東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2009-
ミュージアム・コンサート 京谷弘司 plays ピアソラ
京谷弘司は、今は亡きアルゼンチンタンゴの巨匠アストル・ピアソラから絶大なる賛辞を受けた日本が誇るバンドネオン奏者。ピアソラ、アルゼンチンタンゴの世界を贈ります。
プログラム詳細
2009:04:02:19:00:00
■会場 国立科学博物館 日本館講堂
■出演 京谷弘司クァルテート・タンゴ
バンドネオン:京谷弘司
ピアノ:淡路七穂子
ヴァイオリン:喜多直毅
ベース:田中伸司
■曲目 京谷弘司:モノローグ
ビジョルド:エル・チョクロ
ガレーロ:八月のマルガリータ
佐々木すぐる:月の沙漠
滝廉太郎:荒城の月
京谷弘司:
エル・ウルティモ・グァポ
シエンプレ・ア・ブエノスアイレス
バルカルセ:ラ・ボルドーナ
ロビーラ:ア・エバリスト・カリエーゴ
ピアソラ:
フーガ・イ・ミステリオ
リベルタンゴ
チキリン・デ・バチン
バルダリート
カフェ1930
キチョ
インビエルノ・ポルテーニョ(ブエノスアイレスの冬)
プリマベーラ・ポルテーニョ(ブエノスアイレスの春)
コンシェルト・パラ・キンテート
[アンコール]
ピアソラ:天使の死
出演者
バンドネオン:京谷弘司 Koji Kyotani
今は亡きアルゼンチン・タンゴの巨匠アストル・ピアソラから「近い将来アストル・ピアソラのライバルとなるコウジへ!素晴らしい音楽に乾杯!」と喜びのメッセージを受けた日本が誇るバンドネオン奏者。
京谷弘司は若くしてタンゴの世界に入り、わずか20歳で日本のタンゴ史に残る楽団である早川真平とオルケスタ・ティピカ東京の第一バンドネオン奏者となり、常に第一線で活躍し、その卓越した演奏力は本国アルゼンチンでも知られる存在となっている。1998年8月ブエノス・アイレスの国立セルバンテス劇場にてオルケスタ・ティピカ東京のバンドネオンソリスタとして出演。2002年3月グラナダ・タンゴ・フェスティバルにクァルテートで出演し、大喝采、スタンディングオベーションを受ける。2002年9月にはアンドレ・ギャニオンのコンサートに賛助出演。2003年7月には東京オペラシティコンサートホールでチョン・ミョンフン指揮による「ミサ・タンゴ」(日本初演)に出演。2003年12月には実力ナンバーワンのレオポルド・フェデリコ楽団の日本公演ツアーにゲスト出演が決定。日本各地でのコンサートに参加する。
最近はオーケストラの演奏活動も盛んに行われ、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団などに招かれ、バンドネオン・ソリスタとして共演する機会も数多い。
テレビ出演も多数あり、2003年5月TV朝日「題名のない音楽会」、2004年1月NHK「公園通りで会いましょう」に自身のクァルテート、京谷 弘司 クァルテート・タンゴ(四重奏団)で出演。
京谷弘司公式サイト http://kyotanikoji.com/
ピアノ:淡路七穂子 Nahoko Awaji 1982年桐朋音楽大学音楽部ピアノ演奏学科卒業。ピアノ五重奏、ヴァイオリン・デュオなど、室内楽を中心としたコンサート活動を行う。 1991年、京谷弘司氏に見いだされ、クァルテート・タンゴのピアニストとして日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団と共演、「ときめき夢サウンド」、「公演通りであいましょう」など、テレビ出演も多い。また、1996年、2003年とアルゼンチンに渡り、京谷氏のCD録音に参加するなど、タンゴ・コンサートには欠くことのできないピアニストとして活躍中。
ヴァイオリン:喜多直毅 Naoki Kita 国立音楽大学卒業。その後、英国へ留学。1999年7月より、アルゼンチンのブエノスアイレスに滞在。アストル・ピアソラの重要なパートナーであり、タンゴ・ヴァイオリンの最高峰フェルナンド・スアレス・パス氏に師事。2000年5月には自身のタンゴバンド"喜多直毅とThe Tangophobics"を結成。以後同バンドのリーダー、アレンジャーとして六本木スイートベイジル139等で定期的にライブを行なう他、BMW東京、東京ガス等の企業主宰のコンサートでも演奏を行なう。2004年春よりバンドネオン奏者・小松亮太氏のコンサートツアー、レコーディングに参加。アレンジも提供。2005年には京谷弘司氏のタンゴ・オルケスタの一員として南米演奏旅行に参加。2002年秋、ソロアルバム 『Hypertango』『HypertangoⅡ』とバンドアルバム『Tangophobia』『喜多直毅+ザ・タンゴフォビクス/コンサート in 盛岡』を発表。
ベース:田中伸司 Shinji Tanaka 国立音楽大学卒業。1982年より室内楽をはじめ、スタジオミュージシャンとして幅広く演奏活動を展開。海野義雄と東京ヴィルトゥオーソ・シュテルンクインテット(弦楽五重奏)メンバー。また近年は、アルゼンチンタンゴに傾倒し、3度のブエノスアイレスへの遊学中オラシオ・カパルコス氏に師事。現在は京谷弘司クァルテート・タンゴ等で活躍中。1996年秋にリリースされた京谷弘司クァルテート・タンゴの初アルバムでは小気味良いリズムが聴ける。
主催:東京・春・音楽祭実行委員会 共催:国立科学博物館