PROGRAMプログラム

東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2010-

ミュージアム・コンサートThe DUO(鬼怒無月+鈴木大介)~Jazz & シネマ・ナイト

ロックとクラシックという異なるジャンルで卓越したテクニックと表現力を持つ鬼怒無月と鈴木大介。異色の組み合わせで贈る、ジャズと映画音楽の世界を!

プログラム詳細

2010:03:30:19:00:00

Photo: Satoshi Aoyagi
■日時
2010/3/30(火) 19:00(18:15開場)

■会場
国立科学博物館 日本館講堂

■出演
ギター:鬼怒無月、鈴木大介
ウッドベース:吉野弘志
パーカッション:岡部洋一

■曲目
ジョニ・ミッチェル:青春の光と影
ニーノ・ロータ:ゴッドファーザー・メドレー
ルイス・ボンファ:黒いオルフェ
フランシス・レイ:ある愛の詩
鈴木大介:ミラー・オン・ザ・ストリート
ヘンリー・マンシーニ・メドレー
鈴木大介:スノウ・アップル、オア・ウェイティング
アレック・ワイルダー:ブラックベリー・ウィンター
チャーリー・ヘイデン:アワー・スパニッシュ・ラヴ・ソング
ブルーノ・マルティーノ:エスターテ
鬼怒無月:空の映写技師
武満 徹:狂った果実 
鬼怒無月:夏のしるし

[アンコール]
鈴木大介:See You
 

出演者

ギター:鬼怒無月 Natsuki Kido 1964年神奈川県出身。高校時代より音楽活動を始める。
1990年に自己のグループ、ボンデージフルーツを結成、1994年にヴァイオリン奏者勝井祐二と共に発足したレーベル「まぼろしの世界」より現在までに最新作の『Bondagefruit6』(2005年2月発売)を含む6枚のアルバムを発表。ボンデージフルーツは、1998 年"ScandinavianProgressive Rock Festival"、1999年にはサンフランシスコの"Prog Fest '99"に招かれる。
また2004に結成したコンテンポラリータンゴバンド "Salle Gaveau"でも RIO Festival2007,Mosaic Music Festival in Singapore等に出演するなど海外での活動も盛んである。またEWEより3枚のアルバムをリリースしている。チェンバーロックバンド「Ware house」、ギターミュージックの極を追求する「Coil」、そしてCoil解散後新たに ナスノミツル、中山努、外山明と結成した「BadKnoid」勝井祐二との「Pere_Furu」、クラシックギタリスト鈴木大介とのコラボレーション「The Duo」、壷井彰久との「ERA」、吉田達也の是巨人、カルメンマキのサラマンドラ、更に灰野敬ニ、常味裕司とのコラボレーション、ギター・ソロ等、日々自己の ギタースタイルを進化させ続ける異才ギタリスト。

鬼怒無月公式サイト http://mabo-kido.hp.infoseek.co.jp/

ギター:鬼怒無月 Natsuki Kido

ギター:鈴木大介 Daisuke Suzuki 作曲家の武満徹から「今までに聴いたことがないようなギタリスト」と評されて以後、新しい世代の音楽家として常に注目され続けている。
マリア・カナルス国際コンクール第3位、アレッサンドリア市国際ギター・コンクール優勝など数々のコンクールで受賞。
2004年6月~2006年2月まで8回にわたり、20世紀に生まれたギター音楽を毎回異なる視点でアプローチする演奏会「ギター・エラボレーション」を 白寿ホールで開催。2005年には、ベルリン、パリ、東京にて、武満徹の舞台「マイ・ウェイ・オブ・ライフ」でケント・ナガノ指揮/ベルリン・ドイツ交響楽団と共演。同年タイ国際ギター・フェスティバルにも出演し、2006年、同フェスティバルに再び招かれた。2006年7月、コペンハーゲン・ジャズ・フェスティバルにキャスパー・トランバーグ・タケミツ・プロジェクトのギタリストとして出演。2008年2月には、ワシントンのケネディセンターにて開催されたジャパン・フェスティバルでの「A Tribute to Toru Takemits」に渡辺香津美、coba、八尋トモヒロと共に出演、大好評を博した。
内外の演奏家からの信頼も厚く、これまでに、クロード・ボリング、マーティン・テイラー、渡辺香津美、荘村清志、ブランドン・ロス、古部賢一、須川展也、 天羽明惠らと共演を重ねている。また、小澤征爾が中心となって行われるサイトウ・キネン・フェスティバル松本には、ゲスト・プレイヤーおよびオーケストラ・メンバーとして、1997年以降頻繁に招かれている。
現代音楽の初演や、アンサンブルとコンチェルトの膨大なレパートリーでの、明晰な解釈力と洗練された技術は、多方面からの評価を確立し、難度の高いプロジェクトにおけるファースト・コール・ギタリストの位置を維持している。
また、斬新なレパートリーと新鮮な解釈によるアルバム制作はいずれも高い評価を受け、『カタロニア讃歌~鳥の歌/禁じられた遊び~』は2005年度芸術祭 優秀賞(レコード部門)を受賞。2006年には武満徹の没後10年を記念し、映画音楽集『夢の引用』をリリース。2007年、2008年にリリースした 『キネマ楽園』、『キネマ楽園 Ⅱ/夜の太陽』は、ギター・ソロによる映画音楽のカバーで大ヒットとなった。2008年11月、2009年に没後100年を迎えるアルベニスの作品集をリ リース。最新盤は、『キネマ楽園~love stories』(2009年7月発売)。これまでにNHK-FM「クラシック・リクエスト」(1999年~2001年)、「気ままにクラシック」(2002年~2008年3月)のパーソナリティーもつとめた。
第10回出光音楽賞受賞。2005年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。
洗足学園音楽大学客員教授。
横浜生まれ。ギターを市村員章、福田進一、尾尻雅弘の各氏に、作曲を川上哲夫、中島良史の両氏に師事。ほかに、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院においてエリオット・フィスク、ホアキン・クレルチの両氏に師事。

鈴木大介公式ブログ http://daisukesuzuki.at.webry.info/

Photo:KEI TANIGUCHI

ギター:鈴木大介 Daisuke Suzuki

ウッドベース:吉野弘志 Hiroshi Yoshino 1955年広島市生まれ。東京芸術大学在学中より明田川荘之(piano)トリオ、坂田明(alto-sax、clarinet)トリオなどのメンバーと してジャズ・クラブに出演する。以後、加古隆(piano)、富樫雅彦(percussion)、山下洋輔(piano)、塩谷哲(piano)等のグループに参加する。同時に現代音楽の分野での活動も活発で、高橋悠治、三宅榛名、吉原すみれ等ともしばしば共演、さらには故・武満徹プロデュースの「MUSIC TODAY」「八ヶ岳高原音楽祭」そして2006年の武満徹トリビュート・コンサート「SOUL TAKEMITSU」にも出演する。現在は、ソロと、「彼岸の此岸」{メンバーは太田惠資(violin)吉見征樹(tabla)鬼怒無月(guitar)}「吉野弘志nbaba trio 」{メンバーは田中信正(piano)、藤井信雄(drums)}を活動の中心に、自らの民族楽器としてとらえているウッドベースの可能性を追究すべく、張林(揚琴)をはじめとする世界各地の音楽家と様々なセッションを試みている。他に、「金子飛鳥アコースティック・ユニット」「一噌幸弘リーヤリ」「廣木光一Cool Glade 5」などのグループのレギュラー・ベーシストをつとめ、さらには、大貫妙子等のヴォーカリスト、或いは作家の山田詠美、奥泉光とのレコーディング、朗読 セッションなどでも、独自の悠然とした懐の深い演奏を聞くことができる。作品は「泣いたら湖/モンゴロイダーズ」と、ベースソロ・アルバム『on Bass』。

ウッドベース:吉野弘志 Hiroshi Yoshino

パーカッション:岡部洋一 Yoichi Okabe 1962年東京都出身。
高校時代からパーカッションの演奏を始める。早稲田大学在学中にラテン音楽やロックのサークルに出入りし、プロとしての活動を開始。歌謡曲のバックや、ブラジル音楽、ジャズなど幅広く演奏する。
現在はトランスロックバンド「ROVO」や、プログレッシブジャズロックバンド「ボンデージフルーツ」、16人編成のブラスロックバンド「THE THRILL」のメンバー。
2001年、ソロアルバム『SATIATION』をまぼろしの世界からリリース。2006年には、ソロライブアルバム『感覚の地平線』をリリース。洗足音楽大学ジャズコース非常勤講師。
主な共演アーティストは、溝口肇、佐藤允彦、鈴木良雄、向井滋春、勝井祐二、鬼怒無月、芳垣安洋、小野リサ、Baden Powell、João Donato、ホッピー神山、ショーロ・クラブ、村田陽一、村松健、遠藤律子、中村善郎、福岡ユタカ、酒井俊、中島啓江、アキコ・グレース、木之下真市、 菅野よう子、今堀恒雄、納浩一、柏木広樹、木住野佳子、中西敏博、朝崎郁恵、Saigenji、榊原大、鈴木亜紀、リリアナ・エレーロ、などなど。

岡部洋一公式サイト http://donna-oto.com/okabe/

パーカッション:岡部洋一 Yoichi Okabe

主催:東京・春・音楽祭実行委員会 共催:国立科学博物館

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