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東京・春・音楽祭 2017

アーティスト

エリーザベト・クールマン (メゾ・ソプラノ) エリーザベト・クールマンは、今日を代表するメゾ・ソプラノのひとりである。聴衆や評論家に、舞台におけるカリスマ的な存在感や多彩な音楽性とともに、そのかけがえのない表現豊かな声によって、説得力に富んだ印象を与えている。 ウィーン国立音楽大学に学んでヘレナ・ラザルスカに師事し、2001年にパミーナでウィーンのフォルクスオーパーにデビュー、ソプラノ歌手として早々と成功した。05年よりメゾ・ソプラノやアルトのレパートリーを▼続きを見る歌い始める。ウィーン国立歌劇場のアンサンブル・メンバーとして、早くも聴衆のお気に入りとなり、そこで幅広いレパートリーの基礎を築いた。重要な役どころとしては、《ニーベルングの指環》フリッカ、エルダ、ヴァルトラウテ、《カルメン》カルメン、《ファルスタッフ》クイックリー夫人、《トリスタンとイゾルデ》ブランゲーネ、《マハゴニー市の興亡》ベグビック、《こうもり》オルロフスキー、《オルフェオとエウリディーチェ》オルフェオ、《ボリス・ゴドゥノフ》マリーナ等が挙げられる。 10年からはフリーランスとして、ウィーン、パリ、ロンドン、ミュンヘン、ベルリン、東京、ザルツブルク、モスクワ等、音楽界の中心で常にひっぱりだこのソリストである。ズービン・メータ、キリル・ペトレンコ、クリスティアン・ティーレマン、マレク・ヤノフスキ、フランツ・ウェルザー=メストといった世界的な指揮者、オーケストラと定期的に共演している。特にニコラウス・アーノンクールとは、頻繁に共演している。 15年より、演奏活動の場を(長年伴奏者を務めているエドゥアルド・クトロヴァッツとの)リサイタル、コンサート、演奏会形式のオペラ等に集中させている。特に、型にはまらないプロジェクトに熱意をもっており、世界的なジャズ・カルテットとの「ムソルグスキー Dis-Covered」、アンサンブル・アマルコルド・ウィーンとの「マーラーの歌曲」、「私をあざけるのは誰?」、そしてシンフォニー・オーケストラやジャズ・ソリストと共演した「Hungaro Tune(ハンガリーの歌曲)」等が挙げられる。最近のソロ活動は、カルメンからビートルズまでの作品をフィーチャーした「La femme c'est moi(女、それは私)」である。▲プロフィールを閉じる

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