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お知らせ 2017/10/16

東京・春・音楽祭実行委員会 実行委員長の鈴木幸一がイタリア星勲章コンメンダトーレ章受勲

2017.10.13_Ordine della Stella d'Italia.JPG 東京・春・音楽祭実行委員会 実行委員長の鈴木幸一がイタリア共和国大統領よりイタリア星勲章コンメンダトーレ章に叙され、10月13日イタリア大使館でジョルジョ・スタラーチェ駐日イタリア大使より、勲章を伝達されました。

同章は、イタリアと他国の友好協力関係ならびにイタリアとの関係促進に多大な貢献のあった者に対してイタリア共和国大統領が授与する勲章です。

鈴木は、「日本から世界に発信できるオペラを作ろう」と新演出のオペラ共同制作・東京でのワールド・プルミエ公演を核とし、2005年に「東京・春・音楽祭」の前身となる「東京のオペラの森」の立ち上げから参画。2009年から「東京・春・音楽祭 -東京のオペラの森-」として新たに幕開けをした音楽祭は、国内外のアーティストによるオペラ、オーケストラ、室内楽公演や上野公園内の美術館・博物館を会場とした「ミュージアム・コンサート」など、約150公演のコンサートを毎春約1ヵ月に亘り開催。来年で14回目を迎える音楽祭は、上野の春の風物詩として定着しています。

2016年には、日伊国交樹立150周年を記念し、リッカルド・ムーティ指揮 日伊国交樹立150周年記念オーケストラ(「ルイージ・ケルビーニ・ジョヴァニーレ管弦楽団」の精鋭メンバーと、日本の若手トップ奏者たちによる特別編成オーケストラ)による公演を、3月の東京・春・音楽祭に続き、7月のラヴェンナ音楽祭の"友情の道"(Le vie dell'Amicizia) プロジェクトでの開催を実現しました。
これらの芸術を通じた両国間の文化交流への尽力・貢献が認められ、このたびの受章となりました。

スタラーチェ駐日大使は「鈴木氏は、東京・春・音楽祭実行委員会 実行委員長として、ここ数年来、イタリアの音楽家やイタリア音楽のコンサートや来日公演を企画されることに専心され、尽力され、イタリア音楽の日本への紹介に絶大なる貢献をされ、このたび勲章が授与されることとなりました。2016年にはリッカルド・ムーティ指揮の日伊両国若手トップ奏者によって編成された日伊国交樹立150周年記念オーケストラによる公演を実現するために奔走され、開催に相成りました」と、受章の経緯を語りました。

受章に際し、鈴木は「このたび、このような形で評価をいただき大変感謝をしています。 10数年前に始めた音楽祭ですが、これまでに様々な困難がありました。2回目の音楽祭に出演いただいたことを機に、リッカルド・ムーティさんと交流が始まり、友情を深めて参りましたが、彼は「今では世界中に名が知られる音楽祭も苦しい時期があった。何があっても続けることが音楽祭を発展させ、実り豊かな音楽的な交流を実現させるのだ」と励ましてくれました。来年で14回目を迎える音楽祭も、彼との友情によってここまで続けてこられたと思っています。2019年の春、桜の頃には、ムーティさんの協力のもと、日本の若い演奏家をムーティさんが直接指導するプロジェクトを立ち上げる予定です。また新しく文化交流の場、そして若い人たちが巣立っていく場を提供できればと思っております」とコメント。
2019年には音楽祭にまた新たな一面が加わることも合わせて発表しました。
当日は、マエストロ ムーティよりお祝いのビデオメッセージが届き、華を添えてくれました。  

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