PROGRAMプログラム

東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2015-

東京春祭チェンバー・オーケストラ
~トップ奏者たちが贈る《浄夜》

東京春祭のためにN響ソロ・コンサートマスター堀正文を中心に結成された
名手揃いのレジデント・アンサンブル。弦楽アンサンブルの醍醐味がここに。

プログラム詳細

2015:03:20:19:00:00

■日時・会場
2015.3.20 [金] 19:00開演(18:30開場)
東京文化会館 小ホール

■出演
東京春祭チェンバー・オーケストラ
 ヴァイオリン:堀 正文、漆原啓子、景山誠治、景山裕子、神谷美千子、
        川田知子、小林美恵、島田真千子、瀬﨑明日香、玉井菜採
 ヴィオラ:篠﨑友美、柳瀬省太、大島 亮、馬渕昌子
 チェロ:藤森亮一、藤村俊介、山内俊輔、辻本 玲
 コントラバス:池松 宏

■曲目
ロッシーニ:弦楽のためのソナタ 第1番 ト長調 speaker.gif[試聴]
メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲 第8番 ニ長調
シェーンベルク:《浄められた夜》 op.4(室内オーケストラ版)speaker.gif[試聴]

[アンコール]
メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲 第8番 ニ長調 より 第3楽章

【試聴について】
speaker.gif[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、
プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。
ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。


 

出演者

ヴァイオリン:堀 正文 Violin:Masafumi Hori 5歳よりヴァイオリンをはじめ、京都市立堀川高校音楽科を経てドイツ・フライブルク音大へ留学。在学中より、ハイデルベルク室内合奏団のソリストとして、ヨーロッパ各地への演奏旅行を行う。
1973年、フランクフルト放響とヴィエニャフスキ/ヴァイオリン協奏曲第1番を共演。74年よりダルムシュタット国立歌劇場管の第1コンサートマスターに就任。▼続きを見るヨーロッパ各国でオーケストラ活動はもとより、ソロ、室内楽などに幅広く活躍した。79年、東京でのNHK交響楽団とのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲共演が大きな反響を呼び、同年9月NHK交響楽団にコンサートマスターとして入団。現在、同団ソロ・コンサートマスターとしての重責を果たすとともに、数多くのソロ・リサイタルや室内楽に幅広く活躍している。また、N響での功績に対して有馬賞を受賞している。
その他、ジュネーヴ国際コンクール、レオポルト・モーツァルト国際コンクール、シュポア国際コンクールの審査員を務め、桐朋学園大学で後進の指導にあたるなど、日本クラシック界を代表するヴァイオリニストとして精力的な活動を繰り広げている。

©青柳聡
▲プロフィールを閉じる

ヴァイオリン:堀 正文 Violin:Masafumi Hori

ヴァイオリン:漆原啓子 Violin:Keiko Urushihara 1981年東京藝術大学付属高校在学中に、第8回ヴィニャフスキ国際コンクールに於いて最年少18歳、日本人初の優勝と6つの副賞を受賞した。その翌年、東京藝術大学入学と同時に本格的演奏活動を開始。1986年、ハレー・ストリング・クァルテットとして民音コンクール室内楽部門で優勝並びに斎藤秀雄賞を受賞。▼続きを見る
これまで、国内外での演奏旅行、TV出演、海外主要音楽祭、マスタークラスなどに多数出演。国内では特に木曽音楽祭、宮崎国際音楽祭等に毎年出演している。また、V.スピヴァコフ、E.ルカーチ、J.ビエロフラーヴェク、F.ライトナー、H.シフ等の指揮者や、ハンガリー国立響、スロヴァキア・フィル、ウィーン放送響等のオーケストラと共演し、賛辞を浴びた。日本国内の主要オーケストラとの共演のほか、リサイタル、室内楽でも高い評価を得ている。
デビュー30周年を記念し録音した自身初の無伴奏CD(J.S.バッハ/日本アコースティックレコーズ)は、レコード芸術特選盤に選ばれた。近年では、ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタを一日で全曲演奏する等、各方面より注目を浴びている。
常に第一線で活躍を続け、安定した高水準の演奏は音楽ファンのみならず、指揮者、オーケストラ・メンバー等の音楽家の間でも非常に高い信頼を得ている。現在、国立音楽大学客員教授、桐朋学園大学特任講師として後進の指導にも力を注いでいる。

©篠原栄治
▲プロフィールを閉じる

ヴァイオリン:漆原啓子 Violin:Keiko Urushihara

ヴァイオリン:景山誠治 Violin:Seiji Kageyama 東京藝術大学首席卒業。
全日本学生音楽コンクール小学校の部、中学校の部で、全国第1位。
高校在学中に日本音楽コンクール入賞、松下賞受賞。
1980年霧島国際音楽祭賞受賞、民音室内楽コンクール第2位、斉藤秀雄賞受賞。▼続きを見る
1981年ヴィニエアフスキ国際コンクール入賞。
1984年ロン=ティボー国際コンクール最高位受賞とともに3つの特別賞を獲得し、以来ヨーロッパ各地で活躍。
1989年シャウシュピールハウス(ベルリン)でのリサイタルは絶賛され、ワイマール、アイゼナハなど8都市のオーケストラと共演。
1992年ベルリン・コーミッシュオパーオーケストラにソリストとして招聘され、ミュンヘン、ライプツィヒにてリサイタルを行った。
1995年国際交流基金の派遣により中南米諸国にてリサイタル、またベネズエラ国立シモンボリバルオーケストラと共演。
1996年『華麗なるポロネーズ』でCDデビュー。
2009年6月、浜離宮朝日ホールでリサイタル開催。
セカンド・アルバム『ガルシア・ロルカの思い出に』(フォンテックFOCD9432)リリース。
2011年1月、韓国プサン・フィルと共演。(釜山、福岡)
ソリスト、室内楽奏者として活躍するほか、霧島国際音楽祭マスターコース講師及び同音楽祭企画委員を務めた。桐朋学園大学教授。

©尾形正茂
▲プロフィールを閉じる

ヴァイオリン:景山誠治 Violin:Seiji Kageyama

ヴァイオリン:景山裕子 Violin:Yuko Kageyama 桐朋学園大学音楽学部卒業。 読売新人演奏会出演。第2回宝塚ベガ音楽コンクール室内楽部門第1位、特別賞受賞。第1回大阪国際室内楽コンクール第3位。1991年国際交流基金の派遣によりコロンビア、ウルグアイ、アルゼンチンの各地にて演奏。1995年新日鐵コンサート「プロミシングアーティストシリーズ」にてリサイタル、▼続きを見る1996年ソニー芸術文化振興財団主催「今日の演奏家」に出演。1998年度村松賞受賞。 紀尾井シンフォニエッタ東京のメンバー。サイトウ・キネン・フェスティバル、防府音楽祭に招聘されている。桐朋女子高等学校音楽科非常勤講師。

▲プロフィールを閉じる

ヴァイオリン:景山裕子 Violin:Yuko Kageyama

ヴァイオリン:神谷美千子 Violin:Michiko Kamiya 名古屋市出身。桐朋学園大学音楽学部ソリスト・ディプロマコースを首席で修了後、ジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイ女史に学び、その後ロンドンにてジョルジュ・パウク氏の個人指導を受ける。
パガニーニ国際コンクール第2位、インディアナポリス国際コンクール入賞など、▼続きを見る数々のコンクールで受賞。1997年ハノーヴァー国際ヴァイオリンコンクールにおいて日本人として初優勝し、内外において大きな注目を集める。
11歳で名古屋フィルと共演し、以後、N響、読響、都響、東響、東フィル、新日フィル、大阪フィルなどを含む国内のオーケストラと共演。海外でも、ロンドンフィル、ハノーヴァー北ドイツ放送響、ストックホルム室内管、ニュージーランド響、南西ドイツフィル、シンガポール響などをはじめとする著名なオーケストラと共演を重ねている。
2000年には、トヨタ・ミレニウムコンサートでウィーンフィルメンバーとモーツァルトの協奏曲を共演、日本ツアーを行い好評を博す。
シャルル・デュトワ、チョン・ミュンフン、ヤーノシュ・フリュスト、ルドルフ・バルシャイ、レイモンド・レッパード、ダヴィッド・ゲリンガス、野島稔、原田幸一郎、竹澤恭子などの著名な音楽家との共演も多い。またアスペン音楽祭、ヴェルヴィエ音楽祭、ラヴィニア音楽祭、クフモ音楽祭、オランダ音楽祭など海外の音楽祭にも多数参加。
室内楽への取り組みも意欲的で、自ら「アポロ弦楽四重奏団」を結成し、2006年に名古屋と東京でのデビューコンサートで大きな成功を収める。
ナクソスレーベルよりリリースされたデビューCDは「レコード芸術」誌上で準特選の高い評価を得、海外の各紙でも絶賛される。
これまでにヴァイオリンを北垣紀子、久保田良作、原田幸一郎、川崎雅夫、ドロシー・ディレイ、ジョルジュ・パウクの各氏に師事、室内楽を店村眞積、三善晃の各氏と東京カルテットに師事。

▲プロフィールを閉じる

ヴァイオリン:神谷美千子 Violin:Michiko Kamiya

ヴァイオリン:川田知子 Violin:Tomoko Kawada 東京芸術大学を首席で卒業。小林武史、沢和樹、田中千香士、原田幸一郎、堀正文、ヴォルフガング・マーシュナーの各氏に師事。1991年第5回シュポア国際コンクール優勝。2003年度、第33回エクソンモービル音楽賞、洋楽部門奨励賞受賞。
NHK交響楽団、東京都交響楽団、読売交響楽団を始めとする▼続きを見る国内外のオーケストラのソリストとして活躍。サンクトペテルブルグで行われたサンクトペテルブルグ交響楽団定期演奏会でも絶賛を博している。2003年には、国際交流基金日本文化紹介派遣事業でトルコ及びエジプトでリサイタルを行い、2007年ブダペストでピアノのイェヌー・ヤンドゥーとデュオ演奏会を行なっている。宮崎国際音楽祭に毎年参加し、ピンカス・ズーカーマンと室内楽で共演。
10年目を迎えるチェンバロの中野振一郎とのデュオの外、様々な器楽奏者との共演に意欲的に取り組んでいる。
マイスター・ミュージックより6枚のCDが発売され、最新盤は2013年10月発売の福田進一(ギター)との『我が懐かしのブエノスアイレス』(レコード芸術2013年12月号特選盤)。
洗足学園音楽大学講師。 

公式サイト http://www.tomoko-kawada.com/

©Junichi Ohno
▲プロフィールを閉じる

ヴァイオリン:川田知子 Violin:Tomoko Kawada

ヴァイオリン:小林美恵 Violin:Mie Kobayashi 東京藝術大学附属高校を経て、同大学を首席で卒業。在学中に安宅賞、福島賞を受賞。1983年第52回日本音楽コンクール第2位。1984年海外派遣コンクール河合賞受賞。1988年にはシュポア国際ヴァイオリン・コンクール第2位、あわせてソナタ賞を受賞。
1990年、ロン=ティボー国際コンクールヴァイオリン部門で日本人として初めて優勝。▼続きを見る以来、国内外で本格的な活動を開始する。これまでに、NHK交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、読売日本交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、アンサンブル金沢等の国内の主要オーケストラ、ハンガリー国立交響楽団、プラハ交響楽団のソリスト として、充実した演奏を高く評価される。また、静岡のAOI・レジデンス・クヮルテットのメンバーをはじめ、数多くの共演者と室内楽の分野においても活動 を広げ、軽井沢国際音楽祭に毎年出演するなど音楽祭にも積極的に参加している。
CDは、『プレイズ・クライスラー』、パスカル・ロジェとのデュオ『フォーレ』『ラヴェル&エネスコ ヴァイオリン・ソナタ集』、ツィゴイネルワイゼンなどを収録した『ヴァイオリン名曲集』など多数リリース。
2010年、デビュー20周年をむかえ、紀尾井ホールで記念リサイタルを好演、同年ロン=ティボー国際コンクールのヴァイオリン部門の審査員として招かれた。2012年には、パキスタンで行われたパキスタン国交樹立60年の記念演奏会に出演。そのほか、フランス、イギリス、タイ、中国、韓国、ニュージーランド 等でも公演を行い、洗練され、しかもダイナミックに奏でられる重厚な演奏は、多くの聴衆を魅了した。
今後も、日本を代表するヴァイオリニストとしてリサイタル・室内楽、オーケストラとの共演など全国各地で公演が予定されている。現在、昭和音楽大学教授。

©武藤章
▲プロフィールを閉じる

ヴァイオリン:小林美恵 Violin:Mie Kobayashi

ヴァイオリン:島田真千子 Violin:Machiko Shimada 名古屋市出身。東京藝術大学を首席で卒業後、6年間ドイツにて研鑽を積み2005年にデトモルト音楽大学院を最優秀で修了。これまで日本音楽コンクール2位、日本モーツァルト音楽コンクール1位、パガニーニ国際コンクールやJ.Sバッハ国際コンクールで入賞、愛知県芸術文化選奨文化賞を受賞。▼続きを見る
ソリストとして各地でのリサイタルや室内楽への参加、オーケストラと共演する他、サイトウキネンオーケストラ、東京春祭チェンバーのメンバーとしても活躍している。現在、水戸室内管弦楽団員およびセントラル愛知交響楽団のソロコンサートマスター。NPO法人イエローエンジェルよりG.Bガダニーニ(1769年)を貸与されている。

©Ai Ueda
▲プロフィールを閉じる

ヴァイオリン:島田真千子 Violin:Machiko Shimada

ヴァイオリン:瀬﨑明日香 Violin:Asuka Sezaki 東京藝術大学附属音楽高等学校を経て同大学を首席卒業。福島賞、NTTドコモ賞受賞。安田生命クオリティオブライフ文化財団の奨学生、文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリ国立高等音楽院大学院で研鑽を積む。これまでに富川歓、三上徹、田中千香士、景山誠治、堀正文、レジス・パスキエ、ジャン・ジャック・カントロフ、クリスティアン・イヴァルディ各氏に師事。▼続きを見る
1993年宝塚ベガ音楽コンクール第1位及び特別賞、1995年日本音楽コンクール第1位、レウカディア賞、黒柳賞、鷲見賞受賞。レオポルド・モーツァルト国際コンクール第3位、1996年ヴィエニアフスキ国際コンクール第4位、千葉市文化功労賞受賞。2003年トリエステ国際室内楽コンクール最高位受賞、バルドヴィーノ賞受賞。ラヴェル賞。2005年フォーバルスカラシップ・ストラディヴァリウスコンクール優勝、1697年製“レインヴィル”を2年間貸与。2007年青山音楽財団よりバロックザール賞受賞。
1992年日本演奏連盟主催「演連コンサート」にてパガニーニの24のカプリース全曲初リサイタル。アメックス主催のリサイタルをサントリー、カザルスホールで開催。これまでに都響、東響、日フィル、東京シティフィル、東フィル、セントラル愛知、大阪シンフォニカー、アンサンブル金沢、N響室内合奏団、ミュンヘン放送響、ポズナン響、パリ音楽院新管弦楽団、ブルターニュオケ等と共演。アメリカ、ヨーロッパ各地でコンサートを行う。フランスの音楽祭にてジャン・クロード・ペヌティエ、タッソ・アダモプロス、レジス・パスキエ氏と共演。Radio Classique(フランス)、SRG SSR(スイス)、Mezzo(ヨーロッパケーブルTV)、RAI(イタリア)等に出演。
2005年末日本に帰国し、意欲的にソロ、室内楽、オーケストラとの共演等で活動を再開する。2006年都民芸術フェスティバルに出演、トッパンホール・エスポワールシリーズリサイタルイザイ無伴奏ヴァイオリンソナタ全曲、東京文化会館労音主催Do One’s Bestリサイタル等を開催。NHK-FM名曲リサイタル、FM軽井沢、FM川崎、千葉TV、TUF福島、NHK名古屋等に出演。
ALMコジマ録音よりイザイ無伴奏ソナタ全曲のCDを2007年4月に初リリース(レコード芸術特選)。スペシャルオリンピックスのコバケン(小林研一郎)とその仲間達オーケストラのコンサートミストレスを務めるなど、チャリティー、アウトリーチ等の活動も積極的に行う。

▲プロフィールを閉じる

ヴァイオリン:瀬﨑明日香 Violin:Asuka Sezaki

ヴァイオリン:玉井菜採 Violin:Natsumi Tamai 京都府生まれ。4歳よりヴァイオリンを始め、東儀祐二、小国英樹、久保田良作、立田あづさの各氏に師事。
桐朋学園大学在学中にプラハの春国際コンクール・ヴァイオリン部門で優勝。卒業後、アムステルダム・スヴェーリンク音楽院でH.クレバース、▼続きを見るミュンヘン音楽大学マイスタークラスにてA.チュマチェンコに師事。この間、J.S.バッハ国際コンクール最高位をはじめ、エリザベート王妃国際音楽コンクール、シベリウス国際ヴァイオリン・コンクール等、数々のコンクールに優勝、入賞。2002年(平成14年度)文化庁芸術祭新人賞、2008年(平成20年度)京都府文化賞奨励賞を受賞。
これまでに、ロシア・ナショナル管弦楽団、ベルギー放送交響楽団、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団、NHK交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団等、国内外のオーケストラと共演。ヨーロッパ各地や国内でソリスト、室内楽奏者として活躍している。紀尾井シンフォニエッタ東京、東京クライス・アンサンブル、アンサンブルofトウキョウ等のメンバー。「古典の日」イメージキャラクター、びわこミュージックハーベスト・コーディネーター。
現在、東京藝術大学准教授。使用楽器は東京藝術大学所蔵Stradivarius「Ex Park」(1717年)。

©尾形正茂
▲プロフィールを閉じる

ヴァイオリン:玉井菜採 Violin:Natsumi Tamai

ヴィオラ:篠﨑友美 Viola:Tomomi Shinozaki 桐朋女子高校音楽科を経て1995年桐朋学園大学を首席で卒業。1992年東京国際音楽コンクール室内楽部門において斎藤秀雄賞を受賞。1994年ライオネル・ターティス国際ヴィオラ・コンクール特別賞受賞。1997年ミュンヘン国際音楽コンクール第3位入賞。ソリスト、室内楽奏者として幅広く活躍しており、霧島国際音楽祭、宮崎国際音楽祭、木曽音楽祭、▼続きを見る北九州国際音楽祭など内外の数多くのフェスティバルに出演している。
紀尾井シンフォニエッタ東京、サイトウ・キネン・オーケストラ、ラ・ストラヴァガンツァ東京、東京春祭チェンバー・オーケストラ、チェンバーオーケストラ相模原、アクロス弦楽合奏団、アンサンブル∞-無限-などのメンバーとしても活躍。2002年より新日本フィルハーモニー交響楽団首席ヴィオラ奏者。

▲プロフィールを閉じる

ヴィオラ:篠﨑友美 Viola:Tomomi Shinozaki

ヴィオラ:柳瀬省太 Viola:Syota Yanase 東京藝術大学音楽学部、桐朋学園ソリスト・ディプロマコースに学ぶ。
ヴァイオリンを吉永清子、小国英樹、久保陽子の各氏に、ヴィオラを店村眞積、岡田伸夫の各氏に師事。
第52回ジュネーヴ国際音楽コンクールディプロマ賞。▼続きを見る
第1回淡路島しづかホールヴィオラコンクール第1位。
第1回松方ホール音楽賞、大阪文化祭賞受賞。
2002年、文化庁芸術家在外派遣研修生としてイタリア・パドヴァに留学。
マリオ・ブルネオ主宰のオーケストラ・ダルキ・イタリアーナで活躍。
2004年ドイツに渡り、シュトゥットガルト州立歌劇場管弦楽団に入団。
2009年帰国、神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席ヴィオラ奏者を経て、
2014年4月、読売日本交響楽団ソロ・ヴィオラ奏者に就任。
ストリングクァルテットARCO、アルカスクァルテット、サイトウキネンオーケストラのメンバー。
松本、宮崎、北九州など音楽祭の参加、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏、室内楽シリーズ、コンチェルトの共演、リサイタルなどで活躍。
東京芸術大学非常勤講師。

▲プロフィールを閉じる

ヴィオラ:柳瀬省太 Viola:Syota Yanase

ヴィオラ:大島 亮 Viola:Ryo Oshima 桐朋学園大学卒、同大学研究科修了。岡田伸夫氏に師事。また、故ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ロバート・マン、今井信子各氏の指導を受ける。 第11回コンセール・マロニエ21第1位、第7回東京音楽コンクール第1位、第42回マルクノイキルヘン国際コンクールディプロマ賞受賞。
ヴィオラスペース、東京・春・音楽祭、水戸室内管弦楽団、▼続きを見るサイトウキネンオーケストラなどに出演。
室内楽では今井信子、チョン・ミョンファ、仲道郁代の各氏等と、ソリストとして東京都交響楽団、九州交響楽団と共演。 2012年には東京文化会館にて初のリサイタルを開催し、好評を博した。
読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、サイトウキネンオーケストラ等に首席奏者として演奏するほか、室内楽奏者としても積極的に活動している。

© 尾形正茂
▲プロフィールを閉じる

ヴィオラ:大島 亮 Viola:Ryo Oshima

ヴィオラ:馬渕昌子 Viola:Shoko Mabuchi 桐朋学園大学及び、パリ国立高等音楽院の大学院、卒業。第2回パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール第3位及び特別賞受賞。第3回国民文化祭inひょうご新人音楽コンクール第1位。松尾学術振興財団室内楽コンクール第1位。第5回宝塚ベガホール音楽コンクール弦楽器部門入賞。1992年・東京国際音楽コンクール室内楽部門第2位及びアサヒビール賞受賞。 ▼続きを見る
1993年ミュンヘン国際音楽コンクールヴィオラ部門第3位(1位なし)。これまでに霧島音楽祭、倉敷音楽祭、フィンランド・クフモ音楽祭、イタリア・ドロミテ音楽祭等に出演。現在、国内外でソロ、室内楽を中心に主要オーケストラの客演首席としても活躍中。紀尾井シンフォニエッタ東京、トウキョウ・モーツァルト・プレーヤーズ(首席)、いずみシンフォニエッタ大阪、アンサンブル・ベガ、サイトウキネンオーケストラ、ヴィルタス・クァルテットのメンバー。『馬渕昌子ヴィオラリサイタル』ソロCDがロンドミュージックレーベルよりリリースされている。

▲プロフィールを閉じる

ヴィオラ:馬渕昌子 Viola:Shoko Mabuchi

チェロ:藤森亮一 Cello:Ryoichi Fujimori 1963年京都生まれ。11歳よりチェロを始め、京都市立堀川高等学校音楽科を経て、東京音楽大学に入学。第29回文化放送音楽賞、第52回日本音楽コンクール第1位、第21回東京国際音楽コンクール弦楽四重奏部門・斎藤秀雄賞、第26回京都府文化賞功労賞などを受賞。1987年NHK交響楽団に入団。これまでに徳永兼一郎、上村昇、河野文昭、ワルター・ノータスの各氏に師事。▼続きを見る
現在NHK交響楽団首席チェロ奏者を務める傍ら、モルゴーア・クァルテット、ボア・ヴェール・トリオ、チェロ四重奏のラ・クァルティーナほか数多くのアンサンブルや、リサイタル、コンチェルト等ソロ奏者としても活躍、モルゴーア・クァルテットとして1998年村松賞、2010年度アリオン賞を受賞。また、東邦音楽大学特任教授、国立音楽大学客員教授、東京藝術大学非常勤講師を務め後進の指導にも当たっている。録音は14枚のソロ・アルバムの他、数多くのアンサンブルのCDが発売されている。

©林喜代種
▲プロフィールを閉じる

チェロ:藤森亮一 Cello:Ryoichi Fujimori

チェロ:藤村俊介 Cello:Shunsuke Fujimura 1963年、東京生まれ。1986年、桐朋学園大学卒業。この間、チェロを安田謙一郎に師事。日本演奏連盟賞受賞。第21回東京国際室内楽コンクール入選。第58回日本音楽コンクールチェロ部門第2位。桐朋学園オーケストラ、九州交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団等と共演。1989年、NHK交響楽団入団。1990年、東京文化会館で初リサイタルを開く。▼続きを見る1993年、アフィニス文化財団の研修員としてドイツに留学し、メロス・カルテットのペーター・ブックに師事。現在、NHK交響楽団フォアシュピーラー、フェリス女学院大学講師。ソロや室内楽でも活躍中。チェロ四重奏「ラ・クァルティーナ」メンバー。

▲プロフィールを閉じる

チェロ:藤村俊介 Cello:Shunsuke Fujimura

チェロ:山内俊輔 Cello:Shunsuke Yamanouchi 長野市生まれ
才能教育を経て10歳よりチェロを故徳永兼一郎氏に師事。東京音楽大学附属高校から桐朋学園大学音楽学部に学ぶ。1994年NHK交響楽団入団。1999年には文化庁在外研修員としてミュンヘンに留学。ミュンヘン音楽大学教授ワルター・ノータス氏に師事。▼続きを見る現在はN響の活動の他チェロアンサンブル、子供のための音楽会、アマチュアオーケストラの指導などで活躍。N響メンバーで結成した弦楽四重奏団「リゾナンツァ」、「ピアノクインテット ラ・スペランツァ」メンバー。

▲プロフィールを閉じる

チェロ:山内俊輔 Cello:Shunsuke Yamanouchi

チェロ:辻本 玲 Cello:Rei Tsujimoto 1982年生まれ。7歳よりチェロを始める。11歳まで米国フィラデルフィアで過ごし、東京藝術大学音楽学部器楽科を首席で卒業(アカンサス音楽賞受賞)。 2003年、第72回日本音楽コンクール第2位、併せて「聴衆賞」受賞。 2007年度青山音楽賞新人賞受賞。 2006年、2007年、ヴァイオリニスト五嶋みどり氏が主催する「Community Engagement Program」に参加し、▼続きを見る世界各地で共演。
みどり氏より「彼の演奏は、その音色が自然体でのびのびしており、音楽の大切な要素であるLOVEが伝わってきます。これは、彼のパーソナリティそのものであり、それを伝達する技術を彼が持ち合わせているというほかありません」と賞賛された。 ロームミュージックファンデーションより奨学金を得て、シベリウスアカデミー(フィンランド)、ベルン芸術大学(スイス)に留学し卒業。 2009年7月、サントリーホールにおいてチャイコフスキーの「ロココの主題による変奏曲」を演奏(秋山和慶指揮/東京交響楽団)。8月、Rendontres de Violoncelle de Belaye 2009(フランス)に招待された。12月、第2回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール第3位入賞(日本人最高位)、併せて「日本人作品最優秀演奏賞」を受賞。(その模様はNHK-BSにてドキュメンタリー番組「チェロ・エスプレッシーボ!~国際コンクールに懸ける青春~」としてオンエアされた) 2010年、8月、Fondazione Accademia Musicale Chigianaにおいて、アントニオ・メネセス、サルヴァトーレ・アッカルド等と共演。11月NHK-FM「気ままにクラシック」にゲスト出演。 2011年3月から京都コンサートホールを皮切りに札幌コンサートホールkitara、名古屋宗次ホール、兵庫県立芸術文化センター、東京サントリーホールでリサイタル・ツアーを実施。 2012年2月、大阪ザ・シンフォニーホールにてドヴォルザーク「チェロ協奏曲」を演奏(山下一史指揮・日本センチュリー交響楽団)、名古屋・宗次ホールと東京・白寿ホールにてリサイタルを開催。 2013年7月名古屋宗次ホール、兵庫県立芸術文化センター、8月東京トッパンホールにてリサイタルを開催。10月には第12回「齋藤秀雄メモリアル基金賞」を受賞。 毎年夏にはサイトウ・キネン・オーケストラやアルカス佐世保のレジデンス・カルテットの一員として活動するほか、自ら率いる「アトランティス弦楽四重奏団」や「及川浩治トリオBee」「堀米ゆず子室内楽シリーズ」へも参加するなど実力派として注目を集め、今後の活躍が期待されるチェリストである。 これまでに、読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、関西フィルハ−モニ−管弦楽団、日本センチュリー交響楽団等と共演。メタ・ワッツ、オーランド・コール、川元適益、上村昇、山崎伸子、アルト・ノラス、アントニオ・メネセスの各氏に師事。 使用楽器は、NPO法人イエロー・エンジェルより1724年製作のアントニオ・ストラディヴァリウスを貸与されている。

©竹原伸治
▲プロフィールを閉じる

チェロ:辻本 玲 Cello:Rei Tsujimoto

コントラバス:池松 宏 Contrabass:Hiroshi Ikematsu 1964年ブラジルに生まれる。19歳よりコントラバスを始め、堤俊作氏に師事。桐朋学園大学卒業後、カナダの音楽祭に度々参加、ゲーリー・カー氏に師事。89年NHK交響団に入団、94年より同団首席奏者を務める傍ら、ソロや室内楽などでも幅広く活躍。またライブ活動も積極的に行い、ソロ・コントラバス、アンサンブル、サイレントベース5台による公演等、▼続きを見るクラシックの枠にとらわれない柔軟なアイディアとパフォーマンスで数多くの聴衆を魅了した。その他、倉敷音楽祭、宮崎国際音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、ドレスデン音楽祭、サイトウ・キネン・フェスティバル松本への参加、JTアートホール室内楽シリーズ、水戸室内管弦楽団などへの出演等、国内外の一流演奏家からの信頼も厚く、共演を希望する声は後を絶たない。レコーディングも活発に行っており、これまでに6枚(『オーパ、コントラバス!』『ノーヴァ、コントラバス!』『5つのアヴェマリア』『ラフマニノフ・ソナタ』『日本の詩』『ショパン・ソナタ』)のソロ・アルバムをリリース。平原綾香の「明日」や「アヴェ・マリア」のCDでもソロで共演している。
2006年NHK交響楽団を退団。拠点をニュージーランドに移し、同年5月にニュージーランド交響楽団首席コントラバス奏者に就任。2013年12月同団退団。現在、紀尾井シンフォニエッタ東京、東京アンサンブル、水戸室内管弦楽団、サイトウ・キネン・オーケストラのメンバー。世界のトップ・コントラバス奏者の一人として一層の注目を集めている。2014年4月より東京都交響楽団首席奏者に就任。

▲プロフィールを閉じる

コントラバス:池松 宏 Contrabass:Hiroshi Ikematsu

■曲目解説

ロッシーニ:弦楽のためのソナタ 第 1 番

この第 1 番を含む全 6 曲の「弦楽のためのソナタ」が書かれたのは、信じがたいことだが、ロッシーニがまだ 12 歳の頃で、ボローニャの音楽院で正式な音楽教育を受ける以前である。オリジナルは弦楽 4 部で、2 本のヴァイオリンにチ ェロとコントラバスという、内声部を担うヴィオラを欠いた編成となっている。しかし 4 つの弦楽器がそれぞれ独立して機能する部分もあり、風通しの良い清々しい響きを醸し出している。急・緩・急の 3 楽章構成で、小鳥のさえずりにも似たフレーズが愛らしい第 1 楽章モデラート、甘美な歌を聴かせる第 2 楽章アンダンティーノ、そして抑えきれない歓びが爆発するような第 3 楽章アレグロで全曲を閉じる。天真爛漫な魅力にあふれた名曲である。

メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲 第 8 番

交響曲への習作とも言われる「弦楽のための交響曲」は全部で 13 作あり、メンデルスゾーンが 12~14 歳の頃、家庭で催される音楽会用に作曲された。第 8 番は 13 歳の時(1822)の作品。自信作だったのか、すぐに管弦楽版にも編曲されている。全 4 楽章となっており、ゆるやかな序奏で始まる第 1 楽章は、テンポを速めて主部へとなだれ込む。第2 楽章アダージョは、独特の雰囲気を持つ冒頭の和音から個性的な主題が紡ぎ出される。第 3 楽章メヌエットは、一転して明るく陽気な舞曲楽章となり、終楽章のアレグロ・モルトは、華々しいフィナーレへ向けて高揚していく。

シェーンベルク:《浄められた夜》

ウィーン生まれのシェーンベルクが、リヒャルト・デーメルの同名詩をもとに 1899 年 12 月、弦楽六重奏曲として作曲。その後、作曲家自身により二度にわたって弦楽合奏用に編曲された。単一楽章から成り、30 分近い演奏時間を要する。多用される半音階の斬新さや、性的なモチーフなどが 1902 年の初演時、物議を醸した。


デーメルの詩の大意は次のようになっている。「月夜の林を散策する男女。女が他の男の子供を宿したことを告白する。しばし緊張の時間が訪れるが、やがて男はその子を自分たちの子として受け容れることを誓う。夜によって愛が浄化されていく。そして二人は抱擁を交わす」。音楽は大きく 5 つの部分に分かれ、構成も詩の場面に即して進む。言うなれば、原詩の情景描写や人物の情感を音で写しとった標題音楽である。冬枯れの林のざわめきが奏され、二人の気持ちの高まりが美しい旋律となって燃え上がる、ロマンチシズムに満ちた名作である。


主催:東京・春・音楽祭実行委員会

※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※やむを得ぬ事情により内容に変更が生じる可能性がございますが、出演者・曲目変更による払い戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
※チケット金額はすべて消費税込みの価格を表示しています。
※ネットオークションなどによるチケットの転売はお断りいたします。

ページの先頭へ戻る