ARTISTアーティスト

東京・春・音楽祭 2019

アーティスト

アウラ・ツワロフスカ (メゾ・ソプラノ) ルーマニア出身のメゾ・ソプラノ歌手アウラ・ツワロフスカは、6歳から音楽の道に進み、故郷ルーマニアのルゴジで、ピアノ、マンドリン、歌を学んだ。ブカレスト国立音楽大学で修士号、またティミショアラで経済学(経営情報システム)の学士号も取得した。2010年4月にはブカレスト国立音楽大学で、自身の2つの専門領域である音楽と経済学を結び合わせた論文によって、博士号を取得した。▼続きを見る07年からウィーン国立歌劇場のソリストを務めている。同歌劇場のアジア・ツアー中に上海で、小澤征爾指揮《フィガロの結婚》マルチェリーナ役でデビューを果たした。高い技術を持つ歌手として、最初にデビューしたのは1998年ティミショアラの国立歌劇場における《カルメン》カルメンである。他にも多くのオペラや声楽付き交響曲作品に出演してきている。 見事なレパートリーはオペラ、オラトリオ、歌曲等、多岐にわたり、数多くの舞台作品、例えば、ウィーン国立歌劇場でプッチーニ《蝶々夫人》、ワーグナー《ワルキューレ》《神々の黄昏》《さまよえるオランダ人》、ヴェルディ《オテロ》《椿姫》、チャイコフスキー《スペードの女王》《エフゲニー・オネーギン》、ベッリーニ《夢遊病の女》、ドニゼッティ《連隊の娘》、グノー《ファウスト》、R.シュトラウス《ばらの騎士》《エレクトラ》《アラベッラ》、ムソルグスキー《ボリス・ゴドゥノフ》、ヤナーチェク《イェヌーファ》、マスカーニ《カヴァレリア・ルスティカーナ》、ウィーン・フォルクスオーパーでロリオ編ワーグナー『リング』全一夜版、ウィーン楽友協会でベートーヴェン「交響曲 第9番」とオペラ・ガラ、ブカレストのジョルジュ・エネスク国際音楽祭でモーツァルト「戴冠ミサ」、エネスク《エディプス王》、王立カレー劇場でビゼー《カルメン》、シュトラウス2世《こうもり》、アムステルダム・コンセルトヘボウでヘンデル「メサイア」、ヴェルディ「レクイエム」、シンガポールのエスプラネードでモーツァルト《フィガロの結婚》の他、ティミショアラ、ブカレスト、クルジュ=ナポカ等にある数多くの国立歌劇場でも、ヴェルディ《アイーダ》《ナブッコ》《リゴレット》、エネスク《エディプス王》、シュトラウス2世《こうもり》等に出演してきた。 これまでに、ズービン・メータ 、小澤征爾、クリスティアン・ティーレマン、イヴ・アベル、マルコ・アルミリアート、シモーネ・ヤング等の有名な指揮者、また、アンナ・ネトレプコ、アグネス・バルツァ、キリ・テ・カナワ、ドローラ・ザジック、サミュエル・ラミー、フェルッチョ・フルラネット、ロベルト・アラーニャ、カルロス・アルバレス、ディミトリー・ホロストフスキー等、多くの有名ソリストたちとも共演している。 04年、業績が認められ、ルーマニア大統領より文化功労賞を授与された。また同年、文化促進の貢献に対してプロ・カルチャー賞を受賞。18年、「アメリカ=ルーマニア芸術科学アカデミー」のメンバーに選ばれ、故郷ルゴジの名誉市民となった。ルゴジ国際クラシック音楽祭とティベリウ・ブレディチャヌ国際声楽コンクールの芸術監督を務めている。▲プロフィールを閉じる

出演公演

ページの先頭へ戻る