PROGRAMプログラム

東京・春・音楽祭2019

ミュージアム・コンサート「クリムト展」プレ・コンサート vol.3
天羽明惠(ソプラノ)&山田武彦(ピアノ)

作曲家マーラーの妻であり、クリムトやツェムリンスキーをはじめ数々の芸術家たちの女神でもあったアルマ・マーラー。アルマと彼女をとりまく作曲家たちの歌曲を、ドイツ歌曲を得意とする天羽明惠がお贈りします。

プログラム詳細

2019:04:13:14:00:00

■日時・会場
2019/4/13 [土] 14:00開演(13:30 開場)[約60分]
東京都美術館 講堂

■出演
ソプラノ:天羽明惠
ピアノ:山田武彦

■曲目
【ファム・ファタール――芸術家たちの女神】
G.マーラー:《リュッケルトの詩による5つの歌曲》より
 「私はほのかな香りを吸いこむ」[試聴]
 「美しさゆえに愛するのなら」[試聴]
R.シュトラウス:私は花束を編むつもりだった(《6つの歌》op.68 より)[試聴]
プフィッツナー:孤独な女(《5つの歌曲》op.9 より)[試聴]
プフィッツナー:あなたの美しさは何処から(《6つの愛の歌》op.35 より)[試聴]
ツェムリンスキー:フォークソング(《6つの歌曲》op.22)[試聴]
ツェムリンスキー:ばらのイルメリン(《ばらのイルメリンとその他の歌》op.7より)[試聴]
A.マーラー:《5つの歌曲》より
 「静かな都会」[試聴]
 「爽やかな夏の夜」[試聴]
ベルク:《7つの歌曲》より
 「葦の歌」
 「室内で」
 「無上の夢」
コルンゴルト:《3つの歌》op.22 より
 「世界は静かにまどろみ」[試聴]
 「あなたは私の何?」[試聴]

[アンコール]
シューマン:ズライカの歌 D.720

【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。


チケットについて チケットについて

■チケット料金(税込)

席種 全席自由
料金 ¥2,100
■発売日

チケット予約・購入 お買い物カゴ トリオ・チケット

一般発売:2019年1月27日 (日) 10:00

■曲目解説 PDFダウンロード

【ファム・ファタール ―― 芸術家たちの女神】

G.マーラー:《リュッケルトの詩による5つの歌曲》 より

1901~03年にかけて作曲された《リュッケルトの詩による5つの歌曲》は、同じリュッケルトの詩を用いた《亡き子をしのぶ歌》と同時期の作品だが、連作歌曲集ではなく、曲順の指定もない。「私はほのかな香りを吸いこむ」は、爽やかな菩提樹の香りが広がるような愛の歌。「美しさゆえに愛するのなら」は、美貌や若さなどではなく、真心から愛してほしいと願う歌。

R.シュトラウス:私は花束を編みたかった

1918年に完成したブレンターノの詩による《6つの歌》の第2曲。ドイツ・ロマン派の詩人クレメンス・ブレンターノの詩は寓意に満ちており、曲調もその雰囲気を伝えている。また、品良く織り込まれたコロラトゥーラの技巧が、旋律を印象づけている。

プフィッツナーの歌曲

「孤独な女」は、1894~95年にかけて作曲された《5つの歌曲》作品9の第2曲。夜の森で自然の音に耳を澄ませる歌。詩はアイヒェンドルフ。「あなたの美しさは何処から」は、1924年に作曲された《6つの愛の歌》作品35の第3曲。7度もノーベル文学賞にノミネートされたドイツ・新ロマン主義の女流作家リカルダ・フーフの詩による。

ツェムリンスキーの歌曲

シェーンベルクの良き理解者であり、マーラーとも親交を結んだオーストリアの作曲家ツェムリンスキーは、激動の世紀転換期と生涯をともにした。1934年に作曲された《6つの歌曲》作品22の第5曲「民謡」は、民謡のリズムで不思議な旋律が歌われる、同時代のドイツ詩人クリスティアン・モルゲンシュテルンの詩を用いた作品。1900年頃に作曲された歌集《ばらのイルメリンとその他の歌》作品7は、当時ツェムリンスキーが夢中になっていたアルマ・シンドラー(のちのアルマ・マーラー)に捧げられた。その第4曲「ばらのイルメリン」は、デンマークの詩人で植物学者でもあったイエンス・ペーター・ヤコブセンの詩による。

シェーンベルク:《4つの歌曲》 より

1899年に作曲された《4つの歌曲》作品2は、シェーンベルクの最初期の歌曲集。無調音楽の時代に入る前の、後期ロマン派の消息を伝えている。リヒャルト・デーメルの詩による第1曲「期待」は、暗く沈んだ色合いで、濃厚なイメージを描き出す。同じくデーメルの詩による「あなたの金の櫛を私に」は、恋人の持ち物に対するフェティシズムを感じさせる。

A.マーラー:《5つの歌曲》 より

恋多き女性アルマ・シンドラーは、1902年にグスタフ・マーラーと結婚した。アルマが多くの男性芸術家を夢中にさせたのは、その容姿に加え、芸術全般にわたる豊かな教養と感性を持ち合わせていたからだった。歌曲に関しては、ツェムリンスキーに学んだところが大きく、以下の2曲は1910年に出版された。デーメルの詩に付曲した「静かな都会」は、旅人がたどり着いた、雪に包まれた夜の街を描く。ビーアバウムの詩に付曲した「なま暖かい夏の夜」は、深夜の森での逢瀬を描いている。

ベルク:《7つの初期の歌曲》 より

アルバン・ベルクの歌曲は、そのほとんどがシェーンベルクに師事する前、10代後半から20代前半に作曲された。《7つの初期の歌曲》は、1905~08年に書かれた初期の歌を集めたもの。その第2曲「葦の歌」は、ニコラス・レーナウの同名詩集の詩を用いている。第5曲「室内で」は、秋の夕陽が差し込む部屋の満たされた情景を描いている。詩はヨハネス・シュラーフ。リルケの詩による第4曲「無上の夢」は、夜のロマンティックな夢想を歌う。

コルンゴルト:《3つの歌》 より

「モーツァルトの再来」と呼ばれ、神童の名をほしいままにしたコルンゴルト。《3つの歌》作品22は、アメリカへ亡命する前の、ウィーンにおける名声の絶頂期に作曲された。その第3曲「世界は静かにまどろみ」は、オペラのようなドラマ性が感じられる歌で、詩はカール・コバルト。第1曲「あなたは私の何?」は、コルンゴルトが好んで用いた女流詩人エレオノーレ・ファン・デア・ストラーテンの詩による。ゆったりとした流れのなかに深い愛情が包み込まれたような曲である。

主催:東京・春・音楽祭実行委員会
共催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)
後援:朝日新聞社
協力:日本音響エンジニアリング株式会社



※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※チケット代金お支払い後における、お客様の都合による変更・キャンセルは承りません。
※やむを得ぬ事情により内容に変更が生じる可能性がございますが、出演者・曲目変更による払い戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
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(2018/10/29更新)

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