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東京・春・音楽祭 2019

アーティスト

フランツ・グルントヘーバー (バス・バリトン) トリールに生まれ、3年間の空軍での兵役を終えた後、ブルーミントンのインディアナ大学で学んだ。 1966年、ハンブルク国立歌劇場の音楽監督だったロルフ・リーバーマンが彼と契約を結び、現在もなおハンブルク国立歌劇場とは客演歌手として関係を続けているが、2006年には40周年を記念して名誉団員に迎えられた。過去のシーズンでは、《アイーダ》アモナスロ、《ナクソス島のアリアドネ》音楽教師、《ヘンゼルとグレーテル》ペーター、▼続きを見る《アラベラ》ヴァルトナー伯爵等を演じた。1966年以来、ハンブルク国立歌劇場では2000を超える公演に出演している。 ウィーン国立歌劇場とも繋がりが深く、宮廷歌手の称号を授与されている。76年以来、同歌劇場でヴォツェック、オレスト、カルディヤック、プフィッツナー《パレストリーナ》ボロメーオ、《ルル》シェーン博士、《妖精ヴィッリ》グリエルモ・ウルフ、《モーゼとアロン》モーゼ、加えてレパートリーとして、リゴレット、イアーゴ、マクベス、アモナスロ、スカルピア、アムフォルタス、オランダ人、バラック、マンドリーカ、ヨカナーン、シモン・ボッカネグラ、ファニナル等を歌った。ザルツブルク音楽祭では、スカルピア(ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮)、《ダナエの愛》ユピテル、《カプリッチョ》オリヴィエ、オレスト、アムフォルタス、ファニナル、《魔笛》弁者を務めた。 ヨーロッパでは、パリ(ガルニエ宮殿、シャトレ座、オペラ・バスティーユ)、バルセロナ、マドリード(SWR交響楽団との《モーゼとアロン》ヨーロッパツアー)、オビエド、アテネ、ローマ、フィレンツェ、トリノ、ミラノ(スカラ座で《ヴォツェック》)、アレーナ・ディ・ヴェローナ(ドイツ人歌手として初めて、同地でアモナスロを歌った)等に出演した。さらに、コペンハーゲン、ヘルシンキ、サヴォンリンナ、モスクワ、ブリュッセルにも行き、アムステルダムは《ルル》シゴルヒで再登場、ロンドンのコヴェントガーデンではバラック、リゴレット、シモン・ボッカネグラで大成功を収めた。 アメリカの主要なオペラハウスにも繰り返し招かれており、メトロポリタン歌劇場(2015年シゴルヒで再出演)では、ドイツ人として初めてリゴレットを演じた。チリのサンティアゴでは、《シモン・ボッカネグラ》が批評家賞を受賞し、招かれてスカルピアも歌った。 日本にも幾度か客演している。5度目の来日ツアーでは、アムフォルタス、オレストを歌った他、サイトウ・キネン・フェスティバルでシェーンベルク《グレの歌》を歌った。 数え切れないほど多くの録音のなかに、2つの《ヴォツェック》(クラウディオ・アバドとダニエル・バレンボイム指揮)があり、アバド指揮の方は、ジョルジュ・ティル賞を受賞した。その他に、オリヴィエ、ファニナル、マンドリーカ、ユピテル、バラック、オレスト(セミヨン・ビシュコフ指揮)等がある。シュトラウス作品の重要なバリトンの役は、ほぼすべて録音している。加えて08年には、メンデルスゾーン、シューベルトからヴォルフやマルタンまでのリート作品を集めたCD『Lieder einer Reise(旅の歌)』をリリースした。 コンサートやオラトリオでは、ヘルベルト・フォン・カラヤン、クルト・マズア、小澤征爾、コリン・デイヴィス、ジュゼッペ・シノーポリ、クラウディオ・アバド、セミヨン・ビシュコフ等と共演した。 ウィーン国立歌劇場とハンブルク国立歌劇場より「宮廷歌手」の称号を授与されている。▲プロフィールを閉じる

出演公演

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