PROGRAMプログラム

東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2014-

東京春祭 for Kids子どものための《兵士のものがたり》

プログラム詳細

© 堀田力丸
■日時・会場
2014.3.16 [日] 11:00開演(10:30開場)[約60分]
※ この公演は終了いたしました。
東京文化会館 小ホール

■出演
語り・進行:マイケル・スペンサー
ヴァイオリン:長原幸太
コントラバス:吉田 秀
クラリネット:金子 平
ファゴット:吉田 将
トランペット:高橋 敦
トロンボーン:小田桐寛之
打楽器:野本洋介
指揮:久保田昌一

■曲目
ストラヴィンスキー:《兵士の物語》より speaker.gif[試聴]
※《兵士の物語》全曲は演奏いたしません。

*同日15:00より、國村隼語りで全曲をお贈りする公演を開催します。

【試聴について】
speaker.gif[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、
プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。
ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。


出演者

語り・進行:マイケル・スペンサー Michael Spencer エデュケーター、ファシリテーター、ヴァイオリニスト。現在、Sound Strategies経営責任者。バルセロナのOrquestra Simfònica del Vallès教育プログラム担当。日本協会理事。2010年より上野学園大学音楽文化研究センター客員研究員となり、現在に至る。
約25年前から、芸術教育プログラムの開発・実践を先駆的に手がけ、▼続きを見る世界各地で長年にわたりファシリテーター養成の領域で実績をあげている。ロンドン交響楽団員(ヴァイオリン)として、世界的に著名な教育プログラム『Discovery』の立ち上げに参画。英国ロイヤル・オペラ・ハウス教育部長(Head of Adult & Community Learning)として、学校教育カリキュラムに即したITソフトウェア「In2Arts:Opera」を開発(イングランド内中等教育機関5000校に配布)。2001年、日英文化交流のための「Japan Festival」にて、歌舞伎とシェイクスピア劇を融合させた異色のワークショップ・プロジェクトを、二代目中村又蔵と共に英国各地で行い、Japan Festival Awardを受賞。
日本では、社団法人日本オーケストラ連盟主催(文化庁後援)、24のプロフェッショナルなオーケストラによる教育プログラムを各地で実施。2006年、皇后陛下ご臨席のもと、ワークショップ型コンサートを実施(紀尾井ホール)。
2008年、アニメーション映画『ピーターと狼』(教育ディレクター担当)がアカデミー賞(短編アニメ部門)を受賞。11年にTED×WWF(世界自然保護基金)出演。2012年、英国免疫学会の依頼を受け、科学者と芸術家、地域コミュニティとの共生を目的とした芸術プログラムを英国各地で制作・実践した。
2009年より毎年実施してきた講座と2012年8月のフォーラム「日本におけるファシリテーターの未来像」をふまえ、2013年8月に本格的な「音楽ワークショップ・ファシリテーター養成講座」を開催、大きな反響を呼び、同年12月には文化庁「次代の文化を推進する新進芸術家育成事業」として再度開催した。今後も継続する予定である。 ▲プロフィールを閉じる

語り・進行:マイケル・スペンサー Michael Spencer

ヴァイオリン:長原幸太 Kota Nagahara 1981年、広島県呉市に生まれる。東京藝術大学附属音楽高等学校を卒業後、同大学に進学。その間、全額スカラシップを受け、ジュリアード音楽院に留学。1992/93年と連続して全日本学生音楽コンクール全国第1位。1994年ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール17歳以下の部第3位。1998年、日本音楽コンクール最年少優勝。五嶋みどりレクチャーコンサートで奨励賞を受賞し、 ▼続きを見る ニューヨークに招待され、同氏のレッスンを受ける。また、若い人のための「サイトウ・キネン室内楽勉強会」で小澤征爾指揮のもとコンサートマスターやソリストを務め、サイトウ・キネン・オーケストラにも最年少で参加。12歳で東京交響楽団と共演したのを皮切りに、日本各地の主要オーケストラや、小澤征爾、岩城宏之、秋山和慶、ゲルハルト・ボッセといった名指揮者と共演。ソリスト以外にも室内楽奏者、オーケストラのゲストコンサートマスターとしても活躍。さらに、別府アルゲリッチ音楽祭、宮崎国際音楽祭、木津川やまなみ国際音楽祭等、各地の音楽祭にも出演。演奏を通じてのボランティア活動にも力を入れている。広島市長賞「広島フェニックス賞」、広島県教育長賞「メイプル賞」受賞、広島国際文化財団「ヒロシマ・スカラシップ」、広島ホームテレビ文化・スポーツ賞(最年少受賞)、東京藝術大学・福島賞等、受賞多数。これまでに村上直子、小栗まち絵、工藤千博、澤 和樹、ロバート・マンの各氏に師事。2004年9月、大阪フィルハーモニー交響楽団首席客演コンサートマスターに就任、2006年4月~12年3月まで首席コンサートマスターを務める。

© 飯島 隆 ▲プロフィールを閉じる

ヴァイオリン:長原幸太 Kota Nagahara

コントラバス:吉田 秀 Shu Yoshida 1986年、東京藝術大学音楽学部卒業。同大学管弦楽研究部首席奏者を経て、1991年NHK交響楽団に入団。現在、首席奏者を務める。室内楽の分野ではオーギュスタン・デュメイ、ピンカス・ズッカーマン、ライナー・キュッヒル、マリア・ジョアン・ピリス、ヴォルフガング・サヴァリッシュ、カルミナ弦楽四重奏団、ベルリン・フィルハーモニー・ピアノ四重奏団、ターリッヒ弦楽四重奏団、 ▼続きを見る メロス弦楽四重奏団、ゲヴァントハウス弦楽四重奏団、ウィーン弦楽トリオ等と共演。またオイロスアンサンブル、東京シンフォニエッタ、いずみシンフォニエッタ大阪、紀尾井シンフォニエッタ東京、鎌倉ゾリステン等のメンバーとしても活動。霧島国際音楽祭、宮崎国際音楽祭等にも参加。東京音楽大学客員教授、京都市立芸術大学非常勤講師を務める。 ▲プロフィールを閉じる

コントラバス:吉田 秀 Shu Yoshida

クラリネット:金子 平 Taira Kaneko 1984年埼玉県生まれ。東京芸術大学を経て、2005年から独リューベック国立音楽大学で学び、2010年卒業。クラリネットを半田裕一、山本正治、村井祐児、ザビーネ・マイヤーの各氏に師事。2006年日本音楽コンクール第1位、併せてE.ナカミチ賞、岩谷賞(聴衆賞)、2008年ヴィースバーデン・モーツァルト・コンクール第1位、同年ミュンヘン国際音楽コンクール第3位、▼続きを見る2009年ルイ・シュポーア・メダルなど受賞多数。2009年から12年までリューベック歌劇場管弦楽団(リューベック・フィル)でクラリネット奏者を務めた。バイエルン放送交響楽団、ミュンヘン室内管弦楽団、東京フィルなどと共演、木曽音楽祭に参加するなど、ソリストや室内楽奏者としても活躍している。2013年2月から読売日本交響楽団首席クラリネット奏者。 ▲プロフィールを閉じる

クラリネット:金子 平 Taira Kaneko

ファゴット:吉田 将 Masaru Yoshida 1964年、東京生まれ。武蔵野音楽大学卒業後、89年、西ドイツ国立ハノーファー音楽大学ソロクラス卒業。岡崎耕治、クラウス・トゥーネマン各氏に師事。87年B.S.O.ユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニー管弦楽団に首席奏者として入団。89年ベルギー王立フレミッシュオペラ首席奏者を経て、同年より読売日本交響楽団へ首席奏者として就任。武蔵野音楽大学、日本大学藝術学部、 ▼続きを見る 洗足学園音楽大学、国立音楽大学、各講師。小澤征爾音楽塾講師。サイトウ・キネン・オーケストラ首席奏者。木曽福島音楽祭、宮崎国際室内楽音楽祭等レギュラーメンバー。

© 読売交響楽団 ▲プロフィールを閉じる

ファゴット:吉田 将 Masaru Yoshida

トランペット:高橋 敦 Osamu Takahashi 富山県生まれ。洗足学園魚津短期大学を経て、洗足学園大学を卒業。トランペットを津堅直弘、関山幸弘、佛坂咲千生の各氏に師事。第65回日本音楽コンクール・トランペット部門第1位。第13回日本管打楽器コンクール・トランペット部門第1位。これらの功績が認められ、富山県未来財団「富山賞」ほか多くの賞を受賞。1996年、新星日本交響楽団(現、東京フィルハーモニー交響楽団)▼続きを見る にアシスタント首席奏者として入団。1999年、東京都交響楽団首席奏者に就任し現在に至る。また、トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズの首席奏者も務めている。その他、ジャパン・チェンバー・オーケストラ、東京メトロポリタン・ブラス・クインテット、なぎさブラス・ゾリステン、トランペットアンサンブル「THE MOST」ほかメンバー。霧島国際音楽祭、宮崎国際音楽祭、防府音楽祭、サイトウ・キネン・フェスティバル松本などにも定期的に参加。ソリストとしても東京都交響楽団、トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ、ジャパン・チェンバー・オーケストラの定期公演ほか国内のオーケストラ、吹奏楽団と共演。ソロや室内楽のCDを多数リリース。中でも東京メトロポリタン・アンサンブルの『兵士の物語』は2012年レコード・アカデミー賞「録音賞」を受賞。洗足学園音楽大学客員教授、上野学園大学客員教授、東京音楽大学講師。 ▲プロフィールを閉じる

トランペット:高橋 敦 Osamu Takahashi

トロンボーン:小田桐寛之 Hiroyuki Odagiri 1979年、洗足学園短期大学(現、洗足学園音楽大学)卒業と同時に東京ブラスアンサンブルに入団、日本全国での演奏会の他、1980年には同団アルバム「デジタルマーチ」に参加。81年アメリカのデンバーで行われたインターナショナル・トランペット・ギルドにて招待演奏。1982年、東京トロンボーン四重奏団(TTQ)結成。現在まで16回のリサイタルを行う。▼続きを見る1983年から87年まで志賀高原音楽祭に特別ゲストとして参加、演奏会の他マスタークラスを受け持つ。1986年に東京都交響楽団に首席トロンボーン奏者として入団、現在にいたる。1987年ファースト・アルバム『TTQリサイタル/エクセレント』をリリース。1988年、スローカー・トロンボーン・クアルテット演奏会にゲスト出演。同年オーストラリアで行われたインターナショナル・トロンボーン・シンポジウムにて二度の招待演奏会と特別講習会を行う。同年、TTQ韓国にて特別演奏会及び特別公開クリニックを行う。1989年、香港にて特別演奏会およびマスタークラスクリニックを行う。1993年作曲家ブルース・スタークのアルバムにソリストとして参加。1995、96年にチョン・ミョンフン指揮のアジア・フィルハーモニー管弦楽団に首席奏者として参加。同年、TTQセカンド・アルバム『シグナル』をリリース。1999年、みなとみらいホールにて高橋敦とのジョイントリサイタルを行う。同年、トロンボーン教則本「うまくなろうトロンボーン」を発行(音楽之友社)。同年、福岡にてソロリサイタルを開催。2000年、TTQサードアルバム『ブリリアント』とフォースアルバム『モルト・トロンボーン』をリリース。同年ザ・ブラス・ゼクスデット結成、すみだトリフォニー大ホールにて第一回目リサイタルを開催。2001年同アンサンブル・ファースト・アルバム 『ラグタイム・ダンス』をリリース。2002年、サイトウ・キネン・オーケストラに参加。2003年、ザ・ブラス・ゼクスデットのセカンド・アルバム『バード・ランド』をリリース。同年より霧島音楽祭に参加。2004年より東京メトロポリタン・ブラス・クインテットとして現在までに7枚のCDをリリース。2005年より東京メトロポリタン・トロンボーン・クアルテットとして現在までに5枚のCDをリリース。2006年よりトロンボーンソロ・アルバムを現在までに5枚のCDをリリース。
現在、東京都交響楽団首席トロンボーン奏者、東京トロンボーン四重奏団団員、東京メトロポリタン・ブラス・クインテット、東京メトロポリタン・トロンボーン・クァルテット。洗足学園音楽大学教授、国立音楽大学講師、昭和音楽大学講師。 ▲プロフィールを閉じる

トロンボーン:小田桐寛之 Hiroyuki Odagiri

打楽器:野本洋介 Yosuke Nomoto 千葉県出身。東京藝術大学器楽科卒業。これまでに打楽器を菅原淳、有賀誠門、岡田知之、高田みどり、石内聡明の各氏に、音楽学を小山薫氏に師事。別府アルゲリッチ音楽祭、北九州国際音楽祭等に出演。作曲・編曲の活動も行い、JPC(コマキ楽器)より打楽器アンサンブル曲を多数出版。2011年「国際音楽の日」コンサート(千葉市音楽協会主催)では、▼続きを見る ソリストとして自作の打楽器独奏と吹奏楽のためのコンチェルトを演奏。2013年「兵士の物語から始まる、物語」ではショスタコーヴィチ作曲「弦楽四重奏曲第8番」を「兵士」の編成に編曲。演奏と共に好評を得た。現在、読売日本交響楽団打楽器奏者。洗足学園音楽大学講師。 ▲プロフィールを閉じる

打楽器:野本洋介 Yosuke Nomoto

指揮:久保田昌一 Shoichi Kubota 東京出身の久保田昌一は2011年2月、応募者数225名40カ国の中、第1回シカゴ交響楽団ゲオルグ・ショルティ国際指揮者コンクールにて優勝。4月には同響音楽監督リッカルド・ムーティからシカゴ交響楽団指揮研修員に任命される。
これまでにミルウォーキー交響楽団、メルボルン交響楽団、シカゴ・シヴィックオーケストラ、▼続きを見る ソフィア管弦楽団(ブルガリア)、アスペン音楽祭アカデミーオーケストラ、ORTトスカーナ管弦楽団(イタリア)などを指揮。客演指導でヒュー・ウルフ、レナード・スラトキン、マリン・オルソップ、クルト・マズアに師事する。
シカゴ響ではムーティをはじめハイティンク、デュトワ、デ・ワールトなど、著名指揮者の30プログラムを超える公演に携わる傍ら、イタリアを含む7都市へのツアーに同行。2012/13シーズンにはチェリスト、ヨーヨー・マがプロデュースした「リバープロジェクト」にて同氏とともにシカゴ・シヴィックオーケストラのコーチングに携わり、3月には同オーケストラとベートーヴェン《田園》を演奏。満員御礼のスタンディングオベーション会場でシカゴデビューを果たす。
オペラ分野はイタリア・キジアナ音楽院及びローマ歌劇場にてジャンルイジ・ジェルメッティ氏の教えの基、《コジ・ファン・トゥッテ》、《カヴァレリア・ルスティカーナ》、《トスカ》、《修道女アンジェリカ》、《セヴィリアの理髪師》を学ぶ。2010年にはチェンバーフィルハーモニック東京と共に《コジ・ファン・トゥッテ》を演奏し、東京デビューを果たす。その後も、シカゴ響およびローマ歌劇場にてムーティの教えの基、《オテッロ》、《シモン・ボッカネグラ》、《ナブッコ》などイタリア・オペラを中心に学び、舞台裏アンサンブル指揮などのアシスタントを担当。ヴェルディ生誕200年にあたる2013/14シーズンはシカゴ響《マクベス》(2013年秋)、ローマ歌劇場来日公演(2014年春)などムーティの公演に携わることが予定されている。
教育・福祉活動も音楽活動の大きな一部と位置づけており、2010年にはニューヨーク郊外にてJFNY(ジャパン・ファンデーション)協賛の基、プロの音楽家と地元高校生が共に演奏する「サイド・バイ・サイド」コンサートを企画。久石譲の日本のアニメ音楽などを取り入れた日本文化を広める活動を行う。また東京で音楽監督を務めるオーケストラーダでは、都内の福祉機関と連携しお客様招待する特別招待制度を導入し、各機関から延べ500名以上の方が来場。今後も訪問コンサートに携わるなどの更なる活動の拡充が計画されている。
2005年ジュリアード音楽院・指揮修士課程、2007年にはマネス音楽院にて指揮専門学位を修了。在学中オットー・ヴェルナー・ミュラー、デヴィッド・ヘイズに師事し、S&Pスタンレー特待生、N.Tミラニ特待生、マリー・パウアー賞、及びブルーノ・ワルター賞を受賞。夏期にはイタリア・キジアナ音楽院、アメリカ・アスペン音楽祭に参加。それぞれジャンルイジ・ジェルメッティ、デヴィッド・ジンマンに師事し、名誉ディプロマ及びエマ∙コンテスタビレ特別賞を受賞。2008年には文化庁新進芸術家海外留学制度を受賞する。
現在拠点を置くニューヨークでは、2010年度から95年以上の歴史を誇る92Yスクール・オブ・ミュージック・オーケストラ、東京ではオーケストラーダの音楽監督を務めている。また両団体では講師としてセミナーや授業を創設し、指揮について学ぶ機会を作るなど、後身の指導にも積極的にあたっている。

公式サイト http://www.seankubota.com

© Todd Rosenberg ▲プロフィールを閉じる

指揮:久保田昌一 Shoichi Kubota

主催:東京・春・音楽祭実行委員会 特別協力:上野学園大学

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