PROGRAMプログラム

東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2018-

東京春祭のStravinsky vol.6ストラヴィンスキーの室内楽~高橋礼恵&ビョルン・レーマン ピアノ・デュオ
~ピアノ・デュオが創り出すバレエ・リュスの世界――《春の祭典》&《ペトルーシュカ》

ベルリンを中心に欧州各国で活躍するピアノ・デュオによるストラヴィンスキーのバレエ音楽をお届けします。オーケストラに勝るとも劣らないシンフォニックな世界を、ピアノならではの世界観でお楽しみください。

プログラム詳細

2018:04:07:14:00:00

■日時・会場
2018.4.7 [土]14:00開演(13:30開場)
東京藝術大学奏楽堂(大学構内)

■出演
ピアノ・デュオ・タカハシ | レーマン

■曲目
ストラヴィンスキー:
 《3つのやさしい小品》 [試聴]
  I. 行進曲
  II. ワルツ
  III. ポルカ
 バレエ音楽 《ペトルーシュカ》(ピアノ4手版) [試聴]
  第1場 「謝肉祭の市場」
  第2場 「ペトルーシュカの部屋」
  第3場 「ムーア人の部屋」
  第4場 「謝肉祭の市場(夕景)
 《5つのやさしい小品》 [試聴]
  I. アンダンテ
  II. エスパニョーラ
  III. バラライカ
  IV. ナポリターナ
  V. ギャロップ
 バレエ音楽 《春の祭典》 (ピアノ4手版) [試聴]
  第1部 「大地の礼賛」
  第2部 「生贄の儀式」

[アンコール]
ストラヴィンスキー:バレエ音楽 《ペトルーシュカ》より ロシアの踊り

【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。


チケットについて チケットについて

■チケット料金(税込)

席種 S席 A席 U-25
料金 ¥3,600 ¥2,100 ¥1,500

 ■発売日
  先行発売:2018年1月28日(日)10:00  2018:01:28:10:00:00:2018:02:15:23:59:59
  (先行対象の席種:S席 A席)

  ※ 先行発売はお電話では2月15日(木)18:00まで、インターネットでは2月15日(木)23:59までの受付となっております。


  一般発売:2018年2月18日(日)10:00
  ※ U-25チケットは、2018年3月9日(金)12:00発売開始
   (公式サイトのみでの取扱い)

チケット予約・購入 お買い物カゴ トリオ・チケット 25
 ■東京藝術大学奏楽堂(大学構内)

■曲目解説

《3つのやさしい小品》

1914~15年にかけて作曲された4手ピアノ作品で、3つの小品はそれぞれ特定の人物に捧げられている。第1曲「行進曲」は、イタリアの指揮者・作曲家・ピアニストのアルフレッド・カゼッラに捧げられた。彼はストラヴィンスキーの評伝をイタリアで初めて書いた人物でもある。エリック・サティに捧げられた第2曲「ワルツ」は、緩やかで優雅な音楽だが、独特の装飾音が鮮烈な印象を残す。第3曲「ポルカ」は、盟友ディアギレフの素描であり、彼の巧みで自在な弁舌を写し取ったかのように、ユーモアに富んだ曲となっている。

バレエ音楽 《ペトルーシュカ》 (ピアノ4手版)

1910~11年にかけて作曲された《ペトルーシュカ》は、ピアノ主導によるオーケストラ曲として構想されたが、ディアギレフの強い要望によりバレエ音楽として作曲が進められ、結成間もないバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)の公演で初演された。ピアノ4手版はオーケストラ版と並行して書かれ、1947年に(オーケストラ版とともに)改訂が施された。物語は4場構成で、首都ペテルブルクの華やかな謝肉祭の市場を舞台に、人形遣いによって生命を吹き込まれた3体の人形が劇中劇を繰り広げるというもの。ペトルーシュカは想いを寄せるバレリーナに無碍にされ、恋敵であるムーア人に斬殺されてしまう。亡霊となって現れたペトルーシュカを、人形遣いは怖れておがくずとなった亡骸を捨てて逃げていく。そしてあとには静まり返った市場が残される。

《5つのやさしい小品》

1916~17年にかけて作曲された4手ピアノ作品で、《3つのやさしい小品》とともに、子どもたちの教育に用いられた。様々な国や文化のスタイルで書かれており、シンプルな様式美を追求した、新古典主義時代への移行を示す作風となっている。第1曲「アンダンテ」は、サティを想わせる静謐さを持つ曲。第2曲「エスパニョーラ」は、スペイン旅行で得られた楽想を盛り込んだ舞曲。第3曲「バラライカ」は、ロシアの民族楽器バラライカのリズムを模している。第4曲「ナポリターナ」は、イタリア・ナポリの舞曲であるタランテラ風のリズムとナポリ民謡を感じさせる。第5曲「ギャロップ」は、フレンチカンカンのような賑やかさで曲集を締めくくる。

バレエ音楽 《春の祭典》 (ピアノ4手版)

1911~13年にかけて書かれた、ストラヴィンスキー初期の原始主義時代の集大成と言えるバレエ音楽。パリ・シャンゼリゼ劇場における初演は、一大センセーションを巻き起こした。ピアノ4手版はオーケストラ版と並行して書かれ、フル・スコアに先行して1913年に出版され、やはり1947年に改訂された。若い娘を生け贄に捧げるという古代ロシアの異教徒の儀式をテーマとした音楽で、2部構成。複雑で錯綜したリズムがもたらす鮮烈なエキゾチシズムとグロテスクな官能性は、いまなお我々に衝撃を与え続けている。

主催:東京・春・音楽祭実行委員会


※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※やむを得ぬ事情により内容に変更が生じる可能性がございますが、出演者・曲目変更による払い戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
※チケット金額はすべて消費税込みの価格を表示しています。
※ネットオークションなどによるチケットの転売はお断りいたします。

(2018/04/07更新)

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