PROGRAMプログラム

東京・春・音楽祭2019

ミュージアム・コンサート東博でバッハ vol.43 小林美恵(ヴァイオリン)
~無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ 全曲演奏会

東京春祭でお馴染みのヴァイオリン奏者 小林美恵が「東博でバッハ」に初登場。優しさと強さを兼ね備え、裏打ちされた音楽性とそのテクニックに期待が高まります。

プログラム詳細

2019:03:23:14:00:00

■日時・会場
2019/3/23 [土] 14:00開演(13:30 開場)
東京国立博物館 平成館ラウンジ

■出演
ヴァイオリン:小林美恵

■曲目
J.S.バッハ:
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番 ト短調 BWV1001
  I. Adagio
  II. Fuga:Allegro
  III. Siciliana
  IV. Presto
 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第1番 ロ短調 BWV1002
  I. Allemanda
  II. Double
  III. Corrente
  IV. Double
  V. Sarabande
  VI. Double
  VII. Tempo di borea
  VIII. Double
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第2番 イ短調 BWV1003
    I. Grave
  II. Fuga
  III. Andante
  IV. Allegro
 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004
  I. Allemanda
  II. Corrente
  III. Sarabanda
  IV. Giga
  V. Chaconne
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第3番 ハ長調 BWV1005
  I. Adagio
  II. Fuga
  III. Largo
  IV. Allegro assai
 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006
  I. Preludio
  II. Loure
  III. Gavotte en rondeau
  IV. Menuet I
  V. Menuet II
  VI. Bourrée
  VII. Gigue

0323BACH43.pdf

チケットについて チケットについて

■チケット料金(税込)

席種 全席自由
料金 ¥5,200

※コンサート当日、総合文化展をご覧いただけます。

■発売日

チケット予約・購入 お買い物カゴ トリオ・チケット

一般発売:2019年1月27日 (日) 10:00

■曲目解説 PDFダウンロード

J.S.バッハ(1685-1750)の《無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ》(全6曲)は、3曲ずつのソナタとパルティータで構成されており、1720年の日付がある清書譜が残されているため、おそらくそれ以前、バッハの器楽曲の様々な名品が生まれたケーテン宮廷楽長時代前半の所産と考えられている。

無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番

全6曲中3曲を占めるソナタの各楽章は舞曲名を持たず、いずれも4楽章構成で「緩/急/緩/急」の教会ソナタの形式をとっている。また、第2楽章にバッハの真骨頂ともいうべきフーガが置かれている点も共通している。
 ソナタ第1番は、第3楽章がシチリアーナ(シチリアの民俗舞曲)であるところが、他のソナタとは異なっている。第1楽章アダージョは、重音を多用しながら旋律が淀みなく流れ、全6曲の冒頭を飾るにふさわしい荘重な雰囲気を湛えている。第2楽章フーガでは、まるで2挺のヴァイオリンによって奏でられているような疑似対位法が展開される。牧歌的な第3楽章シチリアーナを経て、第4楽章プレストでは、16分音符の単旋律が無窮動的に疾走する。

無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第1番

パルティータ第1番は、基本となる4つの舞曲にそれぞれ「ドゥブル」という変奏曲が付く。なお本曲では、ジーグが来るべき楽章にブーレ(ボレア)が置かれている。格調高い第1楽章はアルマンドとそのドゥブルに始まり、続く第2楽章はフランス語の「クーリール(走る)」に由来する舞曲クーラント(コレンテ)とそのドゥブル。第3楽章は16世紀スペイン発祥といわれる荘重なサラバンドとそのドゥブル。そして第4楽章には17世紀フランス・オーヴェルニュ地方発祥といわれる快速なブーレが来て、最後はそのドゥブルで曲を閉じる。

無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第2番

ソナタ第2番は、バッハの真骨頂とも言えるフーガ楽章が、第1番に比べてより緻密で洗練されている。第1楽章グラーヴェは、荘重な旋律が流れるように歌い、フーガを迎える序奏の役割を果たしている。第2楽章は、三重音や四重音が用いられ、起伏に富んだスケールの大きいフーガ。第3楽章アンダンテは、重音を縫うように進む旋律の美しさに息を呑む。そして第4楽章アレグロは、16分音符の速いパッセージから繰り出される旋律が、エコーのような響きを創り出している。

無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番

このパルティータ第2番の演奏機会が際立って多いのは、ひとえに第5楽章に置かれた「シャコンヌ」の魅力による。第4楽章までは、伝統的舞曲の定型配置で進み、全体のボリュームとしてはこれらが前半に相当する。そして後半を占めるのが、3拍子系の古い舞曲を出自とするシャコンヌである。シャコンヌの圧倒的な規模、美しさ、崇高さは、本曲集の真価を象徴しているといっても過言ではないだろう。冒頭で呈示される8小節の主題は、4小節ずつ前後半に分かれて同じ和声進行を繰り返し、その8小節の主題がさらに30回にわたって変奏される。舞曲という枠組みをはるかに超えた音による建築物ともいえる世界が、一挺のヴァイオリンによって形づくられていく。

無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第3番

ソナタ第3番のフーガの序奏となる第1楽章アダージョは、付点リズムによる神秘的な重音でゆっくりと始まる。第2楽章フーガの主題には、聖霊降臨祭の古いコラール《来たれ、聖霊よ、主なる神よ》の旋律が使われている。この354小節にも及ぶ長大なフーガは、バッハが遺したフーガのなかでも最長のもの。第3楽章ラルゴは短いが、優雅な旋律を歌う。第4楽章は、軽快に駆けまわるアレグロ・アッサイ。

無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番

パルティータ第3番には、軽快で明るい印象の舞曲が並ぶ。第1楽章プレリュードは華やかに始まり、第2楽章ルールでは抒情的な旋律が美しく歌う。第3楽章ガヴォット・アン・ロンドーは有名な曲で、単独で奏される機会も多い。第4楽章には親しみやすい旋律の第1メヌエットと、柔らかな雰囲気の第2メヌエットが続く。第5楽章は軽やかなブーレ、第6楽章はさらに快速なテンポのジーグとなり、組曲全体を締めくくる。

主催:東京・春・音楽祭実行委員会
共催:東京国立博物館
協力:日本音響エンジニアリング株式会社



※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
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(2018/10/29更新)

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