PROGRAMプログラム

東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2017-

ミュージアム・コンサート東博でバッハ vol.35 大塚直哉(チェンバロ)

欧州で学び、教会オルガニストも務めた大塚直哉。NHK-FM「古楽の楽しみ」案内役としても知的で分かりやすいトークが人気です。 春の宵をチェンバロの優しい音色でお楽しみください。

プログラム詳細

2017:04:05:19:00:00

■日時・会場
2017.4.5 [水] 19:00開演(18:30開場)
東京国立博物館 法隆寺宝物館エントランスホール

■出演
チェンバロ:大塚直哉

■曲目
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988 [試聴]

[アンコール]
J.S.バッハ:コラール「ただ愛する神に委ねる者は」

【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。


チケットについて

■チケット料金(税込)

席種 全席自由
料金 ¥3,600

 ■発売日
  一般発売:2016年12月8日(木)10:00

■曲目解説

J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲

《ゴルトベルク変奏曲》は、1741年に《クラヴィーア練習曲集 第4部》として出版された。「ゴルトベルク」という愛称は、次のような逸話に由来する。バッハは旧知のロシア公使カイザーリンク伯爵から「不眠症の夜に気を紛らわすような曲を作ってほしい」と依頼され、この変奏曲を書いた。それを伯爵がヨハン・ゴルトベルクというお抱えのクラヴィーア奏者に弾かせて愛聴したことから、この通称が生まれたという。しかし、ゴルトベルク(当時14歳)が本曲を弾くにはまだ若すぎるのではないかなど、この逸話を疑問視する説もある。

作品全体は、冒頭と末尾に置かれたアリアと30の変奏曲からなる。変奏曲は3つで一組となっており、その最後の変奏にはカノンが置かれ、カノンの音程は同度から始まり、1度ずつ広がっていく。アリアは16小節ずつの前半・後半からなり、全曲の構成も16曲ずつの前半・後半に分けられ、後半は第16変奏のフランス風序曲から華々しく始まる。このように楽曲全体も数学的かつシンメトリックに構築されており、この作品が一つの巨大な建築物にも比される所以となっている。ちなみに、最終変奏(第30変奏)は、カノンではなく「クォドリベット」という、異なった旋律を組み合わせる変奏形式を採用しており、ここでバッハは当時の流行歌2曲を用いて遊び心を見せている。

主催:東京・春・音楽祭実行委員会 共催:東京国立博物館 協力:日本音響エンジニアリング株式会社


※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※やむを得ぬ事情により内容に変更が生じる可能性がございますが、出演者・曲目変更による払い戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
※チケット金額はすべて消費税込みの価格を表示しています。
※ネットオークションなどによるチケットの転売はお断りいたします。

(2017/04/08更新)

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