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東京・春・音楽祭 2019

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フィリップ・オーギャン (指揮) フィリップ・オーギャンは、その世代で最も引く手あまたの指揮者のひとりで、世界中の名門オペラハウスやオーケストラで主要作品を指揮し、抜きんでたキャリアを築いている。2010~18年にかけて、ワシントン・ナショナル・オペラと、「舞台芸術のためのジョン・F・ケネディ・センター」でケネディセンター・オペラハウス管弦楽団の音楽監督を務めた。▼続きを見るウィーンとフィレンツェで指揮を学び、1989年までヘルベルト・フォン・カラヤンのアシスタント指揮者及び音楽アシスタントを務めた。その後サー・ゲオルク・ショルティが、ザルツブルク、ウィーン、フランクフルト、アムステルダム、ミラノにおけるオペラ作品とコンサートのアシスタント指揮者として彼を選んだ。長年にわたって非凡なオペラハウスやオーケストラと共演し、円熟した指揮者である。 これまでに、メトロポリタン歌劇場で《ファウスト博士》《影のない女》《ラ・ボエーム》《ローエングリン》《トスカ》《蝶々夫人》《アラベラ》、ウィーン国立歌劇場で《死の都》《運命の力》《蝶々夫人》《ラ・ボエーム》《アイーダ》《シモン・ボッカネグラ》《トスカ》他、ベルリン・ドイツ・オペラで《タンホイザー》《さまよえるオランダ人》《アイーダ》《カルメン》《フィデリオ》、オペラ・オーストラリアで《椿姫》《タンホイザー》《カプリッチョ》、テアトロ・コロンで《マノン》、サヴォンリンナ・オペラ・フェスティバルで《メフィストーフェレ》《ローエングリン》《さまよえるオランダ人》《トスカ》、スカラ座で《ドン・ジョヴァンニ》《フィガロの結婚》《マクベス》《運命の力》他、コヴェント・ガーデンのロイヤル・オペラ・ハウスで《カルメン》《トスカ》《仮面舞踏会》《椿姫》、ロイヤル・アルバート・ホールで《椿姫》、ロサンゼルス・オペラで《ファウスト博士》、ジュネーヴ大劇場で《ばらの騎士》、東京の新国立劇場で《タンホイザー》、ザルツブルク音楽祭のベートーヴェン《フィデリオ》ではウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮している。05年、北京国際音楽祭でワーグナー『ニーベルングの指環』を指揮し、中国史上初の『リング』チクルスの上演を記録した。 交響曲の指揮者としては、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、シュターツカペレ・ドレスデン、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、フランス国立管弦楽団、BBC交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団、中国フィルハーモニー管弦楽団、香港フィルハーモニー管弦楽団、NHK交響楽団、KBS交響楽団等のコンサートを指揮した。オーギャンの幅広い交響曲のレパートリーは正統的な作品にまたがり、古楽からブルックナー、シュトラウス、ストラヴィンスキー、バルトーク等の代表的な作品、そしてマーラーの全交響曲に至る。また、現代音楽の作曲家との仕事でも有名で、ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ、ピーター・マックスウェル・デイヴィス、アリベルト・ライマン、ペーター・ルジツカ、ピエール・ブーレーズ等の作品を指揮している。02年、フランス共和国の名誉領事に任命。ドイツ文化への貢献に対し、05年にはドイツ連邦共和国功労勲章十字章を受章した。 今後の予定としては、ヘルシンキのフィンランド国立歌劇場で《さまよえるオランダ人》、パルマのヴェルディ・フェスティバルで新制作《マクベス》、ウィーン国立歌劇場で《シモン・ボッカネグラ》、サヴォンリンナ・オペラ・フェスティバルで《リゴレット》等がある。▲プロフィールを閉じる

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