PROGRAMプログラム

東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2011-

京都フランス音楽アカデミー 特別演奏会

-本公演は中止となりました-

プログラム詳細

■日時・会場
2011.4.3 [日] 14:00開演(13:30開場)
上野学園 石橋メモリアルホール

■出演
京都フランス音楽アカデミー 教授陣による特別アンサンブル
  ヴァイオリン:ジャン=ピエール・ヴァレーズ、アレッサンドロ・モッチア
  ヴィオラ:ブルーノ・パスキエ
  チェロ:フィリップ・ミュレール
  ピアノ:クリスチャン・イヴァルディ、パスカル・ロジェ
  ソプラノ:ペギー・ブーヴレ
  フルート:ピエール=イヴ・アルトー
京都フランス音楽アカデミー合奏団
(※当初発表の出演者より変更になりました)

■曲目
ヴィヴァルディ:
 歌劇《オリュンピアス》RV.725より「シンフォニア」ハ長調speaker.gif[試聴]
 6つのヴァイオリン協奏曲op.11より第2番 ホ短調《お気に入り》RV.277speaker.gif[試聴]
 [A.モッチア(Vn)、京都フランス音楽アカデミー合奏団]
デュリュフレ:前奏曲、レチタティーヴォと変奏曲 op.3speaker.gif[試聴]
  [P-Y.アルトー(Fl)、Ch.イヴァルディ(Pf)、B.パスキエ(Va)]
ベルリオーズ:歌曲集《夏の夜》op.7より
        「ヴィラネル」 speaker.gif[試聴]「ばらの精」「君なくて」speaker.gif[試聴]
 [P.ブーヴレ(Sop)、Ch.イヴァルディ(Pf)]
サン=サーンス:チェロとピアノのためのアレグロ・アパッシオナート op.43speaker.gif[試聴]
 [Ph.ミュレール(Vc)、P.ロジェ(Pf)]
サン=サーンス:ロマンス ニ長調 op.51
 [Ph.ミュレール(Vc)、P.ロジェ(Pf)]
サン=サーンス:ピアノ五重奏曲 イ短調 op.14
 [P.ロジェ(Pf)、J-P.ヴァレーズ(Vn)、A.モッチア(Vn)、B.パスキエ(Va)、Ph.ミュレール(Vc)]

【試聴について】
speaker.gif[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、
プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。
ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。


出演者

ヴァイオリン:ジャン=ピエール・ヴァレーズ Violin: Jean-Pierre Wallez ジュネーヴ音楽院教授。パリ国立高等音楽院でヴァイオリンと室内楽を修め、それぞれのクラスで1等賞を獲得。パガニーニ国際コンクール優勝、ジュネーヴ国際コンクール入賞、ロン=ティボー国際コンクール入賞等、輝かしい成績を収める。ソロとしても活躍しながら、1968~83年までフランス室内合奏団のリーダーを、1975~77年までパリ管弦楽団のコンサートマスターを務める。また1974年の創設から1990年までフランスのアルビ音楽祭の芸術監督を務めた。さらにピエール・デルヴォー、セルジウ・チェリビダッケのもと指揮法を学び、1978年にパリ室内管弦楽団を創設。音楽監督・指揮者として1986年まで活躍。オーケストラ・アンサンブル金沢の客演指揮等も務めた。現在、ジュネーヴ音楽院教授。

ヴァイオリン:ジャン=ピエール・ヴァレーズ Violin: Jean-Pierre Wallez

ヴァイオリン:アレッサンドロ・モッチア Violin: Alessandro Moccia イタリアのサルデニア島生まれ。ミラノのヴェルディ高等音楽院を卒業後、1992年よりフィリップ・ヘルヴェッヘ指揮するシャンゼリゼ管弦楽団の首席ヴァイオリンを務め、モーツァルトからマーラーまでのレパートリーをこなしながら、世界各国の主要ホールで演奏活動を行なう。自身のレコーディングとして、ハルモニア・ムンディ(仏)から20枚程のCDを発表。セミヨン・ビシュコフ指揮の西ドイツ放送交響楽団やダニエル・ハーディング指揮のマーラー室内管弦楽団のコンサートマスターとして定期的に招請される。室内楽やソロでの演奏活動の他、教育活動にも熱心で、サント・ヨーロッパ音楽アカデミーでは1996年にアトランティック・ユース・オーケストラの創設に携わり、以来毎年、古楽奏法のクラスを指導している。

ヴァイオリン:アレッサンドロ・モッチア Violin: Alessandro Moccia

ヴィオラ:ブルーノ・パスキエ Viola: Bruno Pasquier パリ国立高等音楽院教授。1943年生まれ。1961年にパリ国立高等音楽院で1等賞を獲得。1965年、ミュンヘンの弦楽四重奏国際コンクールで優勝。1965〜85年までパリ・オペラ座管弦楽団の首席ヴィオラ奏者を、1985〜90年までフランス国立管弦楽団の首席ヴィオラ奏者を務める。豊かで美しく力強い音色によって、世界で最も才能あるヴィオラの奏者の一人と評せられている。ヴァイオリンのレジス・パスキエ(弟)とチェロのロラン・ピドゥーらと弦楽三重奏団を結成。レコード録音では、1976年にディスク大賞、1977年にフランス・ディスク・アカデミー大賞他、受賞歴多数。様々な制作にも携わり、2008年にはラジオ・フランスで映画『青いパパイヤの香り』『夏至』の音楽を担当したトン=ツァ・ティエのヴィオラ・コンチェルトを演奏。数々の国際アカデミーでも教えており、1972年よりパリ国立高等音楽院で教鞭をとる。レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ章、芸術文化勲章オフィシエ章受章。

ヴィオラ:ブルーノ・パスキエ Viola: Bruno Pasquier

チェロ:フィリップ・ミュレール Cello: Philippe Muller パリ国立高等音楽院教授。1946年生まれ。パリ国立高等音楽院でアンドレ・ナヴァラに師事し、1967年にチェロと室内楽で1等賞を獲得した後、ポール・トルトゥリエ、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチといった偉大な演奏家のもとで研鑚を積む。ジャン=ジャック・カントロフ(ヴァイオリン)、ジャック・ルヴィエ(ピアノ)らと1970年に結成した室内楽トリオは世界的に高い評価を得ている。現代音楽にも深い関心を抱き、アンサンブル・アンテルコンタンポランに参加。ヴィヴァルディ、バッハ、ベートーヴェン、ブラームスから、フォーレ、ラヴェル、マルティヌーに至る多くの作曲家の作品を録音している。1979年より恩師アンドレ・ナヴァラの後継としてパリ国立高等音楽院チェロ科の教授を務め、数多くの優秀な音楽家を輩出する。今回、教授陣のなかで最多の19回目の参加となる。

チェロ:フィリップ・ミュレール Cello: Philippe Muller

ピアノ:クリスチャン・イヴァルディ Piano: Christian Ivaldi パリ国立高等音楽院で5つの1等賞を獲得。数十年のプロ生活においてヨーロッパの全ての国、アメリカや日本に定期的に赴いている。彼のピアニストとしてのキャリアは多様性にあふれているが、特に室内楽に情熱を捧げ、主要レパートリーを全てこなしている。その演奏の質の高さは、主なフェスティバルに招待されることによって証明されている。弦楽器奏者、管楽器奏者、歌手等、名だたる演奏家が共演を求め、多数のレコーディングで栄誉ある賞を受賞している。また現代音楽に深い関心を示し、多くの作曲家に作品を委嘱してきた。教育活動では、1969年にパリ国立高等音楽院の初見の教授に任命され、1986〜2003年まで同音楽院の室内楽の教授を務める。その後、パリ・エコール・ノルマル音楽院でピアノの教授を務め、現在は教育顧問。

ピアノ:クリスチャン・イヴァルディ Piano: Christian Ivaldi

ピアノ:パスカル・ロジェ Piano: Pascal Rogé フランスのピアノ音楽の最も代表的な演奏家。彼が演奏するプーランク、サティ、フォーレ、サンサーンス、ラヴェルは、優雅さ・美しさ・繊細なフレージングが特徴。17歳でデッカ(英)と専属契約を結びレコーディングを行なう。2度のグラモフォン賞、ラヴェル、サンサーンスの協奏曲でディスク大賞とエディソン賞他、数々の名誉ある賞を受賞。他に特筆すべきは、ロンドン交響楽団とのレコーディング、シャルル・デュトワ指揮のもと行なったプーランクのレコーディング等。また最近行なったベルトラン・ドゥ・ビリー指揮ウィーン放送交響楽団とのレコーディングは大きな反響を呼んでいる。世界の著名なホールのほとんどで演奏会を開き、これまでにフィラデルフィア管弦楽団、モントリオール交響楽団、パリ管弦楽団、フランス国立放送管弦楽団、NHK交響楽団、ウィーン交響楽団、ロンドンの管弦楽団等と共演。またトスカーナ地方で開催される夏のフェスティバル“Incontri in Terra di Siena”の音楽監督を務める。

パスカル・ロジェ公式サイト http://www.pascalroge.com/

ピアノ:パスカル・ロジェ Piano: Pascal Rogé

ソプラノ:ペギー・ブーヴレ Soprano: Peggy Bouveret パリ国立高等音楽院及びパリ・エコール・ノルマル音楽院教授。ヨーロッパ、特にロンドンのギルドホール音楽院、コヴェント・ガーデン・オペラセンターで声楽に磨きをかける。その国際的活動は、メトロポリタン歌劇場でのプッチーニ《ラ・ボエーム》のミミから始まり、数々のオペラの大舞台へと続く。彼女は多くのソプラノ役を演じるだけでなく、現代音楽のリサイタルやコンサートにも数多く出演している。ジェームズ・レヴァイン、マニュエル・ロザンタール、シルヴァン・カンブルラン等の大指揮者のもとで演じ、ミュージカルからコンサート、リサイタルからオペラと、様々な活動を行なっている。舞台活動と平行して、パリ国立高等音楽院及びパリ・エコール・ノルマル音楽院で教鞭を取る。指導内容はフランス歌曲に加え、イタリア歌曲、ドイツ歌曲と幅広い。

ソプラノ:ペギー・ブーヴレ Soprano: Peggy Bouveret

フルート:ピエール=イヴ・アルトー Flute: Pierre-Yves Artaud パリ国立高等音楽院及びパリ・エコール・ノルマル音楽院教授。1946年パリ生まれ。パリ国立高等音楽院をフルートと室内楽で1等賞を得て卒業。フルート族の全ての楽器を演奏し、最小のピコレットから、彼のために開発されたオクトバス・フルート、ダブルベース・フルートにまで及ぶ。古典から現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、ピエール・ブーレーズ、ペーター・エトヴェシュ、ジャン=クロード・カザドシュ等が指揮するオーケストラとの共演も多い。1965年、Arcadieフルートカルテットを、1985年にはフランスフルートオーケストラを結成。長年、2e2mアンサンブルのソリストを務め、1994〜97年まで同アンサンブルの音楽監督。1981〜86年までブーレーズからIRCAMの器楽研究アトリエのディレクターに任命される。SACEM(フランス著作権協会)今日のフランス音楽演奏大賞、シャルル・クロ賞、フランス・ディスク・アカデミー大賞、日本ディスク大賞、SACEM教育実践最優秀賞等、数々の賞を受賞。現在、パリ国立高等音楽院及びパリ・エコール・ノルマル音楽院教授。

ピエール=イヴ・アルトー公式サイト http://www.pyartaud.com/

フルート:ピエール=イヴ・アルトー Flute: Pierre-Yves Artaud

京都フランス音楽アカデミー合奏団
 Ensemble des élèves de l'Académie de musique française de Kyoto
毎春、関西日仏学館で開催される京都フランス音楽アカデミーには、フランスから招聘した著名音楽家によるマスタークラスを受講するために、全国から選りす ぐりの受講生が集まる。京都フランス音楽アカデミー合奏団は、その受講生の中からアカデミー期間中に選出された優秀受講生によって編成されるフランスのエ スプリを漂わせる弦楽合奏団。

主催:東京・春・音楽祭実行委員会 制作協力:京都フランス音楽アカデミー実行委員会 
特別協力:上野学園 石橋メモリアルホール 協力:ミヤザワフルート製造株式会社

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