PROGRAMプログラム

東京・春・音楽祭2019

ベンジャミン・ブリテンの世界III
〜20世紀英国を生きた、才知溢れる作曲家の肖像

東京春祭が作曲家 加藤昌則の企画でお届けする5回シリーズの3年目。数多くの合唱作品を生み出したブリテン。今回は作曲家が愛した合唱作品をメインにお贈りします。

プログラム詳細

2019:04:07:14:00:00

■日時・会場
2019/4/7 [日] 14:00開演(13:30 開場)
東京藝術大学奏楽堂(大学構内)

■出演
指揮・企画構成・お話:加藤昌則
ハープ:山宮るり子
合唱:ハルモニア・アンサンブル
 ソプラノ:浅川礼奈、大田茉里、金持亜実、高松令美、松島理紗
 アルト:石田彩音、石原陽香瑠、岩渕絵里、斉藤歌織、高橋幸恵、前島眞奈美
 テノール:金沢青児、沼田臣矢、星野文緑、松岡大海
 バス:奥村泰憲、河野陽介、小池優介、高田慧一
合唱指揮:福永一博

■曲目
ブリテン:
 夜の小品[試聴]
 金曜日の午後 op.7 より
  1.うっとうしい悩みよ、去れ
  3.カッコウ!
  12.オールド・アブラム・ブラウン
 聖チェチーリア賛歌 op.27[試聴]
  1.庭の木陰で
  2.私は成長できません
  3.ああ、耳よ、そこから生まれ出るものは
 ハープのための組曲 op.83[試聴]
  I. Overture
  II. Toccata
  III. Nocturne
  IV. Fugue
  V. Hymn St Denio
 キャロルの祭典 op.28[試聴]
  1.入堂
  2.主の降誕を歓迎!
  3.そのようなバラはない
  4a.あの幼児が
  4b.子守り歌(ソプラノ・ソロ:松島理紗)
  5.四月の露のように
  6.この赤子が
  7.間奏曲
  8.凍りつく冬の夜に(ソプラノ・ソロ:松島理紗、テノール・ソロ:金沢青児)
  9.春のキャロル(ソプラノ・ソロ:松島理紗、金持亜実)
  10.神に感謝
  11.退堂

[アンコール]
Folk Song(ベンジャミン・ブリテン編曲):
Soldier, won't you marry me ?
The deaf woman's courtship

【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。


チケットについて チケットについて

■チケット料金(税込)

席種 S席 A席 U-25
料金 ¥4,100 ¥3,100 ¥1,500
■発売日
先行発売:2018年12月2日 (日) 10:00
(先行対象の席種:S席 A席)
※締切日:2018年12月10日 (月) 18:00

チケット予約・購入 お買い物カゴ トリオ・チケット 25

一般発売:2018年12月16日 (日) 10:00
※ U-25チケットは、2019年2月8日(金)12:00発売開始
(公式サイトのみでの取扱い)

■東京藝術大学奏楽堂(大学構内)

■曲目解説 PDFダウンロード

夜の小品

第二次大戦後(1963年)に、ブリテンが作曲した唯一のピアノ独奏曲。演奏時間が約6分と短いのは、リーズ国際ピアノ・コンクールの課題曲として委嘱されたため。ゆっくりとしたテンポに貫かれ、精妙なコントロールによってピアノという楽器のソノリティを最大限に引き出すことに主眼が置かれている。

《金曜日の午後》 より 第1曲「うっとうしい悩みよ、去れ」、第3曲「カッコウ!」、第12曲「オールド・アブラム・ブラウン」

ブリテンが、プレタティン市のクライヴ・ハウス・スクールで学校長を務めていた兄ロバート・ブリテンのために、1933年から35年にかけて書いた子どものための合唱曲集。12曲のなかでも、カッコウの鳴き真似をバックに純朴なメロディを歌う第3曲「カッコウ!」が白眉。また、第12曲「オールド・アブラム・ブラウン」は典礼曲(聖歌)で、のちに《キャロルの祭典》の第6曲「この赤子が」にも使用された。

聖チェチーリア讃歌

ブリテンは1938年に渡米し、約2年半を北米大陸で過ごした。そして本曲は、1942年に帰国する際、船上で作曲された。聖チェチーリアは、布教の折りにハープを手に弾き語りしながら神を賛美したという伝説の聖人で、音楽と盲人の守護聖人。
 混声5部からなる無伴奏合唱曲は、ブリテンが敬愛したW.H.オーデンの詩による。本曲は、その静謐さゆえにパーセル以来の英国の宗教音楽の香りを受け継ぐ一方、オペラふうの闊達な音の動きが与えられているところも特徴と言える。

ハープのための組曲

ブリテンが残したハープ・ソロのための作品は、《キャロルの祭典》の「間奏曲」と、ハーピストのオシアン・エリスのために書いた本作のみ。序曲、トッカータ、ノクチュルヌ、フーガ、讃歌という5曲からなり、初演は1969年のオールドバラ音楽祭。ハープの広い音域が隅々まで生かされ、トレモロの効果的な活用が耳に残る、素晴らしい作品に仕上がっている。変奏曲である第5曲は、ウェールズの讃美歌「聖デニオ(神の知恵ぞ、はかりなき)」を主題に用い、崇高な祈りの歌で曲を締めくくる。

キャロルの祭典

1942年、北米からの帰国の船上で、ブリテンは少年合唱のための7曲のクリスマス・キャロルを作曲。それをもとに追加・改訂を施したのが全11曲からなる本作である(中間に1曲の器楽曲をはさむ)。初演は1943年12月4日、ロンドンのウィグモアホール。少年合唱にハープを加えた編成が斬新で、五音音階を使ったハープの書法は、アメリカで耳にしたガムラン合奏がヒントになっているという。現在では、ハープ独奏の「間奏曲」がロシア正教の教会の鐘の音を模している点に注目する研究者も多い。同時代のラフマニノフやストラヴィンスキーが、積極的に鐘の響きを音楽語法に取り入れていたからだ。この《キャロルの祭典》もロシア聖歌と同様に、教会堂のなかで交錯し増幅される声の響きを熱心に探究している。カトリック教徒だったブリテンは、16世紀のクリスマス・イヴの挽歌集「Hodie(古英語でtodayの意)」の祈祷文を主に、荘厳な雰囲気を醸し出している。第2曲「主の降誕を歓迎!」と第10曲「神に感謝」が、のちに歌劇《ピーター・グライムズ》に転用され、オペラ・ファンには馴染みの旋律となっている。

主催:東京・春・音楽祭実行委員会
後援:ブリティッシュ・カウンシル



※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※チケット代金お支払い後における、お客様の都合による変更・キャンセルは承りません。
※やむを得ぬ事情により内容に変更が生じる可能性がございますが、出演者・曲目変更による払い戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
※チケット金額はすべて消費税込みの価格を表示しています。
※営利目的のチケットの転売はいかなる場合でも固くお断りします。正規の方法以外でご購入いただいたチケットのトラブルに関して、当実行委員会はいかなる責任も負いません。

(2018/10/29更新)

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