PROGRAMプログラム

東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2009-

語りと音楽~太宰 治の世界(生誕100年記念)

太宰 治生誕100年、太平洋戦中期の傑作短編から「お伽草紙」のシュールな世界を、元NHKアナウンサーと若手音楽家が旅します。お馴染みの「人間失格」や「走れメロス」とは違う太宰 治流「異次元の世界」をお楽しみください。

プログラム詳細

2009:04:12:16:00:00

Photo:青柳 聡
■日時  2009/4/12(日) 11:00開演(10:30開場)
     2009/4/12(日) 16:00開演(15:30開場)

■会場  東京文化会館 小ホール

■出演  語り:山根基世、松平定知、広瀬修子、宮本隆治
     クラリネット:亀井良信
     ピアノ:永原 緑
     演出:松岡孝治

■作品  太宰 治:『お伽草紙』より「カチカチ山」

■演奏  プーランク:クラリネット・ソナタ
     ストラヴィンスキー:3つのやさしい小品

       

出演者

語り:山根基世 Motoyo Yamane 1948年 山口県生まれ。 1971年 早稲田大学文学部卒。 同年、NHK入局。 主婦や働く女性を対象とした番組、美術番組・旅番組・ニュース・「ラジオ深夜便」など幅広く担当。NHKスペシャルなどの大型番組でも、原稿を隅々まで耕し、手を入れつくした山根流の語りは、見るものに深い感慨を発酵させる。2005年女性として初代アナウンス室長。 2007年NHK退職。LLP「ことばの杜」代表。

語り:山根基世 Motoyo Yamane

語り:松平定知 Sadatomo Matsudaira 1944年 東京都生まれ。 1969年 早稲田大学卒。 同年、NHK入局。 芸能、ドラマ、教養、NHKスペシャルなど担当分野は「なんでも来たれ」。ニュース番組を朝・夜あわせて12年間担当するなど身体頑健・精神柔軟。 2007年NHK退職。藤沢周平作品の朗読(「ラジオ深夜便」で放送中)はライフワーク。現在TV「その時歴史が動いた」も担当。 早稲田大学・立教大学大学院客員教授。

語り:松平定知 Sadatomo Matsudaira

語り:広瀬修子 Shuko Hirose 1944年 東京都生まれ。 1968年 東京大学文学部心理学科卒。 同年、NHK入局。 教養、報道、ニュースのほか、NHKスペシャルなど幅広く、司会や朗読に活躍。 その分かりやすく、聞きやすく、そして穏やかに沁みこむ語りは、番組ナレーションにひとつのスタイルを確立した。 2005年NHK退職。現在、跡見学園女子大学文学部(コミュニケーション文化学)教授として後進を指導中。

語り:広瀬修子 Shuko Hirose

語り:宮本隆治 Lyuji Miyamoto 1950年、福岡県生まれ。 1973年、慶應義塾大学卒。 同年、NHK入局。 「NHK紅白歌合戦」の総合司会を1995〜2000年担当するなど、主に音楽芸能番組の司会で活躍。その軽妙洒脱な語りが視聴者と出演者の心を融合させる。 2007年NHK退職。声帯模写を得意とするなど気さくな人柄が朗読に新しい世界を開く。現在、日本テレビ系「モクスペ」司会として出演。

語り:宮本隆治 Lyuji Miyamoto

クラリネット:亀井良信 Yoshinobu Kamei 1994年桐朋女子高等学校音楽科を卒業し渡仏。パリ市12区立ポール・デュカ音楽院、オーベルヴェリエ・ラ・クールヌーヴ地方国立音楽院に入学、どちらも満場一致の1位で卒業。トゥーロン国際コンクール(クラリネット部門)スペディダム賞受賞。日本木管コンクール第1位及びコスモス賞受賞。フランスの作曲家、指揮者でもある、Pierre BOULEZ氏に認められ、フランスの騎馬オペラ団"ZINGARO"の"TRIPTIK"の世界ツアーにソリストとして出演。2003年に帰国。これまでに亀井良幸、横川晴児、鈴木良昭、M.アリニョン、A.ダミアンの各氏に師事。これまでに、名古屋フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団などと共演。ソロ、室内楽で活動する他、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団などにも参加している。第16回出光音楽賞、2005年度アリオン音楽賞を受賞。東京音楽大学講師。(使用楽器:BUFFET CRAMPON Bb管&A管)

亀井良信公式サイト http://yoshi.laclarinette.free.fr/

クラリネット:亀井良信 Yoshinobu Kamei

ピアノ:永原 緑 Midori Nagahara 東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学ピアノ科を首席で卒業。 第7回日本モーツァルト音楽コンクール第3位。 第66回日本音楽コンクール最高位。併せて野村賞、河合賞受賞。 在学中、ピアノを角野裕氏に、室内楽を岡山潔、故田中千香士、渡邊健二の各氏に師事。 卒業後はアンサンブルに重心を移し、2002~2009年3月まで同大学管楽器科非常勤講師(演奏研究伴奏員)を務める他、リサイタルやサロンコンサートの出演、講習会やコンクールの公式伴奏等、共演楽器を問わず幅広く活動している。

ピアノ:永原 緑 Midori Nagahara

主催:東京・春・音楽祭実行委員会/有限責任事業組合「ことばの杜」

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