際音楽祭、07年ドイツ・ワーグナー音楽祭、08年イタリア・ノト市国際音楽祭(シチリア島)、09年ポーランド・クラクフ国際ピアノフェスティバルに出演し、好評を博す。これまでに、東京フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、マイニンゲン劇場管弦楽団(ドイツ)、南西ドイツ・フィルハーモニー交響楽団(ドイツ)、モントリオール交響楽団(カナダ)他、多数のオーケストラ、著名な指揮者との共演も果たし、高い評価を得ている。09年12月、スカルラッティ、リスト、ストラヴィンスキーを収めたファーストアルバム『La Ringrazio 高田匡隆 ピアノ・リサイタル』をフォンテックよりリリース。これまでに辻井雅子、森安芳樹、加藤伸佳、ジェローム・ローズ、ジョルジュ・ナードル、セルジオ・ペルティカローリの各氏に師事。 ▲プロフィールを閉じる

ピアノ:高田匡隆 Masataka Takada

ピアノ:田村 響 Hibiki Tamura 2007年10月パリで開催された世界的なコンクールの一つであるロン=ティボー国際コンクールにおいて弱冠20歳で第1位に輝き、一躍世界に注目されるに至った。併せてショパン、フォーレ、ラフマニノフ(協奏曲)、新曲課題の最優秀演奏者に贈られる各賞を受賞。その後、ザルツブルク・モーツァルテウム大学等で研鑽を積みながら、国際的な演奏活動を展開している。▼続きを見る 09年2月には、セミヨン・ビシュコフ指揮ケルン放送交響楽団の定期演奏会デビューと日本ツアーを行う。日本の主要オーケストラからは、しばしばソリストとして招かれ、高い評価を受けている。11年5月には東京フィルハーモニー交響楽団定期において矢代秋雄の協奏曲を演奏、新境地を切り開いた。また、日本のみならず海外でも数多くのリサイタルを開催、その活動はフランス、オランダ、ドイツ、スイス、ロシア、ブラジル等にも及んでいる。1986年、愛知県安城市生まれ。3歳よりピアノを始める。愛知県立明和高校音楽科を卒業後、18歳でザルツブルク・モーツァルテウム大学に留学。これまでに、深谷直仁、清水皇樹、クラウディオ・ソアレス、クリストフ・リースケの各氏に師事。2002年エトリンゲン国際青少年ピアノコンクールB部門第2位及びハイドン賞、第26回ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、第18回園田高弘賞ピアノコンクールにて園田高弘賞第1位を受賞。04年デビューCDをリリース、08年8月には『ロン・ティボー国際コンクール優勝記念』と称した2枚目のCDをリリースした。3枚目のCDが10年2月にトリトンレーベルより発売された。受賞歴としては、03年度〈アリオン賞〉、第14回大幸財団・丹羽奨励生、(財)江副育英会奨学生、06年、第16回出光音楽賞、 08年、文化庁長官表彰・国際芸術部門、ホテルオークラ音楽賞等がある。

© 三好英輔 ▲プロフィールを閉じる

ピアノ:田村 響 Hibiki Tamura

ピアノ:山本貴志 Takashi Yamamoto 1983年、長野県生まれ。5歳でピアノを始める。中学校在学中に、第12回長野県ピアノコンクールでグランプリ受賞(97年)、第52回全日本学生音楽コンクール東京大会中学校の部・第3位入賞(98年)。2001年、桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)在学中に第70回日本音楽コンクール第3位入賞。02年、同校を首席で卒業。引き続きソリストディプロマコースに在籍して研鑽を積む。▼続きを見る 03年より5年間、ワルシャワ・ショパン音楽アカデミーに在学。04年5月、第56回プラハの春国際音楽コンクール第3位入賞及び最年少ファイナリストに贈られる「ヴァレンティーナ・カメニコヴァー特別賞」を受賞。11月、ポーランド・ビドゴシチでの第6回パデレフスキ国際ピアノコンクール第5位入賞。04年度文化庁新進芸術家海外留学研修員。05年5月、ドイツ・キッチンゲンでの第4回ザイラー国際ピアノコンクールにおいて満場一致で優勝及びショパン作品最優秀演奏賞受賞。10月、ワルシャワで行われた第15回ショパン国際ピアノコンクール第4位入賞。05~06年にかけて、ワルシャワを始めとするポーランド国内でリサイタルを開催。06年1月に、ショパン・コンクールの受賞コンサートでワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団とともに日本各地で演奏。6月、アメリカ・ソルトレイクシティでの第14回ジーナ・バッカウアー国際ピアノコンクールで第2位を受賞。7月にはポーランド・ショパン協会主催でショパンの生家にてソロ・リサイタルを行う。10月に東京・大阪でのデビュー・リサイタル、11月にはブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団と共演。同年、第33回日本ショパン協会賞を受賞。08年ワルシャワ・ショパン音楽アカデミーを首席で卒業。卒業生代表としてワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団と共演。現在はリサイタル、室内楽公演、コンチェルト公演等を精力的に行っている。これまでに大島正泰、玉置善己、ピオトル・パレチニの各氏に師事。10年avex-CLASSICSより『ショパン:ワルツ集』や『ショパン:ノクターン集』をリリース。12年、須坂市文化会館メセナホールにてショパン全曲演奏会を依頼される等、今もっとも期待される若手ピアニストの一人である。  

公式サイト http://takashi-yamamoto.com/ ▲プロフィールを閉じる

ピアノ:山本貴志 Takashi Yamamoto

チェロ:古川展生 Nobuo Furukawa 桐朋学園大学卒業。チェロを井上頼豊、秋津智承、林 峰男の各氏に師事。1995年、第64回日本音楽コンクールチェロ部門第2位入賞。96年、安田クオリティオブライフ文化財団の奨学金を得て、ハンガリーのリスト音楽院に留学、チャバ・オンツァイに師事。97年、第27回マルクノイキルヘン国際器楽コンクール(ドイツ)チェロ部門にてディプロマ賞受賞。▼続きを見る 98年に帰国後、東京都交響楽団首席チェロ奏者に就任、現在に至る。2003年、第2回齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。11年、第31回藤堂顕一郎音楽褒賞受賞。10年より、桐朋学園大学にて、非常勤講師として勤務。ソリストとしても、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を中心とした室内オーケストラ「トヨタ・マスター・プレイヤーズ、ウィーン」、レニングラード国立歌劇場管弦楽団との全国ツアーを含め、国内外のオーケストラ、著名指揮者との共演も多数。10年6月には、ハンガリー・ソルノク市立交響楽団の定期演奏会に招かれ、ドヴォルザークとエルガーのチェロ協奏曲を熱演、ブダペスト市・聖ミハーイ教会でもリサイタルを行い、いずれも絶賛を浴びた。全国各地においてソロリサイタル、室内楽の活動を展開する他、サイトウ・キネン・オーケストラ、宮崎国際音楽祭にも毎年出演する等、精力的な活動を続けている。また、他ジャンルのアーティストとのコラボレーションも積極的に行う等、クラシックにとどまらずポップス、ジャズ、タンゴと幅広いフィールドで目覚ましい活躍を続け、映画『おくりびと』ではテーマ曲のソロ演奏を担当する等、人気、実力ともに各方面から最も注目を集めているチェリストである。10年1月30日発売のライブ録音CD『FURUKAWA NOBUO@LIVE』を始め、これまでに7枚のソロアルバムと2枚のベストコレクションをリリース。また07年には、藤原道山(尺八)、妹尾 武(ピアノ)とユニット「KOBUDO-古武道-」を結成。日本の伝統と感性を大切にしながら様々な音楽のルーツを取り入れ、あらたな音楽の創造を目指し演奏/制作活動を展開中。TBS系「NEWS 23」を始め、テレビ番組のテーマ曲、ドラマやCM音楽、舞台音楽制作等も手掛けている。古武道としては、これまでに3枚のアルバムをリリースの他、10年8月には初のDVDとなる『古武道音絵巻 其の一』をリリースした。

公式サイト http://nobuofurukawa.com

© Yuji Hori ▲プロフィールを閉じる

チェロ:古川展生 Nobuo Furukawa

ピアノ:佐藤卓史 Takashi Sato 1983年秋田市生まれ。4歳よりピアノを始める。2001年、第70回日本音楽コンクールピアノ部門第1位、併せて野村賞、井口賞、河合賞、三宅賞を受賞。03年、秋田や東京等でデビューリサイタルを開催し、秋田市文化選奨を受賞。翌年には史上最年少で第30回日本ショパン協会賞を受賞した。07年、第11回シューベルト国際コンクールで第1位並びに特別賞を受賞。▼続きを見る 10年エリザベート王妃国際音楽コンクール入賞。11年には第21回カントゥ国際コンクール(クラシック部門)で優勝し、12年11月の第8回浜松国際ピアノコンクールにおいても第3位及び室内楽賞を受賞した。これまで、東京都交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、セントラル愛知交響楽団、ミュンヘン室内管弦楽団、シドニー交響楽団、ベルギー国立管弦楽団等に出演。室内楽奏者としても活躍しており、篠崎史紀、堀米ゆず子、山崎伸子、藤森亮一、澤 和樹、神尾真由子等と共演している。最近では、小林研一郎指揮:日本フィルハーモニー交響楽団に出演する他、カール・ライスター、佐藤俊介、米元響子等と共演を重ねている。録音では、これまで『ラ・カンパネラ~珠玉のピアノ小品集』『ショパン:ピアノ・ソナタ全3曲』(ナミ・レコード)等、多くのCDをリリースし、いずれも高い評価を得ている。なかでも佐藤俊介との共演によるCD『グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ集』(ナミ・レコード)は平成19年度文化庁芸術祭レコード部門《大賞》を受賞した。2006年「安宅賞」「アカンサス音楽賞」を得て東京藝術大学を卒業。これまで、ピアノを目黒久美子、上原興隆、小林 仁、植田克己、アリエ・ヴァルディ、ローラント・ケラーの各氏に、フォルテピアノを小倉貴久子氏に師事。ドイツ・ハノーファー音楽演劇メディア大学を経て、現在はウィーン国立音楽大学ポストグラデュアーレコースにて研鑽を積んでいる。

公式サイト http://www.takashi-sato.jp/ ▲プロフィールを閉じる

ピアノ:佐藤卓史 Takashi Sato

ピアノ:高橋いつき Itsuki Takahashi 1983年生まれ。4歳よりピアノを始める。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、東京藝術大学音楽学部器楽科卒業後、ドイツに留学。ハンブルク音楽演劇大学を、最高成績優秀者におくられるメイスフィールド賞を得て卒業。 これまでにピアノを松村美智子、金子勝子、弓削田優子、倉沢仁子、播本枝未子、辛島輝治、東誠三、ラルフ・ナットケンパー各氏に師事。▼続きを見る ソルフェージュを野平一郎、林達也両氏に師事。 現在、ウィーン国立音楽大学大学院にてピアノをローランド・ケラーに師事。日本を始め、アメリカ、ドイツ、オーストリア、スペインで演奏活動を行っている。 1997年、全日本学生音楽コンクール中学校の部東京大会第2位他、各賞を受賞。98年ピティナピアノコンペティション全国大会G級奨励賞、審査員特別賞。2005年、彩の国・埼玉ピアノコンクールF部門銀賞、彩の国・埼玉ピアノコンクール賞。08年エリーゼ・マイヤー・シュティフトゥング・コンクール第1位(ドイツ)。08年ピアナーレ・ピアノコンクール第1位、聴衆賞(ドイツ)。10年ロンプロ・シュデバノフ・ピアノコンクール第1位(オーストリア)。 ▲プロフィールを閉じる

ピアノ:高橋いつき Itsuki Takahashi

ソプラノ:大隅智佳子 Chikako Ohsumi 神奈川県出身。東京藝術大学音楽学部声楽科首席卒業。同大学院修士課程オペラ科修了。同大学院博士後期課程音楽研究科オペラ専攻科修了。博士学位(音楽)取得。二期会オペラ研修所プロフェッショナル・コース第7期修了。学部在学中に安宅賞、卒業時に第13回松田トシ賞、アカンサス音楽賞受賞。首席卒業の栄誉として皇居内・桃華楽堂における宮内庁主催御前演奏会に出演。▼続きを見る 東京藝術大学同声会主催新人演奏会に出演、同声会賞受賞。東京藝術大学オーケストラ定期新卒業生紹介演奏会、藝大「うたシリーズ」等、学内の演奏会に出演。第6回藤沢オペラコンクール入選。横浜市民オペラ《カルメン》ミカエラ役でオペラ・デビュー後、06年、新国立劇場小劇場ヘンデル《セルセ》ロミルダ役、同・中劇場にてこどものためのオペラ劇場《スペース・トゥーランドット》ラベンダー姫(リュー)にて好演する。07年1月シャルパンティエ《ルイーズ》タイトルロールにて原語日本初演に挑戦し絶賛され、8月には日生劇場の音楽ドラマ『チャイコフスキー』にタチアーナ/母役で出演し、淡路恵子・長谷川初範といったベテラン俳優陣と共演。最近では08年2月にワーグナー《妖精》アーダ役に日本初演にて挑み、その表現力と強靭な歌声は新聞等で高く評価された。08年9月、東京二期会が世界的巨匠の演出家ペーター・コンヴィチュニーを迎えて上演した《エフゲニー・オネーギン》タチアーナの成功で新境地を拓いた。10年1月ジョルダーノ《マダム・サン=ジェーヌ》(東京オペラ・プロデュース)カテリーナに出演。続く10年5~6月、新国立劇場《影のない女》(新制作)鷹の声に出演。11年2月には東京二期会《サロメ》(ペーター・コンヴィチュニー演出)のタイトルロールにも抜擢され、今後の活躍から目の離せない逸材である。その他、《秘密の結婚》エリゼッタ、《運命の力》レオノーラ、《ルイザ・ミラー》ルイザ、《シモン・ボッカネグラ》アメーリア、《椿姫》ヴィオレッタ、《ラ・ボエーム》ミミ、《アンナ・ボレーナ》アンナ・ボレーナ等のレパートリーを持つ。宗教曲等のソリストとしても活動し、ヘンデル《メサイア》、モーツァルト、ドヴォルザーク《レクイエム》、ハイドン《スターバト・マーテル》、ヴェルディ《聖歌四篇》《レクイエム》、ベートーヴェン《第九》、ストラヴィンスキーのバレエ音楽《結婚》等のレパートリーを持つ他、C.シェーンヘル《マニフィカト》(日本初演)といった現代曲にも挑戦している。06年12月に広上淳一指揮:新日本フィルハーモニー交響楽団《第九》特別演奏会のソリストとして大抜擢され、好評を博した。10年10月、NHK交響楽団定期演奏会:ヴェルディ《アイーダ》(全曲・演奏会形式)では、女祭司長で出演、色彩豊かな洗練された歌唱で聴衆を魅了、その様子はNHK-BS等でも放送された。二期会会員。

公式ブログ http://blogs.yahoo.co.jp/sop_chikako5534 ▲プロフィールを閉じる

ソプラノ:大隅智佳子 Chikako Ohsumi

テノール:山田精一 Seiichi Yamada 群馬県出身。群馬県立前橋南高等学校卒業。武蔵野音楽大学音楽学部声楽学科卒業。二期会オペラスタジオ第41期マスタークラス修了。第15回ジャコモ・ラウリ=ヴォルピ、第19回ヴァルセージア(ヴィオッティ-ヴァルセージア)、第7回アルカモ、第2回ベヴァーニャ、第2/第3回R.レオンカヴァッロの各国際オペラコンクールに入選。▼続きを見る オペラにおいては《リゴレット》マントヴァ公爵、《カルメン》ドン・ホセ、《蝶々夫人》ピンカートン、《椿姫》アルフレード、《マクベス》マクダフ、《ナブッコ》イズマエーレ、《アイーダ》ラダメス、《イル・トロヴァトーレ》マンリーコ、《カヴァレリア・ルスティカーナ》トゥリッドゥ等の各プリモテノール役で出演。「二期会新進声楽家の夕べ」「二期会オペラスタジオコンサート」「二期会週間2003」「二期会イタリア・ミラノコンサート」「第九」テノールソロ他に出演。99年11~12月、イタリア・ゴリツィアで開かれた「ドニゼッティ・ベッリーニ公開講座」を受講。国際的メンバーの中、修了コンサートにおいて受講者の中でただ一人、2曲のアリアを演奏。《ラ・ファヴォリータ》より「優しい魂よ」と《アルバ公爵》より「清らかで美しい天使」を歌い、原語のディクションの素晴らしさと表現力を多いに称賛された。04年7月、群馬県前橋において初ソロリサイタル。リストの《ペトラルカの3つのソネット》等、3点ドの超高音を必要とする難曲5曲を含むアリア7曲他、全15曲のプログラムを歌唱し絶賛された。04年11月、イタリア・ジェノヴァ年間芸術文化事業としてイタリア全国版新聞、テレビにおいても紹介された「3名の日本人によるガラコンサート」に出演。《連隊の娘》《アルバ公爵》《妖精ヴィッリ》より各アリアとトスティ歌曲、《椿姫》より「乾杯の歌」を歌い、「最高に難しい曲を完璧に歌う、最高に美しい声」と絶賛された。06年2月、二期会オペラ《ラ・ボエーム》のロドルフォに出演して好評を博し、07年10月、二期会ゴールデンコンサートにも出演。二期会week inサントリーホールでは、プリモとして、08年よりドニゼッティ《ルクレツィア・ボルジア》の演奏でイタリア・ベルカントオペラの真骨頂を示し、高い評価を得た。以後も09年ベッリーニ《テンダのベアトリーチェ》で好評を博し、10年ドニゼッティ《ラ・ファヴォリータ》へと続けて登場し、輝かしい美声で聴衆を魅了した。二期会会員。 ▲プロフィールを閉じる

テノール:山田精一 Seiichi Yamada

バリトン:与那城 敬 Kei Yonashiro 兵庫県出身。桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ専攻卒業。大学卒業後、才能を認められ声楽に転向、同大学研究科声楽専攻修了。二期会オペラ研修所オペラ・ストゥーディオ第46期本科修了。修了時に奨励賞を受賞。新国立劇場オペラ研修所第5期修了。新国立劇場オペラ研修所での《ドン・ジョヴァンニ》の凛々しい演唱で一世を風靡。▼続きを見る 平成17年度文化庁派遣芸術家在外研修員としてミラノに留学。06年、東京二期会《コジ・ファン・トゥッテ》(宮本亜門演出・芸術祭大賞受賞)のグリエルモでセンセーショナルな東京二期会デビューを飾る。第11回世界オペラ歌唱コンクール「新しい声2005」アジア予選代表。横須賀芸術劇場にて受賞者記念コンサート(グスタフ・クーン指揮:東京交響楽団)に出演。ドイツ本選出場。第16回マリオ・デル・モナコ国際声楽コンクール(イタリア・マルサラ)第3位(1位なし)入賞。平成17年度文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリア・ミラノへ留学。07年、第18回奏楽堂日本歌曲コンクール第1位、中田喜直賞受賞。08年「シャネル・ピグマリオン・デイズ」参加アーティスト。新国立劇場オペラ研修所公演《ジャンニ・スキッキ》(クリストファー・ラーキン指揮/ロバート・ベイリー演出)タイトルロール、《こうもり》(ニルス・ムース指揮/ロベルト・ヘルツル演出)ファルケ、フロッシュ、《ドン・ジョヴァンニ》(フォルカー・レニッケ指揮/マイケル・マカフェリー演出)タイトルロール、《ディドとエネアス》エネアス、《メリー・ウィドウ》ダニロ等に出演し、確かな実力とスター性を発揮。さらに小澤征爾音楽塾・特別演奏会《カルメン》エスカミーリョ、モンテヴェルディ《オルフェオ》アポロ、レオンカヴァッロ生誕150周年記念・東京芸術劇場シアターオペラ《道化師》シルヴィオ役(読売日本交響楽団)等でも高い評価を得、ベルカントの凛々しい美声と長身の恵まれた容姿でファンを魅了。08年9月、東京二期会《エフゲニー・オネーギン》オネーギン役に抜擢され、ペーター・コンヴィチュニー演出でも絶賛を浴びた。その後も藤沢市民オペラ《メリー・ウィドウ》ダニロ役、09年2月、横須賀芸術劇場オペラ:パーセル《ディドとエネアス》エネアス、09年3月びわ湖ホール・神奈川県民ホール共催《トゥーランドット》、佐渡 裕プロデュース《カルメン》等で活躍。10年は「NHKニューイヤーオペラコンサート」に初出演を果たし、続く4月には新国立劇場《愛の妙薬》(新制作)ベルコーレ役で海外の著名な歌手たちとの共演でも際立つ存在感を示した。また6月には新国立劇場創作委嘱作品〈世界初演〉池辺晋一郎作曲のオペラ《鹿鳴館》影山悠敏伯爵に抜擢され、期待に応えて重責を果たした。10年11月、藤沢市民オペラ《道化師》シルヴィオ、横須賀芸術劇場ヨコスカ・ベイサイド・ポケットにて、メノッティ《霊媒》《電話》に出演。11年4月には、東京二期会《フィガロの結婚》アルマヴィーヴァ伯爵(デニス・ラッセル・デイヴィス指揮/宮本亜門演出)、2012年2月、新国立劇場にて松村禎三《沈黙》フェレイラ等に出演し常に絶賛を浴びている。コンサートソリストとしても国内主要オーケストラから引く手あまたで、バッハ《マタイ受難曲》《ヨハネ受難曲》、ヘンデル《メサイア》、モーツァルト《レクイエム》《戴冠ミサ》、ベートーヴェン《第九》等のソリストとして活躍している。バッハ・コレギウム・ジャパンのメンバー及びソリストとしても国内外の公演に参加している。11年6月には東京オペラシティリサイタルシリーズ「B→C」に出演。確かな音楽性と指揮者や演出家の多岐に渡る要求に応える柔軟性は、華ある舞台姿とともに時代を担うトップスターとしての資質充分である。二期会会員。

公式サイト http://www.yonashiro-kei.com/

© Kei Uesugi
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バリトン:与那城 敬 Kei Yonashiro

ピアノ:森島英子 Eiko Morishima 東京藝術大学卒業。中山靖子にピアノ独奏、中山悌一にピアノ伴奏を師事。文化庁派遣芸術家在外研修員として、シュトゥットガルト音楽大学に留学、コンラート・リヒターのもとでリート科を修了。在学中より伴奏ピアニストとして演奏活動を開始、高橋啓三、伊原直子、市原多朗、佐藤しのぶを始め、多くの声楽家諸氏と共演している。オペラの分野でも、日本有数のコレペティートル、▼続きを見る チェンバリストとして活躍。モーツァルトのメモリアルイヤーには、年間80回にも及ぶオペラ公演に携わった。2007年《ラ・ボエーム》で指揮者としてもデビュー。08年、日生劇場公演《マクロプロス家の事》他、オペラ公演にミュージック・アドバイザーとしても参画している。オペラの日本語歌詞、字幕制作も手がける。また室内楽奏者としては、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターであるライナー・キュッヒル、ウェルナー・ヒンク、ライナー・ホーネックの各氏や、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、NHK交響楽団の首席奏者等とデュオ、トリオ等で共演。現在、N響室内合奏団のチェンバリストも務める。1994年度新日鉄音楽賞特別賞受賞。東京藝術大学、沖縄県立芸術大学、東京音楽大学講師。 ▲プロフィールを閉じる

ピアノ:森島英子 Eiko Morishima

ウェールズ弦楽四重奏団 Verus String Quartet ヴァイオリン:﨑谷直人、三原久遠 ヴィオラ:横溝耕一 チェロ:富岡廉太郎
桐朋学園の学生により2006年に結成。軽井沢八月祭、宮崎国際音楽祭、プロジェクトQ、JTが育てるアンサンブルシリーズ他、国内の多数の演奏会、音楽祭に参加。08年ARDミュンヘン国際音楽コンクールにて第3位、日本人の団体として東京クヮルテット以来38年ぶりの入賞を果たす。 ▼続きを見る 09年、日本音楽財団の協力で王子ホールにて正式なデビュー公演を行う。原田幸一郎、東京クヮルテットのメンバー等から指導を受ける。10年春より拠点をスイス・バーゼルに移し、バーゼル音楽院にてライナー・シュミット(ハーゲン弦楽四重奏団)のもとで研鑽を積む。南仏ボニュー音楽祭、ドイツ・ヴェストヴェーク現代音楽シリーズ、ドイツ・ボイゲン城でのコンサートへの出演等、ヨーロッパでも活動の場を広げている。10年ボザール・トリオの創設者メナヘム・プレスラーと共演、京都・青山音楽賞受賞。11年バーゼル・オーケストラ協会(BOG)コンクールにて“エクゼコー”賞受賞、第7回大阪国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門第3位。08、10、11年度、松尾学術振興財団より助成を受ける。12年6月バーゼル音楽院を修了し、13年2月より日本を拠点に活動。

公式サイト http://verusquartet.net/ ▲プロフィールを閉じる

ヴァイオリン:﨑谷直人 Naoto Sakiya 1987年生まれ。ケルン音楽大学、パリ市立音楽院、桐朋学園ソリストディプロマを経てバーゼル音楽院修了。ノボシビルスク国際ヴァイオリンコンクール第1位、ユーディ・メニューイン国際コンクール第3位。これまでに東京フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団等と共演。 また、東京フィルハーモニー交響楽団、九州交響楽団、▼続きを見る 読売日本交響楽団等にゲストコンサートマスターとして招かれる。06年ウェールズ弦楽四重奏団を結成。宮崎国際音楽祭、シュヴェッツィンゲン音楽祭等、国内外の主要音楽祭に出演。原田幸一郎、ジェラール・プーレ、ロラン・ドガレイユ、ダニエル・ゼペックに師事。

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ヴァイオリン:﨑谷直人 Naoto Sakiya

ヴァイオリン:三原久遠 Hisao Mihara 1989年生まれ。桐朋学園大学を経てバーゼル音楽院を修了。プロジェクトQ、小澤征爾音楽塾、若い人のための「サイトウ・キネン室内楽勉強会」に参加。イヴリー・ギトリス、コリヤ・ブラッハー、ダニエル・ゲーデのマスタークラスを受講。JTが育てるアンサンブルシリーズ、軽井沢八月祭フェローシップ・プログラム等に出演。ヴァイオリンを澤 和樹、木野雅之、藤原浜雄、 ▼続きを見る 室内楽を東京クヮルテット、原田幸一郎、今井信子、原田禎夫、毛利伯郎、指揮を高関 健に師事。09年ウェールズ弦楽四重奏団に加入。

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ヴァイオリン:三原久遠 Hisao Mihara

ヴィオラ:横溝耕一 Koichi Yokomizo 第58回全日本学生音楽コンクール東京大会高校の部入選。06年、ウェールズ弦楽四重奏団の設立にはヴィオラ奏者として参加し、09年まで活動。桐朋学園大学では室内楽試験において首席で修了し、09年に卒業。宮崎国際音楽祭、サイトウ・キネン・フェスティバル松本等に参加。これまでに小川有紀子、小森谷巧、 堀 正文、徳永二男に、室内楽を徳永二男、毛利伯郎、原田幸一郎、▼続きを見る 東京クヮルテットに師事。現在NHK交響楽団ヴァイオリン奏者。13年1月よりウェールズ弦楽四重奏団にヴィオラ奏者として復帰。

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ヴィオラ:横溝耕一 Koichi Yokomizo

チェロ:富岡廉太郎 Rentaro Tomioka 1986年、札幌市出身。9歳よりチェロを始め、上原与四郎氏に師事。桐朋女子高等学校音楽科を卒業し桐朋学園大学を経る。毛利伯郎氏に師事。札幌ジュニアチェロコンクール(現・泉の森ジュニアチェロコンクール)特別奨励賞受賞。2007年いしかわミュージックアカデミーIMA音楽賞受賞。 05年、06年、若い人のための「サイトウ・キネン室内楽勉強会」、 ▼続きを見る 小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトⅦ「マーラー“復活”」、Ⅷ「ビゼー:カルメン」、06年サイトウ・キネン・フェスティバル松本「青少年のためのオペラ:セビリアの理髪師」等に参加し、 ロバート・マン、渡辺實和子、原田禎夫、池松宏の各氏に指導を受ける。宮崎国際音楽祭、別府アルゲリッチ音楽祭、軽井沢八月祭、ラ・フォル・ジュルネ、鎌倉ゾリステン等に出演。国内オーケストラの客演首席奏者としても活躍している。またVerus String Quartet(ウェールズ弦楽四重奏団)として、軽井沢八月祭、宮崎国際音楽祭、プロジェクトQ他、国内の多数のコンサート、音楽祭に参加。08年、東京クヮルテットの招きにより米国イェール大学の夏季アカデミー NORFOLK CHAMBER MUSIC SESSIONに参加。同年9月ミュンヘンARD国際音楽コンクール・クァルテット部門で、日本人のみで結成されるクァルテットとしては、東京クヮルテット以来38年ぶりの3位入賞を果たす。09年、日本音楽財団の協力で王子ホールにてデビュー。原田幸一郎、徳永二男、毛利伯郎、山崎伸子、ライプツィヒ弦楽四重奏団、マティアス・タッケ(フェルメール弦楽四重奏団)、アンドラーシュ・ケラー(ケラー四重奏団)、東京クヮルテットの各氏に指導を受ける。10年春より拠点をスイス・バーゼルに移し、バーゼル音楽院にてライナー・シュミット氏(ハーゲン弦楽四重奏団・第2ヴァイオリン奏者)のもとで研鑽を積む。南仏BONNIEUX音楽祭、ドイツWESTWEG現代音楽シリーズ、ドイツBEUGGEN城でのコンサートへの出演等、ヨーロッパでも活動の場を広げる。同年、メナヘム・プレスラー氏と共演、京都・青山音楽賞受賞。11年バーゼルオーケストラ協会(BOG)コンクールにて“ex aequo”賞受賞、第7回大阪国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門第3位。08年、10年、11年度、松尾学術振興財団より助成を受ける。バーゼル交響楽団とハルトマンの室内協奏曲を協演。12年シュヴェッツィンゲン音楽祭に出演。同年、バーゼル音楽院MASPを修了し、帰国。

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チェロ:富岡廉太郎 Rentaro Tomioka

ピアノ:青柳 晋 Susumu Aoyagi ニカラグアで生まれ、米国で5歳よりピアノを始める。同年、自作2曲を含むプログラムで初めてのソロ・リサイタルを開く。9歳のときにフォートワース交響楽団と共演し、オーケストラ・デビューを果たす。全日本学生音楽コンクールで第1位受賞。桐朋学園大学在学中に西日本新人演奏会で西日本音楽賞を受賞。19歳の時にベルリン芸術大学に留学。▼続きを見る ロン=ティボー国際コンクールに入賞後、パリ日本大使館、ラジオ・フランス、旧西・東ドイツ各地からアメリカに至るまで各地で演奏会を行う。1997年エンニオ・ポリーノ国際ピアノコンクール、98年ハエン国際ピアノコンクール及びアルフレード・カゼッラ国際ピアノコンクールで第1位受賞。2012年3月にはカーネギー・ホールにてデビューリサイタルを行い、絶賛を博した。これまでに7枚のCDをリリース。最新アルバムは12年11月発売の『フォーレ:ノクターン選集』(キングレコード)。国内外の主要オーケストラに数多く客演している。現在、東京藝術大学准教授。  

公式サイト http://www.susumuaoyagi.com/

© Kenshu Shintsubo
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ピアノ:青柳 晋 Susumu Aoyagi

ピアノ:迫 昭嘉 Akiyoshi Sako 1980年、東京藝術大学大学院でクロイツァー賞を受賞。東京国際音楽コンクール室内楽部門第1位。東京藝術大学大学院修了後は、ドイツ政府給費留学生としてミュンヘン国立音楽大学マスタークラスでクラウス・シルデに師事。80年ジュネーヴ国際音楽コンクール最高位、83年ハエン国際ピアノコンクール優勝並びにスペイン音楽賞を受賞。▼続きを見る 気品ある音色と透明度の高いリリシズムで注目を集め、日本国内はもとより、ヨーロッパ、カナダ、アジアで活躍を続けている。2001~03年にかけて行った「ベートーヴェン:ピアノソナタ全曲チクルス」及び全曲録音は各方面から高い称賛を得た。オーケストラとの共演の他、室内楽奏者としても高い評価と信頼を得ており、チェリスト上村 昇とのデュオでは1998年度ABC国際音楽賞を受賞。近年では指揮者としての活動も注目されている。現在東京藝術大学教授、東京音楽大学非常勤講師として後進の指導にもあたっている。

© 武藤 章
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ピアノ:迫 昭嘉 Akiyoshi Sako

主催:東京・春・音楽祭実行委員会 後援:NPO法人 日本ヴェルディ協会日本ワーグナー協会

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