PROGRAMプログラム

東京・春・音楽祭2019

ミュージアム・コンサート東博でバッハ vol.5 佐藤俊介(ヴァイオリン) 
~J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ全曲演奏会 第一夜

世界を舞台に活躍する若きヴィルトゥオーゾ佐藤俊介が、二夜に亘り、バッハが遺した、秀逸な技巧と美しい響きをもつヴァイオリン独奏の名作をお届けします。

プログラム詳細

2010:04:01:19:00:00

Photo: Satoshi Aoyagi
■日時
2010/4/1(木) 19:00(18:30開場)

■会場
東京国立博物館 法隆寺宝物館エントランスホール

■出演
ヴァイオリン:佐藤俊介

■曲目
J.S.バッハ:
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番 ト短調 BWV1001 speaker.gif[試聴]
 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番 ロ短調 BWV1002 speaker.gif[試聴]
 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 ホ長調 BWV1006 speaker.gif[試聴]
曲目解説はこちら

[アンコール]
J.S.バッハ:
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 ハ長調 BWV1005より 3.ラルゴ

【試聴について】
speaker.gif[視聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、
プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。
ただし試聴音源の演奏家は、「東京・春・音楽祭」の出演者とは異なります。


・東博でバッハ vol.6 佐藤俊介(ヴァイオリン)第二夜の公演詳細はこちら

出演者

ヴァイオリン:佐藤俊介 Shunské Sato 1984年東京生まれ。2歳で松戸市常盤平の才能教育教室にてヴァイオリンを習い始め、その後4歳まで鷲見四郎に師事。父親の米国留学のため渡米。二宮夕美(カーティス音楽院教授)、チン・キム(マネス音楽院教授)に学び、さらにジュリアード音楽院プレ・カレッジにてドロシー・ディレイと川崎雅夫の各氏に師事。その後、カーティス音楽院にて、ジェイミー・ラレドに師事し、室内楽をギャリー・グラフマン、ジョーゼフ・シルヴァースタイン、オーランド・コールに学ぶ。 2003年よりパリに在住。パリ市芸術大学およびエコール・ノルマル音楽院にて特別奨学生に選ばれジェラール・プーレのもとで研鑽を重ね現在に至る。
10歳でフィラデルフィア管弦楽団の学生コンクールに優勝し、同楽団と初共演したのを始め、最年少12歳でニューヨークのヤング・コンサート・アーティスツのキャリアサポートを授与され、北米での演奏活動を開始する。近年ではヨーロッパを中心に活躍の場を広げている。
これまで客演した楽団は、ベルリン・ドイツ・オペラ、バイエルン放送交響楽団、フランクフルト放送交響楽団、ハンブルク交響楽団、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー、サンクト・ペテルブルク交響楽団、マリンスキー劇場管弦楽団、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、モンペリエ管国立歌劇場管弦楽団、パリ・アンサンブル・オーケストラ、ネザーランド交響楽団(オランダ)、コペンハーゲン交響楽団、リスボン・グルベンキアン交響楽団(ポルトガル)、 モンテ・カルロ交響楽団(モナコ)、ワシントン・ナショナル交響楽団、シアトル交響楽団、シラキュース交響楽団、ロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団、ボルチモア交響楽団、ミネソタ管弦楽団(以上北米)、サンチアゴ交響楽団(チリ)、NHK交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、仙台フィルハーモニー交響楽団、シンガポール交響楽団(以上アジア)共演指揮者は、これまでにチョン・ミョンフン、ワレリー・ゲルギエフ、ユーリ・テミルカーノフ、アラン・ギルバート、ガリー・ベルティー二、ロー レンス・フォスター、レオニード・グリン、クリストファー・ホグウッド、ズデネク・マカル、インゴ・メッツマッハー、ヤン・パスカル・トルテリエ、デイヴィッド・ジンマン、秋山和慶、岩城宏之、大友直人、尾高忠明、大植英次、飯森範親、金聖響、等。
古典から現代までの幅広いレパートリーを持ち、最近では近現代曲にも積極的に取り組んでいる。コルンゴールド、ウォルトン、サーリアホ、ヴァスクスなどの 演奏も各地で絶賛されており、2005年11月には 全音現代音楽シリーズ「4人組とその仲間達」にて日本を代表する作曲家、西村朗氏の新作「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番」「無伴奏ヴィオラ・ソナタ第 1番」を世界初演。リサイタル活動は佐藤自身《パーソナルな表現の場》と考えて積極的に取り組んでおり、パリ、ボルドー、グシュタート等ヨーロッパの都市、アメリカのカーネギー・ワイルホール、ケネディセンターなどの各地、更にノルウェー、韓国、また日本では東京オペラシティ、浜松アクトシティ、サントリーホール、紀尾井ホールなどでこれまで演奏を行った他、日本音楽財団主催のヨーロッパツアー、「ラ・フォル・ジュルネ」のナント・日本公演に参加。室内楽にも積極的に取り組んでいる。またフランス・日本のTV・ラジオなどにも多数出演する。
これまでに全米音楽団体連合、スターリング財団、サードナ財団、ニューヨーク市日米協会、サロン・ド・ヴィルティオーシ/ソニーフェローシップから奨学金を受ける。また、(株)シンギュラー・コムキャスト・ケーブルヴィジョンから「2000年最優秀青少年賞」(以上北米)を受賞。2005年3月には、第15回出光音楽賞を受賞。2005年9月に江副育英会のスカラシップ器楽部門第6回生に選ばれる。
2005年は1月25日にナミ・レコードよりリリースされた初のCD『イザイ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ全6曲』が、朝日、毎日、読売各紙及び主要音楽誌上にて高い評価を受けたのを初め、海外ではグルジア室内楽団とのヴァスクス、カッセル交響楽団(ドイツ)とのドヴォルザーク、ザールブリュッケン放送交響楽団(ドイツ)とのパガニーニの協奏曲の演奏がそれぞれドイツ地元紙で大きく取上げられ高評を博した他、急遽代役で出演したサンチアゴ交響楽団(チリ)とのチャイコフスキーがウルティマ・ノティカ、エル・メルクリオ紙面で絶賛される。
録音においては、イザイのほかに2006年春にヴァイオリン小曲集『Preludes』、2007年秋にはグリーグのヴァイオリン・ソナタ集がナミ・レコードよりリリース。このグリーグのソナタ集CDは第62回文化庁芸術祭レコード部門で大賞を受賞した。2009年4月には、ユニバーサル・ミュージッ クより『パガニーニ:24のカプリース』が発売された。
今まで日本音楽財団から貸与されたストラディヴァリウスを数台演奏し、現在の使用楽器は2007年パリ製シュテファン・フォン・ベア(Stephan von Baehr)。

佐藤俊介公式サイト http://www.shunskesato.com/

Photo:Gilles-Marie Zimmermann 

ヴァイオリン:佐藤俊介 Shunské Sato

■曲目解説

J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番 ト短調 BWV1001

古今東西のヴァイオリン楽曲のなかでも“至高の名作”に位置づけられるJ.S.バッハ(1685-1750)の《無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ》(全6曲)。「無伴奏」という言葉には、ヴァイオリンは単旋律だけでなく和声や対位法も奏でられる、というバッハの意図が込められている。3曲のソナタ(BWV1001、BWV1003、BWV1005)はいずれも4楽章構成で、「緩−急−緩−急」の典型的な教会ソナタの形式を採っている。この第1ソナタは、1〜3楽章において巧みな重音が多用され、無窮動的な4楽章で一転して単旋律的になる。

無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番 ロ短調 BWV1002
3曲あるパルティータ(BWV1002、BWV1004、BWV1006)の大半の楽章には、舞曲があてられている。本曲では「アレマンダ(アルマンド)」「コレンテ」「サラバンド」「テンポ・ディ・ボレア(ボレアのテンポで)」という4つの舞曲のあとに、それぞれ「ドゥーブル」と呼ばれる変奏曲が続く(それゆえ構成的には4楽章とも8楽章ともとれる)。当時の組曲の定型からすると、最終楽章はジーグになるところだが、変奏に適さないため「ボレア(ブーレ)」を置いたとされる。

無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
冒頭の「プレリュード」を除いてフランス風の軽快な舞曲が並ぶ。調性は全てホ長調。明るく開放的な曲調が創作意欲を刺激するのか、多くの作曲家がこのBWV1006の編曲を試みている(バッハ自身によるものもある)。3曲目の「ガヴォット」は単独で演奏される機会も多く、その優雅なメロディは誰もが一度は耳にしたことがあるだろう。



主催:東京・春・音楽祭実行委員会 共催:東京国立博物館

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