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お知らせ 2011/03/21

実行委員長より、皆様へ

 この度の東北地方太平洋沖地震により、犠牲となられました方々のご冥福をお祈りいたしますと共に、被災されました皆様に心からお見舞いを申し上げます。
 「東京・春・音楽祭」にご協力を頂いている指揮者のリッカルド・ムーティ氏は、かつて、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の内戦が激化している最中、コンサートのために、一日休戦を提案し、実現しました。その日、戦禍の傷跡が生々しいサラィエボの市街は、銃砲の音が消え、静寂が戻り、ムーティ氏の指揮する音楽が、不安におののくサラィエボの人々に、大きな安らぎと救いを与えました。音楽の偉大な力は、悲惨な状況で苦しむ人々にも、生きることの素晴らしさ、かなしみ、切なさ、よろこびを呼び戻すことができる芸術です。
 今回、多くの人々が未曾有の災難に打ちひしがれる状況で、「東京・春・音楽祭」の主催者にとってなすべきことは、まず、音楽という芸術が持つ力を信じ、演奏会を開催し、ひとりでも多くの方々に、生きることの喜びを、蘇らせることではないかと思います。震災の影響により、演奏会会場等々の問題、海外の演奏家の来日が困難になったことで、予定されていたいくつかの演奏会は中止或いは延期せざるを得なくなりましたが、演奏家、関係者の方々の協力を得て、可能な限り、多くの演奏会の実現を目指しています。
 未だ、巨大な天災の傷がいえない今、美しいさくらの季節が到来します。ささやかですが、「東京・春・音楽祭」で奏でられる音楽によって、皆様と、やすらぎと希望の思いをご一緒できることを心から願ってやみません。
 最後になりましたが、今回の震災により、困難な状況にある被災地の皆様、自身を犠牲にしながら復興活動に携わる方々と心を共にし、一日も早い復興を心から願い、出来うる限りの協力をいたしたいと思います。

東京・春・音楽祭実行委員会
実行委員長 鈴木幸一


東京・春・音楽祭では、演奏家からの出演料及び入場料の一部、またお客様のご厚意による中止公演のチケット代などを、今回の震災への義援金として、日本赤十字社へ寄付をさせていただく予定です。併せて公演会場には、募金箱を設置させていただきます。

また、4月にはチャリティー・コンサートを実施する計画も進んでおります。詳細は追って発表させていただきます。


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