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お知らせ 2010/05/17

アンドリス・ネルソンス氏、ウィーン・フィルとともに今秋来日決定!

来年(2011年)の「東京春祭ワーグナー・シリーズvol.2 《ローエングリン》」の指揮者、アンドリス・ネスソンス氏が、この秋のウィーン・フィルの日本ツアーおよびヨーロッパでの公演を、小澤征爾氏の代わりに指揮をすることが、5月14日(金)に発表されました。
ネルソンス氏のマネジメントが発表したリリースは以下の通りです。
ネルソンス氏は、この夏のバイロイト音楽祭へも、新演出の《ローエングリン》でのデビューが決まっております。




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Press-release_14.05.10.jpg アンドリス・ネルソンスが小澤征爾の代役としてウィーン・フィルを指揮する
2010年5月14日、ハノーヴァー:

アンドリス・ネルソンスがこの秋、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の6公演を指揮し、同オーケストラとのコンサート・デビューを飾る。体調を崩し、主治医のアドバイスによってこれらの公演をキャンセルした小澤征爾の代役を務めることになったのである。2010年10月24日に行われるウィーン楽友協会での初日の公演が、ネルソンスにとってこのオーケストラとの正式なデビューとなる。その後、ローマ(ヴァチカン)での公演の他、日本公演でのコンサートの一部をも指揮する。日本公演での他のコンサートはエサ=ペッカ・サロネンが指揮することになっている。
 
同オーケストラとのコンサート・デビューは、他でもなく、すでに出演が決まっている2011年春の『東京・春・音楽祭-東京のオペラの森-』での《ローエングリン》に先駆けて、ネルソンスにとっての日本の聴衆の前への初登場となる。
 
"これらの公演でマエストロ小澤の代役を務めるというのは、私にとって大変名誉なことです。"とアンドリス・ネルソンスは言う。"この素晴らしいオーケストラと一緒に仕事をすることをとても楽しみにしていますし、日本ツアーの前にウィーンの楽友協会ホールで彼らと演奏できることを嬉しく思っています。私の正式な日本へのデビューは、そもそも、有名な『東京・春・音楽祭』で指揮することになっている2011年の主要公演であります《ローエングリン》のはずだったのですが、この秋に早くも日本のお客さまにお会いできることになり、胸が高鳴る思いです。"
 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との公演のプログラムは、モーツァルトの交響曲 第33番 変ロ長調K. 319、ハイドンの交響曲第94番 ト長調「驚愕」、アンリ・トマジのトロンボーン協奏曲(ソリスト:ディートマル・キューブルベック)、ドヴォルザークの交響曲第9番 ホ短調 「新世界より」など。
 
今月、アンドリス・ネルソンスはウィーン国立歌劇場でフランコ・ゼフィレッリ演出による《カルメン》を指揮している。彼の音楽におけるリーダーシップは、プレスから絶賛された。エスターライヒ紙は"カルロス・クライバーの《カルメン》を覚えている人なら誰もが、ネルソンスの《カルメン》が、それとまったく同じレベルであることに同意するだろう。"と書き、プレッセ紙は彼を"仕事の中に多大なる喜びを見いだす、強烈な才能の持ち主"と称した。クーリエ紙はネルソンスによる《カルメン》の解釈を"新鮮で、低俗な解釈から解き放たれ、極めてドラマチックで、音という意味において完璧、非常にフランス的で、必要とされる深さを有している。"と評価している。
 
アンドリス・ネルソンスは2008/09年のシーズンからバーミンガム市交響楽団の音楽監督を務めている。同交響楽団とは2010年の3月にヨーロッパ公演を行って大成功を収め、ストラヴィンスキーの作品を集めた3枚目のCD(オルフェオ・インターナショナル)をリリースした。2010年8月にはさらに規模の大きなツアーが予定されており、ベルリン(8月14日、ヴァルトビューネ)やルツェルン音楽祭(8月16日)でもコンサートを行うことになっている。
 
【公演日程】
10月24日            ウィーン:   ウィーン楽友協会ホール
10月25日            ヴァチカン:  "Festival di Musica e Arte Sacra"
10月26日            ウィーン:    "Concert for Austria"
11月1日              東京:     サントリーホール
11月2日              川口:     川口総合文化センター リリアホール

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