PROGRAMプログラム

東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2017-

東京春祭 for Kids音楽物語 《ぞうのババール》
~こどものころのおはなし

フランスの作曲家プーランクが、友人の絵本作家ブリュノフの絵本に音楽を付けたピアノとおはなしによる作品。2016年、新日鉄住金音楽賞 フレッシュアーティスト賞を受賞した注目の三浦友理枝と石黒賢での再演をお見逃しなく。

プログラム詳細

2017:03:25:11:00:00

■日時・会場
2017.3.25 [土] 11:00開演(10:30開場)[約60分]
東京文化会館 小ホール

■出演
語り:石黒 賢
ピアノ:三浦友理枝
構成:杪谷直仁

■曲目
ベートーヴェン:ロンド ハ長調 op.51-1 [試聴]
ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 op.66 [試聴]
ドビュッシー:ゴリウォーグのケークウォーク(組曲《子どもの領分》 より) [試聴]
プーランク:音楽物語 《ぞうのババール》 [試聴]

【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。


チケットについて

■チケット料金(税込)

席種 全席自由
こども(3歳以上高校生以下) 大人(保護者)
料金 ¥1,500 ¥2,600

※ 大人の方のみでのご入場はご遠慮いただいております。


 ■発売日
  一般発売:2016年11月27日(日)10:00

■曲目解説

ベートーヴェン:ロンド ハ長調

ロンドとは「ロンド形式」の曲のことで、例えばAというテーマが繰り返し出てきて、その合間に別のテーマが挟まっているような形式を指す。この曲は、ベートーヴェンがまだ20代後半に入ったばかりの1796~97年に書かれた。短調になる部分もあるが、繰り返されるロンドのテーマは明るく軽やかで、希望にあふれた春の陽射しのような音楽である。

ショパン:幻想即興曲

ポーランド・ワルシャワ生まれのショパンは、20歳以降は祖国に戻らず、おもにパリで過ごした。この曲はショパンが25歳のときの作品で、一番最初に書かれたにもかかわらず、生前は出版されなかったため、全4曲ある即興曲の第4番とされた。3部形式をとっており、最後のコーダでは、中間部トリオの主題が低音部に回帰して、幻想という名にふさわしい雰囲気で曲を締めくくる。

ドビュッシー:ゴリウォーグのケークウォーク

全6曲の小品からなる、独奏ピアノのための組曲《子どもの領分》は、1906~08年に作曲され、愛娘のクロード=エマ(シュシュ)に捧げられた。その第6曲で、組曲のなかでも特に有名なのがこの曲。「ゴリウォーグ」というのは当時流行していた黒人の男子の人形で、そのキャラクターが踏む軽やかで独特なダンスのステップ(ケークウォーク)がうまく描写されている。

プーランク:音楽物語《ぞうのババール》

《ぞうのババール》は、1940~45年にかけてフランスの作曲家フランシス・プーランクによって作曲された、朗読とピアノのための作品。プーランクとも親交のあったフランスの絵本作家ジャン・ド・ブリュノフが1931年に発表した同名の絵本に曲を付けたものである。

お母さんを狩人に殺された小象のババールは、森を逃げ出して街に出る。そこで優しいおばあさんに出会い、大切に可愛がられて都会での生活を楽しむが、やがて故郷の森が恋しくなり、いとこたちが迎えに来たのをきっかけに森へ帰る決心をする。そして象たちの王様として迎えられる、という物語である。

プーランクの音楽は、ババールの気持ちや動きに寄り添うように、朗読の合間や背後で演奏される。単なる子ども用の伴奏音楽ではなく、原作の作品世界をさらに深く掘り下げてくれるような音楽になっている。

主催:東京・春・音楽祭実行委員会


※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
※2歳以下のお子様のご入場はご遠慮いただいております。
※やむを得ぬ事情により内容に変更が生じる可能性がございますが、出演者・曲目変更による払い戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
※チケット金額はすべて消費税込みの価格を表示しています。
※ネットオークションなどによるチケットの転売はお断りいたします。

(2017/03/24更新)

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